国際オリンピック委員会(こくさいオリンピックいいんかい、、、、、以下IOCと記述)は、近代オリンピックを主催する団体であり、またオリンピックに参加する各種国際スポーツ統括団体を統括する組織である。本部はスイス・ローザンヌ。2009年に国際連合総会オブザーバー資格を得たため国際機関の一つと思われがちだが、非政府組織 (NGO)の非営利団体 (NPO)であり、その運営資金は、主に放映権料販売とスポンサーシップ収入による。1894年にピエール・ド・クーベルタン男爵が近代オリンピックの設立を提言し、オリンピックを通じて世界平和を実現しようと訴えた。IOCは各オリンピック大会を運営する各大会組織委員会の親組織で、五輪の商標、過去の大会の映像などの著作権その他の、オリンピック関連の知的財産権を国際的に保有する唯一の団体である。またオリンピックに関するスポーツ競技大会以外の活動(文化オリンピック活動、オリンピック博物館など)も含めた、いわゆる「オリンピック・ムーブメント」を運営統括する団体でもある。さらにスポーツ振興のための国際組織として、国際競技連盟とも非常に密接な連携しており、またIOCの下部組織である国内オリンピック委員会を通じて世界各国のスポーツ振興にも力を注いでいる。IOCの公用語は第一言語としてフランス語、次に英語で、IOCのすべての会議は仏英2か国語で運営される。フランス語と英語で解釈上の疑義や齟齬が生じた場合は、フランス語での解釈を公式にする。また「オリンピック賛歌」は国際式典において、国歌と同様の扱いを受ける。オリンピック招致を望む意志のある都市は、IOCに立候補を申し入れ、IOC総会でIOC委員の投票によって決定される。ソウルオリンピックの決定では一部のIOC委員が買収されたスキャンダルが明るみに出たため、2001年に就任したジャック・ロゲ会長の主導により、公開投票による公正な選定プロセスが導入されることになった。国内オリンピック委員会がある国に居住する者の中から、国ごとに1名、ただしオリンピック運動が盛んな国やオリンピック開催経験がある国からは2名が、IOC委員として任命される。このIOC委員で組織するIOC総会がIOCの最高意思決定機関となる。IOC総会によってIOC会長、IOC副会長、理事会理事、会計役が選出され、これらの者で理事会を構成する。理事会の下には各種委員会が組織される。委員会のメンバーはIOC委員以外からも選任されることがある。IOC理事会は、IOC会長1名、IOC副会長4名、理事10名の計15名で構成される。任期はそれぞれ4年で、IOC総会において選出選挙や再任選挙が行われる。以下はIOC公式サイトによる2014年2月現在のIOC理事会。詳細は国際オリンピック委員会委員一覧を参照IOC委員はIOC総会の度に選出及び再任される。IOC委員の定員は115人で定年は70歳(1999年以前に選出された委員は80歳)、定員115人のうち国内オリンピック委員会 (NОC) 会長、選手委員、国際競技連盟(IF)会長がそれぞれ15人以下の人数が入ることになっている。2012年6月現在、IOC委員の数は111名。地位・肩書き等はいずれも当時のもの。IOC承認国際競技団体連合(ARISF)に国際競技連盟 (IF) が加盟しているスポーツこのほかに、承認競技ではない競技も含むIOC公認団体国際競技団体連合 (GAISF) に国際競技団体 (IF) が加盟している競技がある。正式競技は夏季オリンピック、冬季オリンピック、夏季オリンピックの競技一覧、冬季オリンピックの競技一覧を参照。
出典:wikipedia
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