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アザーン

アザーン(اذان adhān)は、イスラム教における礼拝(サラート)への呼び掛けのこと。ユダヤ教のラッパ、キリスト教の鐘と同じような役割をしているが、肉声で行われることに特徴がある。「神は偉大なり」という意の句「アッラーフ・アクバル」の四度の繰り返しから始まる。イスラム教国旅行記ではしばしばアザーンを指して「一日5回モスクから流れるコーランの朗誦」といった記述が見られるが、アザーンは礼拝への呼び掛けであって、コーランの朗誦ではない。イスラム教ではアザーンと一緒に音楽を流すことは禁じられている。そもそも、イスラム教正統派は、教義上、音楽を官能的快楽をもたらすハラームとして容認してはいないからである。聖典の読誦であるキラーアやアザーン等の詩歌は、音楽的な要素を加えられても音楽では無い物として扱われる。アザーンの習慣と唱えられる内容は、マディーナ(メディナ)時代のムハンマドと教友たちによって定められたとされ、慣行(スンナ)としてイスラム教徒に守られている。ハディースによれば、教友の一人アブドゥラー・イブン・ザイドが夢に現れた天使にアザーンを教わり、ムハンマドに伝えたという。アザーンにはアラビア語だけで現在に至るまでに6種類の別称があり、アザーンの草創期にはタッジーンともニダーウとも呼ばれていた。アザーンの唱句は宗派や地域によって変化を遂げつつ、7世紀の半ばに定型化した。ムアッジンという呼びかけ役によって、一日五回の礼拝時間前に、周辺に住むムスリムにモスクに集まるよう、アザーンによって呼びかけられる。現在は拡声器を使って流されることが多い。時計代わりとして、信徒の一日の生活上の節目となっているとも言われる。アザーンの呼びかけで集まった人々に、礼拝の開始を告げるイカーマ(立つ、実行するという意味)を唱えるのもムアッジンの役目である。イカーマはアザーンの唱句のほぼ繰り返しだが、アザーンに比べて早い調子で短めに唱えられ、声量もその場にいる人に伝わる程度である。イカーマは第2のアザーンと呼ばれたり、アザーンとイカーマを合わせて2つのアザーンと呼ぶこともある。正則アラビア語での朗誦を、日本語の音韻体系で近似したものをあげる。アザーンはゆっくりと音を伸ばして唱える、これだけの言葉を唱えるのに3~4分の時間をかける。句の間には数秒の間が入り、礼拝の開始を待っているムスリムはアザーンに合わせて復唱することになっている。早朝時にのみ入るタスウィーブは、最初のムアッジンとされるビラールが付け加えたとされるが、一説にはカリフのウマルが付け加えさせた、とも言われる。上のアザーンはスンナ派のもので、シーア派のアザーンでは「いざや成功(救済)のために来たれ」の後、「アッラーは偉大なり」の前に「いざや至善の行為のため来たれ(ハイヤー・アラー・ハイリルアマル)」というもう一つの別のハイアラが二回入る。アザーンにこの句が入っているかどうかにより、そのアザーンが朗唱されたモスクがある地域の住民がスンナ派かシーア派かどうかを判別することが可能である。また、さらに地域差もあり、イランやアフガニスタンのシーア派では、アザーン中のシャハーダ句の二つ目「ムハンマドは神の使徒なりと私は証言する」の後に、シーア派独自の別のシャハーダ「アリーがアッラーに続く方である事を私は誓います」(1回)、「アリーがアッラーの証明であることを私は誓います」(1回)を付け加えている。更に異なって「アリー」の名前の前に称号を加え、そこの部分を「我らが主、信者たちの長アリーがアッラーに続く方である事を私は誓います」(1回)、「我らが主、信者たちの長アリーがアッラーの証明であることを私は誓います」(1回)と唱えるところもある。必ずしもアラビア語で行わなければならないわけではないとされるが、アラブ諸国以外のイスラム国であってもアザーンはアラビア語によって行われている。トルコではアタテュルクの改革の一環としてアザーンをトルコ語で行うことが定められたが定着せず、ふたたびアラビア語に戻されたほどである。アザーンで用いられるアラビア語には、現地の訛りが存在しており、各地のアーンミーヤやペルシア語、トルコ語の影響で、語句の発音等に変化が見られる。現代では電子式プレーヤー付のアザーン時計がムスリム社会で広く販売されている。様々な機能があり、目覚まし時計の電子音がアザーンの録音を再生するだけの単純な物から、緯度と経度から正確な日の出や日没の時間を計算したりキブラの方角を示す機能のある高度な物もある。一般的にモスクを意匠としたデザインをしていることが多く、中にはアザーンの意味を理解せずにイスラム風デザインの時計をアザーン時計と称して販売している場合もある(アザーンをしなければアザーン時計ではない)。

出典:wikipedia

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