『出撃!マシンロボレスキュー』(しゅつげき マシンロボレスキュー)は、テレビ東京系列で2003年1月8日から2004年1月3日まで放送されたロボットアニメ。バンダイから発売されているロボットフィギュア『マシンロボ』をベースとしている。マシンロボのテレビアニメとしては3作目、前作『マシンロボ ぶっちぎりバトルハッカーズ』以来から約15年振りに制作された作品。テレビ東京系の放送時間帯は『バトルハッカーズ』や『エルドランシリーズ』と同時刻である。現時点では、最後のテレビシリーズである。天才的な能力を持った子どもを、特別に就職させるという法律「特殊才能育成法」が定められた近未来の物語。「マシンロボレスキュー(以降MRRと省略)」と呼ばれる、意志を持つ巨大ロボットと人間が協力して災害から人々を守るという消防と警察を組み合わせた組織が新設された。そこに世界中から2500名以上もの中から選抜された12人の子どもたちと救助ロボMRたちの活躍を描く。シリーズ構成を旧「マシンロボ」シリーズを手がけた園田英樹が担当しているが、製作会社はサンライズへと変わり、内容的にも『クロノスの大逆襲』『レイナ剣狼伝説』『ぶっちぎりバトルハッカーズ』たちとの関連、関係性はない。共通点も、『バトルハッカーズ』での少年たちとマシンロボとの交流や友情といったテーマと、本作のマシンロボが旧マシンロボの面影や一部の台詞を残している程度である。むしろ以前園田がストーリー構成を担当した『絶対無敵ライジンオー』の内容に近く、メンバーも子どもで構成されているという点も同様である。マシンロボも『超AI』を搭載した人格があるロボットとして描かれており、その設定自体『勇者シリーズ』の『勇者特急マイトガイン』や『勇者警察ジェイデッカー』とほぼ同じコンセプトと言える(特に後者)。そして子どもとロボットとの交流や共に「仕事」するシーンもまた『勇者シリーズ』を彷彿させ、今までのマシンロボというよりも、むしろ『勇者』+『エルドラン』のような印象を与えている。本作のメカニックデザインは、同じプレックスが手がけた『平成ウルトラシリーズ』のデザインと似た部分がある。内容は非常に道徳的で、社会での生活に必要な考え方を描写しており、子供向けアニメの王道といえる。神戸守監督は今まで教養映画などの製作を通して培ってきたことを本作にも活かし、通常のロボットアニメの範疇に収まらず教育面から見ても勉強になる作品に仕上げている。こういった本作における一種の人間ドラマ的なジュブナイル路線は、ごく少数で、サンライズ作品では銀河漂流バイファムOAV三作を筆頭に、『魔神英雄伝ワタル2』超激闘編32話から36話、『魔神英雄伝ワタル4』、『絶対無敵ライジンオー』(OAV)内小冊子の「続・ライジンオー」などを挙げられるが、戦闘以外のキャラクターの内面や側面を掘り下げたものでしかなかった。右掌に、金の翼と逆三角形をシンボルにする小隊。その名の通り、空の飛行機事故はもちろん、ビル火災、山谷火災、花火工場の爆発などあらゆる火災を消し止め、果ては山岳上空からの救助、大気圏外の事故も対処する。一晩に数回出動は当然で、一番過酷なチームでもある。チームカラーは赤。パトランプに円と右手二本指をシンボルとする小隊。都市犯罪、高速道路事故を防止する要。警備、防災キャンペーンなどの告知、参加を中心とする。時にはレッドウイングスに代行し、消火活動や空中救助も行う。チームカラーは青。横向きのキャタピラに台形と右手握り拳をシンボルとする小隊。土砂崩れ・道路陥没・除雪作業を中心に、洞窟内の捜索・不発弾処理を主に活動する。当初は1チームのみだったがサブマリンチームが新設したことにより、海難救助や原油流出除去作業も加わる。レスキュー合体したマシンロボに、通常のマニピュレーターを持った機体が全くいないのも特徴。チームカラーは黄色。ジェイとVステルスロボの配置先である3小隊を決めかねていた際、新たに独立させたスペシャルチーム。主に主要チームのバックアップ兼第二出場が中心。様々な状況に合わせて防護服は各チームの物を着用する。※マシンコマンダーとハイパーVステルス・スクラムモードの総重量。αは搭乗した各チームリーダーロボを含んだ重量でもある。実験施設ヘルアイランドから、人工的に人知れずあらゆる災害を撒き散らす組織。ガラゴロを主力とし、マシンロボの救助を妨害、破壊もしくは捕獲しようとする。その目的は全人類の支配だったが、ジェイが離反したことにより「人間はカイザーGの役には立たない」と判断。人類殲滅に変更する。なお(壊滅後の第51 - 53話を除き)第7・14・18話などの様に、全く登場しない回もある。BL(ビーエル)はブラックの略語で、MRシリーズを複製した悪のMR。サポーターロボは〜号機と呼称し、スペック的にはハイパーステルスと同等で、本物より1ランク上の総合数値40の性能を持つ。全てが地上戦用であり、TPMRも存在しないので、空中から武装仕様のガラゴロに掴って出撃する。当初はハザードのBlack・K-BOYでバトル合体していたが、後に自己判断で合体するようになる。合体のバンクシーンはそれぞれ一度ずつしか登場しておらず、合体パターンも基本的に本物と同じだが、合体開始時と完了時の決めポーズは本物と異なる。劇中での出番は作品の性質上あまりない。第3話放送時、当時Gコードが掲載されてなかった一部新聞のテレビ欄で第4話のサブタイトルの一部が表記されていたため、Aパート冒頭でお詫びのテロップが流れた。放送終了後、ラスト2話は後日談として『出撃! マシンロボレスキュースペシャル お正月だよ大隊出場!』として、早朝7:30に放送されたが、レンタルビデオには未収録でDVD化もされておらず幻の作品となっている。さらにその後の挿話としてweb小説「出撃! マシンロボレスキューWeb小説 〜出場! 大空の誓い〜」を公式サイト内で公開しているが、6話で中断、7話以降は更新されていない。
出典:wikipedia
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