『マ・メール・ロワ』()は、モーリス・ラヴェルが「マザー・グース」を題材にして作曲したピアノ四手連弾の組曲。また、それをベースとした管弦楽組曲およびバレエ音楽。オリジナルの連弾曲は、子供好きの(しかし独身であった)ラヴェルが、友人であるゴデブスキ夫妻の2人の子、ミミとジャンのために作曲し、この姉弟に献呈された。1908年から1910年にかけて作曲され、1910年4月20日、パリ・ガヴォーホールで開かれた独立音楽協会(SMI)の第1回演奏会において初演された。本来はミミとジャンが弾くことを想定して作曲されたが、それでも幼い姉弟が演奏するには難しかったため、マルグリット・ロンの弟子、とジュヌヴィエーヴ・デュロニーが演奏した。「親指小僧」「パゴダの女王レドロネット」「美女と野獣の対話」には、原作から短文が引用・付記されている。管弦楽組曲版は、連弾組曲をそのまま管弦楽編曲したもので、1911年初頭に編曲された。終曲「妖精の園」はラヴェル一流のオーケストレーションによる壮麗な大団円で全曲が締めくくられる。演奏時間は約17分。テアトル・デザール(芸術劇場)の支配人、ジャック・ルーシェ(Jacques Rouché)からの依頼により、1911年から翌1912年初頭にかけて編曲。曲順を入れ替え、新たな曲(前奏曲、紡車の踊り、複数の間奏曲)を付け加える形で編曲された。初演は1912年1月28日、ラヴェル自身の台本、ジャンヌ・ユガール夫人の振付、ガブリエル・グロヴレーズの指揮による。バレエ版は依頼主のジャック・ルーシェに献呈された。演奏時間は約27分。
出典:wikipedia
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