グアドループ(Guadeloupe)は、カリブ海に浮かぶ西インド諸島のなかのリーワード諸島の一角をなす島嶼群であり、フランスの海外県である。最も大きい島はグアドループ島を結成している、バス・テール島とグランド・テール島で、他に、マリー・ガラント島、ラ・デジラード島、プティト・テール諸島、レ・サント諸島などの島々からなる。サン・マルタン島とサン・バルテルミー島はグアドループに属していたがそれぞれ分離して独自のフランス海外準県となった。フランスの海外県。面積1,703平方キロ、人口403,800人(2014年1月1日)。時間帯はUTC-4、国番号は590で、ドメイン名は.gpである。島名のグアドループとは、スペインのサンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院に祀られたグアダルーペの聖母にちなむ。新大陸発見へのとりなしを感謝したクリストファー・コロンブスが名付けた。フランスの海外県で、グアドループの知事はポール・ジロ・ドラングラドである。グアドループ海外県はフランス国民議会に4名、元老院に2名の代表を送る権利を持っている。サン・マルタン島とサン・バルテルミー島では独自の地方議会があり、両島でグアドループの郡としてサン・マルタン=サン・バルテルミー郡を結成していた。しかし、グアドループの郡ではなく独自の行政区となることを望んで2003年の選挙でグアドループからの分離を選び、2007年2月22日にサン・マルタン島とサン・バルテルミー島、それぞれ独自でのフランス海外準県になった。1980年代にグアドループの独立運動が盛んになり、カリブ革命同盟 (ARC) などの独立派がある。1984年、独立を目指すカリブ革命同盟がフランス本土で過激な爆弾テロの事件を起こした。そのため、フランス政府は戦闘的な自治運動組織であるカリブ革命同盟を非合法化した。主島であるグアドループ島はカリブ海の狭い水路サレ川をは挟んで繋がる、西側のバス・テール島とすぐ隣にある東側のグランド・テール島からなり、両島とも合わせて、蝶が羽を広げたような形をしている。西側のバス・テール島は起伏の激しい火山島(最高峰は1,467mのスフリエール山)で、島の中央部には樹木の密林した雨林が広がり、西部の海岸は火山性の黒浜である。一方、東部のグランド・テール島は石灰岩からなる標高の低い島で、海岸は白浜の海岸が多い。砂糖とバナナが経済の中心で、観光産業も盛んである。フランス、欧州連合(EU)からの多大な援助でグアドループの経済は繁栄している。ル・レゼ空港クレオール人がほとんどで、あとは少数だが、ヨーロッパ系白人(主にフランス人)や印僑、華人などがいる。言葉はフランス語とクレオール語で、宗教はカトリックがほとんどである。
出典:wikipedia
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