LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

ホームライナー

ホームライナーとは、着席を提供することを主な目的として国鉄及びそれを継承したJRにおいて運行されている料金徴収形の普通列車(快速列車)の名称であり、JR東海の登録商標。本項では、「ホームライナー」の名称を用いないJR及び私鉄の類似列車(総称して「通勤ライナー」などと呼ばれることもある。)についても述べる。ホームライナー及びその類似列車(以下総称して「ホームライナー等」という。)は、主として通勤時間帯に着席乗車のニーズに応える目的で設定されている列車である。快速列車と同様に主要駅のみ停車する列車が多い。列車愛称は路線や運転時間帯によって「ホームライナー○○」や「○○ライナー」などのバリエーションが存在し、利用には乗車整理券(ライナー券)が必要とされる。日本の大都市圏や一部の地方都市圏で運転されてきたが、後述するように数を減らしつつある。基本的に朝ラッシュ時は郊外のベッドタウンから企業の集中する都心に向かって運行され、帰宅時間帯となる夜間は逆に都心から郊外に向かって運行されることがほとんどであるが、地方都市圏においては静岡地区や新潟地区のように、都市間を比較的長距離にわたって運行される列車もある。また、東海旅客鉄道(JR東海)中央本線(中央西線)の「セントラルライナー」のように収益確保・近距離利用客との分離を図るため日中に設定された列車や、同社静岡地区で臨時に設定される定員制のウォーキングイベント列車「さわやかウォーキングライナー」のような行楽・イベントを目的とした列車も存在する。JRグループにおける種別としては普通列車となるが、国鉄時代には団体専用列車として運転された列車も存在する。都心に到着した優等列車を郊外の車両基地まで回送する代わりに営業列車とした早い例としては、1968年(昭和43年)10月1日ダイヤ改正で設定された総武本線の気動車による快速列車がある。新宿駅に到着した房総方面からの急行列車の折り返しで、御茶ノ水駅発20時台に千葉駅行(停車駅は秋葉原駅・船橋駅の2駅)として2本運行された。ただし特別料金は徴収せず、回送列車のダイヤを踏襲したため所要時間も各駅停車と変わりなかった。「ホームライナー」の名称で運行されたものの初出は、1984年(昭和59年)6月1日に東北線上野駅 - 大宮駅間で回送する特急用電車を活用したものとされる。これは、当時私鉄各社で運行されていた通勤時の特急列車をヒントとして生まれたものであった。同列車は同年7月23日に「ホームライナー大宮」と命名され、次いで同日には総武快速線で「ホームライナー津田沼」が、同年9月からは阪和線で「ホームライナーいずみ」の運行が開始された。運転開始当時は1編成のうちの数両で客扱いを行っており、この際にはグリーン車を普通車扱いとしていた。1編成すべての客扱いを取り扱うようになったのはそれから数年を経過してからである。1986年(昭和61年)11月1日に運行を開始した東海道線の「湘南ライナー」、阪和線の「はんわライナー」では、回送ダイヤの流用ではなく単独の列車運用を持つようになった。以降、その盛況により国鉄末期からJR各社発足後の1990年代にかけて、各都市圏で設定された。これまでに東日本旅客鉄道(JR東日本)に継承された首都圏をはじめ、同社の新潟・長野・仙台地区、北海道旅客鉄道(JR北海道)に継承された札幌地区、東海旅客鉄道(JR東海)の静岡・名古屋地区、西日本旅客鉄道(JR西日本)に継承され近畿圏(アーバンネットワーク)、九州旅客鉄道(JR九州)の福岡・北九州・宮崎・鹿児島地区で設定されてきた。その後、特急列車や追加料金不要の快速列車・普通列車への置き換え、さらには首都圏においては一般の快速・普通列車へのグリーン車連結による利用者の減少などによって、数を減らしていくこととなる。近畿圏や九州からは2011年3月までに全廃され、また首都圏や名古屋地区においても本数が減少傾向となっている。なお四国旅客鉄道(JR四国)では徳島地区で一時期に試験的に運行されていたが(鳴門きんときライナー)、定期列車化には至らなかった。ライナー列車に乗車するには、乗車券(定期券を含む)のほかに乗車整理券またはライナー券(列車によって異なる)を必要とする。基本的に座席分の枚数しか発売されないため、着席が保証されるいわゆる座席定員制であるが、札幌地区では乗車整理券の発売枚数に制限はなく、着席保証はない。座席を指定しない列車もあるが、近畿圏では車両や座席の列などが指定されるものもあり、JR東海はすべて座席指定となっている。また大手民鉄で運行されるライナー列車は乗車整理券の購入箇所または乗車駅によって乗車できる車両が指定されていることが多い。多くの場合は着席が保証されるため、到着前に整理券類が完売するほど人気のある列車もある。一部のライナー列車にはグリーン車が連結されているが、列車によりグリーン車としてグリーン料金を要するものと、普通車扱いとしてグリーン料金を必要としないものが存在する。かつて静岡地区で運用された371系のようにグリーン車を締切扱いとしたケースもある。乗車整理券またはライナー券を発売していない停車駅を「降車専用駅」の扱いとし、原則として乗車を認めない列車が一部存在する。この列車の扱いは普通列車であることから、特別企画乗車券で特急・急行列車に乗車できない「青春18きっぷ」などでも乗車整理券またはライナー券を購入すれば乗車可能とされている。「フルムーン夫婦グリーンパス」や「ジャパンレールパス」などの特急・急行列車に乗車可能な特別企画乗車券を所持する場合でも、乗車整理券またはライナー券を必要とする。元々、車両基地まで回送される特急列車の車両を使用したことから、一般に特急列車の車両が使われることが多い。特に利用者の多い東海道本線東京口の「湘南ライナー」では、特急用車両のほかに、全車2階建車両の215系を使用して混雑緩和が図られている。また、日中に運行される中央西線の「セントラルライナー」では、この列車のために近郊形車両である313系8000番台が新造された。自社の車両が運用されることが多いが、JR東海の東海道線名古屋地区のホームライナーには、JR西日本の「しらさぎ」用683系2000番台(金沢総合車両所配属)も用いられている。過去にはJR東日本の「ホームライナー古河」「ホームライナー鴻巣」でJR西日本の車両が、逆にJR西日本の「びわこライナー」でJR東日本の車両が用いられていたことがある。詳細な運行状況は各運行路線・個別記事で記載されているため、本節では運行される線区での概要のみを記載するにとどめる。乗車整理券料金は特記がない限り310円(1989年4月1日の消費税導入以前は300円)である。札幌駅を中心とした札幌地区の函館本線では、国鉄時代の1985年8月12日に手稲駅 - 札幌駅間で「ホームライナー」の運行が開始され、国鉄では4例目となった。JR発足後の1988年3月13日から小樽駅→札幌駅の列車も加わった。2013年11月1日のダイヤ改正から小樽駅→手稲駅間が運行休止となっていたが、2014年8月1日から全区間の運行が再開された。その後、2015年3月14日のダイヤ改正から小樽駅→札幌駅の列車の運行を取りやめた。乗車整理券は小樽駅 - 銭函駅が310円で、手稲駅 - 札幌駅間は割安な100円とされ現在に至るまで料金の変更はない。運行開始当初は会員制の団体専用列車とされており、旅客が会員証を提示することにより11枚セットの「特急回数乗車整理券」(1,000円)が発行された。列車は全て号数が付いておらず、時刻表上は全て「ホームライナー」と表記されている。現在は途中無停車。過去運行されていた小樽駅→札幌駅の列車は、小樽駅 - 南小樽駅 - 小樽築港駅 - 銭函駅 - 手稲駅 - 札幌駅車両は、手稲駅 - 札幌駅は785系電車・789系1000番台電車・キハ261系1000番台気動車・キハ281系気動車・キハ283系気動車。小樽駅→札幌駅は785系電車・789系1000番台電車が使用されていた。首都圏では東京都心の山手線上の各ターミナル駅(東京駅・上野駅・新宿駅)と埼玉県・千葉県・神奈川県・茨城県・多摩地区の各ベッドタウンとの間で、これまでに大きく分けて6系統の列車が運行されてきた。列車愛称は朝時間帯に運行されるものに「おはようライナー○○」、夜時間帯に運行されるものに「ホームライナー○○」と名付けられている線区が多い。○○には郊外側の駅名が入るが、例外として「おはようライナー新宿」は都心側の駅名を採ることで東京駅方面の「湘南ライナー」との区別がなされている。運行開始当時は300円(のち310円)の「乗車整理券」での乗車制度となっていたが、1999年3月1日より500円に改定され、名称も「ライナー券」と改められた。朝ラッシュ時に運行される「湘南ライナー」「おはようライナー新宿」「おはようライナー逗子」では、1か月分のライナー券が1枚になった「ライナーセット券」が発売されている。ここでは設定された年代順に記載する。使用車両はすべて電車である。長野地区では、1989年3月より信越本線に通勤ライナーが設定された。この列車は1997年の長野新幹線開業に伴う信越本線のしなの鉄道移管後も継承され、「しなのサンライズ」「しなのサンセット」として運行されている(以降は後述の「#しなの鉄道」の節を参照)。また2004年10月16日からは篠ノ井線松本駅 - 長野駅間に「おはようライナー」の運行が開始され、翌2005年には塩尻駅 - 長野駅間に区間が延長された。乗車整理券は300円で、車両は183系・189系電車を使用。新潟駅を中心とした新潟地区では、1994年に信越本線新潟駅→長岡駅間で夜間に運行開始。2004年3月13日に白新線・羽越本線新潟駅→村上駅間の「らくらくトレイン村上」が新設され、従来の列車は「らくらくトレイン長岡」と改称された。「らくらくトレイン長岡」はさらに2012年に「らくらくトレイン信越」と改称され、新潟駅→直江津駅間での運行となった。「らくらくトレイン」は夜間に運行され、乗車整理券は300円。また直江津駅→新潟駅間では朝に「おはよう信越」が2012年より運行されているが、これは全車指定席であり、普通車の利用は乗車整理券やライナー券ではなく指定席券が必要とされている。車両はすべてE653系電車を使用し、毎日運転される。静岡県内の東海道本線では、1991年3月16日よりホームライナーの運行が開始された。同県3大都市の沼津駅・静岡駅・浜松駅の相互間で運行されており、列車名は終着駅名を採り「ホームライナー沼津」「ホームライナー静岡」「ホームライナー浜松」となっている。かつては三島駅発浜松駅行きの設定もあり、この列車の走行距離は営業キロで136.4キロメートルと、歴代ホームライナーの中では最長である。車両はすべて373系電車の3両・6両編成だが、設定当初から2012年まで「あさぎり」用の371系電車も運用されていた。なおこの地区ではホームライナー設定以前の1989年(平成元年)7月から、乗車整理券方式の「花の木金号」が週末深夜に165系電車を使用して(運転開始直後はゆうゆう東海が優先的に使用されていた)各駅停車で運行されており、この列車は後に「ホームライナー」に吸収された。名古屋地区では名古屋駅を中心として東西南北4方向に路線が伸び、その全方向に対してホームライナーが設定されたが、現在は中央本線と東海道本線大垣方面の2方向のみの設定となった。列車愛称は朝・夜の列車とも郊外側の発着駅名を採って「ホームライナー○○」としている。近畿圏では、大阪環状線内の大阪駅・天王寺駅を中心として大阪府南部 - 和歌山県方面・滋賀県方面・奈良県方面・兵庫県東部(丹波)方面の4線区で設定されていたが、2000年代以降の特急の通勤時間帯への拡充などにより、現在は運行されていない。各線区ごとに列車愛称が異なっていた。JR九州では「エアポートライナー」を除き、朝の列車は「さわやかライナー」、夜の列車は「ホームライナー」の列車名で運行されていた。福岡都市圏と、鹿児島支社管内の宮崎地区・鹿児島地区の合計3地区で設定されたが、現在は運行されていない。各地区とも車両は主に485系電車が使用された。これらのライナーは「エクセルパス」で乗車する場合、乗車整理券を不要としていた。前述したように、ホームライナー等は特急列車や快速列車への置き換えによって数を減らしつつある。特急に格上げされたケースとしては常磐線の「フレッシュひたち」の一部や琵琶湖線・JR京都線の「びわこエクスプレス」、鹿児島本線の「川内エクスプレス」などが存在する。地区によっては元からホームライナー等を設定せず、代わりに同様の性格を持つ特急(いわゆる通勤特急)を運行しているケースもある。JR西日本北陸地区の「おはようエクスプレス」「おやすみエクスプレス」、JR四国の「ミッドナイトEXP」「ホームエクスプレス阿南」、JR九州の「かいおう」などが該当する。また、ホームライナーを運行している路線であっても、JR東日本の総武快速線やかつての高崎線のように、並行して通勤特急も運行し両者を共存させることにより、短距離利用はホームライナー・長距離利用は特急(または新幹線)と振り分けることで利用客の遠近分離が図られている線区もある。JR西日本の山陰地区や広島地区では「通勤ライナー」を名乗るホームライナーと同様の性格の列車が運行されているが、こちらは追加料金を要しない一般の快速列車である。山陰地区ではかつて特急形車両が運用されていた。JR以外においても、ホームライナーに類似する列車を運行している鉄道事業者が存在する。ここではJRのライナーと同様に着席通勤を目的として座席定員制で運転されるものを中心に記載する。なお、ライナー列車としての固有種別の形をとってはいないが、小田急電鉄や東武鉄道(伊勢崎線・日光線系統)・西武鉄道・名古屋鉄道・近畿日本鉄道では通勤輸送向けに有料特急列車が設定されている。これらの列車は種別・運行形態こそ基本的に日中の特急列車と変わらないが、利用実態はホームライナーに比較的近く、かつて国鉄がホームライナーを設定するにあたってのヒントともされた。ただし、東武線浅草駅→南栗橋駅間で運行している特急「きりふり」285号は途中の春日部駅から先は料金不要の一般列車となり、東武動物公園駅から杉戸高野台駅、幸手駅と各駅に停車するという特異な運行形態がとられている。これらについては、「ホームウェイ (列車)」(小田急電鉄)、「しもつけ (列車)」「りょうもう」「きりふり (列車)」(以上東武鉄道)、「レッドアロー」(西武鉄道)、「名鉄特急」、「近鉄特急」も参照。京成電鉄では、朝に上り「モーニングライナー」、夜間に下り「イブニングライナー」を運転している。これらは「スカイライナー」用のAE形(2010年7月16日まではAE100形)が充当され、ライナー券は座席指定でなく車両指定で、乗車整理券扱いとなっていたが、2015年12月5日改正からスカイライナー同様、全席座席指定に変わっている。停車駅は「スカイライナー」より多く設定され通勤客の利便が図られているものの、「シティライナー」が停車するJR総武線との乗換駅である京成船橋駅は通過としてあくまでも都心まで・都心からの乗り通しを前提としていたが、2015年12月5日改正から京成船橋駅にも停車するようになった。これらの運行時間帯には「スカイライナー」が運転されないため、空港アクセス列車としても利用される。京浜急行電鉄では、1992年4月から平日の夕方以降に座席定員制の「京急ウィング号」を運行している。列車は全席クロスシート車両である2100形が充当され、下り列車のみの運行で京急川崎駅・横浜駅を通過し、途中停車駅からの乗車は料金不要といった特徴を持つ。2015年12月7日から平日の早朝に「モーニングウィング」が運行開始。上り列車のみの運行で、「京急ウィング号」よりも停車駅が少ない、途中停車駅からの乗車でも別料金が必要等の特徴がある。東武東上線では2008年6月14日のダイヤ改正で着席乗車目的の座席定員制「TJライナー」を夕方以降の時間帯に運転開始。本列車には50090系を新製充当。途中停車駅からの乗車は料金不要である。しなの鉄道では、1997年の転換以前より運行されていた「モーニングライナー」の使用車両を譲渡された169系に変更して、運行時刻などはそのままの形で運行してきた。しかし、169系が国土交通省令によりJR線への乗り入れが不可能となったことから現在では「しなのサンライズ」は189系で、「しなのサンセット」は115系で運行されている。乗車整理券に発売枚数の上限が設けられておらず着席保証はない。2015年3月14日のダイヤ改正と同時に、乗車整理券制度が廃止されたため、列車愛称は残しながらも全車自由席の快速列車へと形態変更された。列車名は朝の小諸発長野行が「しなのサンライズ」、夜の長野発上田行が「しなのサンセット」。両列車とも上田 - 長野間の途中駅は全て通過。あいの風とやま鉄道ならびにIRいしかわ鉄道は、北陸本線からの転換後最初の平日となる2015年3月16日より、座席指定制の「あいの風ライナー」を朝夕の時間帯に運行する。名古屋鉄道が過去にホームライナーに相当する列車を運行していた。愛称は「ディーゼル特急」で、特急「北アルプス」の間合い運用で名鉄キハ8000系気動車によって運行されていた。徳田耕一の文献によると、設定開始は1965年12月30日のダイヤ改正で、区間は豊橋 - 新名古屋間。一等車であったキロ8100型も連結されており、運行開始当初は一等110円、二等50円の線内特急料金を要したが、座席が完全に指定され、なおかつ定期券での乗車が可能だったため好評だったという。翌1966年春のダイヤ改正で夕方に1往復増発され、さらに1970年秋の改正で昼間に4往復増発された。運行終了時期は定かではない。参考文献脚注

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。