木野 まこと(きの まこと)は、武内直子作の漫画作品『美少女戦士セーラームーン』に登場する架空の人物。声優は、テレビアニメが篠原恵美で、新作アニメ『Crystal』が小清水亜美。実写版は安座間美優が演じた。海外名はLita Kino(リタ・キノ)。原作・『Crystal』では第5話、実写では第6話、テレビアニメでは第25話に初登場。セーラージュピターに変身する、茶色いくせっ毛(天然パーマ)をポニーテールにまとめている長身の少女。瞳の色は緑。耳にバラのピアスをつけ、変身後もそれは変わらない(実写では変身後のみ)。四守護神(内部太陽系戦士)の中では一番の身長と怪力の持ち主。普段は男言葉を使うが、一人称は「あたし」で、女の子らしく乙女チックな一面を併せ持っている。コンフーを習っており、自分より身長や体重の高い人を持ち上げたり、ドラム缶を親指一本で破壊してしまうほどの力持ちである(ダンベルを持ちながら街を歩くこともある)。原作第二期Act16では、雷電を操る影響か「帶電体質」を持っていることを語っている。十番中学校に転校してきたが、体が大きくサイズが合わないと言う理由で(実写では前の制服の方が愛着があるという理由)、転校する前の学校の制服を着ている。冬場は緑の帽子を被ることが多い。なお、十番中学校の学区に引っ越してきてからは友達がおらず、うさぎや亜美たちが初めての友達である。十番高校へ進学した際には、うさぎたちと同じ制服になった。早くから一人暮らしをしており、家事全般、料理・手芸・園芸などに秀でる。特に花や草木など植物が大好きで、部屋に大量の観葉植物が置かれている。成績はうさぎをやや上回る程度であまりよくないが、家庭科の成績だけはよい。アニメイトカセットコレクションでは目玉焼きが不得意であったが、後にテレビの某料理番組をチェックして克服している。原作では幼少期に両親を飛行機事故により亡くしたため、そのトラウマから飛行機(特にエンジンの音)が嫌い。高所恐怖症だという説もある。しかし、テレビアニメでは飛行機を怖がる描写がなく、第188話においてはアイドルグループ「スリーライツ」との夜間飛行ツアーに、うさぎを除くほかの3人と一緒に参加して普通にジェット旅客機に乗っていた。原作・アニメでは極端に惚れっぽい性格の持ち主で、失恋した先輩に部分的に似ているというだけでも周りが見えなくなってしまうほどで、テレビアニメでは月影のナイト、「アニメイトカセットコレクション・無印2」では、アルテミスやフォボス、さらにうっかり足を踏んづけてしまった売り子(変装したクンツァイト)にまで失恋した先輩の面影を追い求めていた。他のセーラー戦士の良き相談相手として姉御肌な面を見せることもある。以前に失恋した憧れの先輩がいたとされ、原作では「二挺木」という名前である。初登場してからは、失恋した先輩に声がそっくりの元基に対して積極的なアプローチをしていたこともあったが、次第にその描写は省略されている。だが、本人の言動がころころと変わるためにその人物像は特定されず、どのメディアでも登場することはなかった。テレビアニメ第49話で、辛いことや苦しいことを共に分かち合ってきた幼馴染みの青年・篠崎が登場したが、本人は単なる恋人ではなくそれ以上の関係だと語っている(結局1話のみゲストキャラクターであり、以降篠崎が再登場する事はなかった)。原作の初期設定では「地野まもる」という名前で、煙草を吸う不良少女だった。また、変身後のセーラ戦士服はハイレグのような、きわどいデザインだった。うさぎのことは原作・実写では「うさぎ」、テレビアニメでは「うさぎちゃん」と呼んでいる。皆からは「まこちゃん」と呼ばれているが、これはうさぎが名づけた愛称である。原作以上に惚れっぽい描写が多く、非常に一途でもあり、惚れた人間をすぐに信用してしまうところがある。テレビアニメ第147話で、衛の通う大学の大学祭のダンスパーティでは、紳士に成りすましたタイガーズアイに一緒に踊ってもらったときの夢のような一時が忘れられず、終わった後も彼と踊る約束をしてずっと一晩中待ち続けた。結局、紳士の正体はタイガーズアイだということが判明し、彼女の思いは打ち砕かれる。その後、彼女自身は自分は踊りそのものに憧れていたのだと自己分析して吹っ切れていた。テレビアニメ第65話や第154話で美奈子と些細なことで対立した。テレビアニメの『S』では、ウラヌスとネプチューンとは反目することもしばしば。フィギュアスケートや社交ダンス、クルーザーの操縦にも秀でており、特にフィギュアスケートは前世が得意であったことも影響してか、テレビアニメ第39話において自慢の怪力を駆使して軽々とプロ顔負けの技を決めて見せた。しかし、テレビアニメ第105話では、過去に敵に力負けしてしまったことを悔やんでか、山籠もりして修行に明け暮れるという負けず嫌いな一面を見せている。そこでダイモーンが現れた際、仲間の力を借りてピンチを脱すると、彼女自身がダイモーンに止めを刺した。第106話では他のメンバーとともに白樺高校の見学に行った際、そこで会った陸上部の女子生徒・エルザから美奈子ともども、「陸上向き」と評価された。また、第174話では高校の槍投げ部で豪快な槍投げを披露して「あなたがいればインターハイ出場間違いないわ」と部長に言わしめ、強く入部を勧められた。このように彼女の身体能力の高さが強調される描写も目立つ。第179話の大気光との会話で、料理研究会に入部していたことがわかる。テレビアニメ第45話では、DDガールズの触手に絡められたまま、シュープリーム・サンダーを使用し自分まで巻き添えにして死亡したが、のちに銀水晶の力によってうさぎたちとの記憶を失った形で蘇った。さらに最終シリーズ『セーラースターズ』終盤196話でもセーラースターライツやセーラームーンを庇い、他の内部戦士共々スターシードを抜かれて消滅したが、戦いの後に復活した。よってテレビアニメでは2回死亡している(原作で死亡するのは最終シリーズでセーラークリスタルを奪われた時のみ)。身長170センチ、9等身のプロポーションを持つ美少女。原作やアニメ初登場時のようなぶっきらぼうで男勝りな性格・口調をしているが、料理が得意、かわいらしいグッズを好むなど、女の子らしい面もある。両親を失ったことや、憧れていた先輩や友達など周りの人間が自分の元から離れてしまう孤独心を抱いていることもある。惚れっぽいというような描写はあまり見られないが、好きな人に似てたというだけで騙されていると思いながらも、雨の中その人を待ち続けるという恋愛に一途な所は共通している。髪型は基本的にポニーテールだが、Act.31で覚醒してからは髪を下ろすこともある。また、元基からのアプローチで次第に彼に好意を持ち始め、後に自身の正体がセーラージュピターだということも明かした。スペシャルでは将来フラワーデザイナーとなり、ラストではうさぎと衛の結婚式でうさぎのブーケトスを受け取った元基からプロポーズを受け、それを答える。基本的な設定・行動は原作と同様だが、巾着袋を自分で作ったりと乙女チックな面が強調されている。失恋の理由は想いを寄せていた先輩に彼女が出来たことによるものとなっている。実写版同様、両親を失ったことや、憧れていた先輩や友達など周りの人間が自分の元から離れてしまう孤独心をネフライトに指摘され絶望するが、うさぎの言葉によって立ち直り、セーラージュピターに目覚めた。また、ネフライトとの前世での恋仲設定が掘り下げられており、その事実を知った際に彼を倒すことを躊躇していた。木星を守護星に持つ雷(いかずち)と保護の戦士。アニメ・実写では「勇気の戦士」とも評される。特別装備として、ティアラに雷撃制御用と思しきアンテナを内蔵している。格闘戦においてはパワー系。雷電を始め、風や嵐といった自然物を自在に繰り、敵と戦う。戦闘ではセーラーチームの中心として描かれることも多く、必殺技を用いた戦いのみならず格闘戦もこなすなど「戦士」としての面が強調される部分が多い。セーラー戦士5人の中でパワーに関しては一番の自信を持っており、メンバーの中で唯一敵に肉弾戦を挑むこともあるが、個人戦にこだわってピンチに陥ることもある。破壊力の高い攻撃技は、敵への攻撃よりもアジト侵入時などの破壊において多用されたが、終盤ではそうした描写が省略されるようになった。四守護戦士の中でも一番の攻撃力を持っている彼女は、最も頼りになる。実写版では草木の風の声を聞き、常に戦いの先領に立つ。セーラー戦士一の身体能力で果敢に戦う。緑色のオーラを身に纏うことで、飛行能力を発揮できる。実写版でもマーズと並ぶエース格として序盤から頭角を表す。格闘戦が圧倒的に得意で、セーラー戦士で一番のパワーと身体能力を生かしたダイナミックな格闘技はマーズをも上回る。中でも長い脚を生かしたキックは非常に強力で、妖魔の胸板を正確に打ち抜く。しかし、それすら捌ききることのできる相手や遠隔攻撃を行う相手にはまるで歯が立たず、強敵が増えた中盤以降は活躍する場面が少ない。弱点として他の戦士と比べて精神的に脆い面があり、それ故に他の戦士よりも戦士の力に目覚めるのが遅かった。アニメの決めゼリフとして「しびれるくらい後悔させるよ!」がある。また、テレビアニメでは「木星に代わってヤキ入れてやるよ!」という決めゼリフがあるが、ほとんど用いられることはない。原作第三期の登場セリフは「雷の星! 木星を守護にもつ保護の戦士! セーラージュピター参上!」。テレビアニメ第56話の名乗りは「持って生まれたこの力! 稲妻パワーのセーラージュピター!」。ミュージカルでの登場セリフは「愛と勇気の戦士、セーラージュピター!」。『Crystal』での名乗りシーンの背景は木星と、橙と黄色の薔薇の花。セーラー戦闘服は緑色メインで、胸前と後腰のリボンはピンク。ヒールがブロックタイプの編み上げショートブーツを履いている。セーラー襟の白ラインは3本(テレビアニメでは2本)。原作新装版以降と実写版では腰の周りにバラのポプリが入ったボール状のケースがついたピンクのチェーンベルトが付属する。イメージカラーは緑と薔薇色。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。