第8軍(だいはちぐん、U.S. Eighth Army)は、アメリカ陸軍の部隊の一つである。朝鮮戦争以降、韓国に駐留している。2016年11月現在の司令官は、トーマス・S・ヴァンダル中将(Thomas S. Vandal)。軍司令部はソウル特別市竜山(ヨンサン)基地に駐在する。司令官は米韓連合軍司令部参謀長を兼任する。主力部隊はソウル南方の平沢に配備された第2歩兵師団である。2014年現在では在韓米軍の改編が進行中であり、司令部が駐在する竜山基地も韓国への返還が決定している。また、2015年12月には韓国側へ戦時作戦統制権を移管予定であったのに伴い、第8軍司令部はハワイにあるアメリカ太平洋陸軍司令部に統合も検討されていたが、戦時作戦統制権移管は2020年代半ばまで延期することを米韓は2014年に合意した。第二次世界大戦中の1944年6月10日、ロバート・アイケルバーガー中将指揮下に編成された。戦域への投入は、1944年9月のことであり、北部ニューギニアやアドミラリティ諸島において、第6軍と交代し、警備任務についた。12月にはレイテ島へ移動し、1945年1月に傘下の第11軍団がルソン島で戦闘を行っている。その後、終戦までフィリピンで掃討作戦を行っている。ダウンフォール作戦に投入される予定であったが、その前に日本が降伏したため、占領任務に用いられた。日本へは1945年8月30日に到着を開始し、司令部を横浜市(横浜税関本庁舎)に設置した。当初、糸魚川と小田原を結ぶ線以西の西日本を第6軍、東日本を第8軍が担任することになっており、第8軍は東日本に進駐したが、日本占領が円滑に進んだこと、第8軍より早期に創設された第6軍に復員得点の溜まっている部隊が多かったこと等から、第6軍が撤退して第8軍が西日本を含めた日本占領の主力となり、日本に駐留する全米陸軍部隊を統括した。しかし、日本占領の安定化やアメリカの戦時体制の解除に伴って第8軍も急速に復員が進み、1945年末には約24万人を数えた兵力も、わずか1年後の1946年末には約5万8千人となり、さらに1948年4月末には約4万5千人となっていた。また、韓国の独立により朝鮮半島南部に進駐していた米第24軍団も復員したことから、極東における唯一の米陸軍部隊となっていたため、朝鮮戦争勃発にあたっては米軍の主力として投入され、以後朝鮮半島(韓国)に駐留を続けている。
出典:wikipedia
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