星のカービィシリーズ(ほしのカービィシリーズ)は、HAL研究所が開発して、任天堂から発売された『星のカービィ』を第1作とするアクションゲームシリーズの総称。桜井政博が生みの親で、彼が開発に関わった作品を「桜井カービィ」と呼ぶこともある。第1作は1992年4月27日発売(日本国内版)で、ゲームボーイ対応ソフトだった。2012年4月27日でデビューから20周年を迎えた。今やスーパーマリオシリーズやポケットモンスターシリーズと並ぶ任天堂を代表するタイトルとなった。シリーズは大きくアクションゲーム系統と番外編系統とに分けられる。『カービィのピンボール』、『カービィボウル』などに代表される番外編は、カービィの丸い体を活かした、ボールゲームが多い。本シリーズはシンプルな操作やデザインなどから「子供向け」とみなされることが多いが、これは「皆が親しみ易いように」というコンセプトであるため、そのような意図ではない。第1作目からコンセプトどおりの幅広いユーザーを取り入れることに成功し、世界売上で500万本以上という大ヒットを記録。その後のシリーズも国内売上100万本を突破する作品を多数生み出し、漫画やアニメ、小説といったメディアミックス作品も多数製作されている。現在は開発元のHAL研究所にとって最大の看板作品で、発売元の任天堂にとってもビッグタイトルの1つとなっている。シリーズ累計販売本数は全世界で2005年時点で2000万本以上にも及ぶ。ほとんどのシリーズが、主人公のカービィがプププランドの平和を乱すデデデ大王やダークマターなどの悪者を倒す横スクロールアクションである。カービィの特徴的なアクションは主に3つある。1つ目は吸い込み攻撃で、敵を吸い込んだり、吸い込んだ敵を吐き出して別の敵にぶつけて攻撃する。カービィの基本的な攻撃である。2つ目はコピーで、吸い込んだ敵を飲み込むと、その敵の種類に応じたコピー能力を使った攻撃ができるようになる。コピーをすると吸い込みはできなくなるが、コピー能力を捨てることはいつでもできる。また、一部のステージでは、特定のコピー能力を使わないと入れない隠し部屋などがある。3つ目は空気を吸い込んでフワフワと空を飛ぶことである。カービィはゲーム開始時からいつでも飛び続けることができる。この能力を使って、プレイヤーは、敵を避けたり、地面の穴を越えたりすることが簡単にできる。星のカービィシリーズの初心者向けのゲームバランスを決定付けている要素の1つである。他に、空を飛ぶときに吸い込んだ空気を吐き出して攻撃する空気弾や、スライディング攻撃などがある。ただし、第1作にはコピー能力はまだなく、代わりにカレー、さつまいもなどの特殊アイテムがあった。使用するボタンは基本的に「ジャンプ」と「吸い込み、コピー能力の使用」にそれぞれ対応したAボタン、Bボタン(一部例外あり)、そして移動を行う十字キーのみとシンプルであり、2016年現在もほとんど変わっていない。それは、第1作目発売当時(1992年)は難しいゲームが多く、このころからゲームを始める初心者たちのための導入口として作られたという経緯から。そのため、当時ではほとんど見られなかった要素として、最初のステージで基本的な操作を修得できるように、難易度を下げながらもプレイヤーへのトレーニング要素を内包したステージ構成を取り込んでいる。これは独立したチュートリアルステージではなく、プレイヤーの成長を自然と促す作りを意識している。これらのゲームデザインを行った桜井政博ディレクターによると、甲斐(かい)あって、プレゼンや多くのテストプレイヤーにも気づかれず自然になじんでもらえたとのこと。ただし、宮本茂には唯一すぐに見抜かれたと語っている。他にも、後述のとおり、即ミスしないよう飛行能力を持たせたり、バイタリティ(体力)を設けたりした。しかしその一方、使用するコピー能力の変更(コピー能力のない第1作目では、エキストラモードとコンフィグモードがこれに相当する)など、さまざまなプレイスタイルを持たせることにより、上級者でもしっかりと遊べる内容となっている。初期のシリーズではコンプリートアイテムをすべて集めなければ真のラストボスに到達できない作品が多かったが2000年以降、あつめて!カービィの発売まで11年間存在していなかった。リメイク・移植カービィのキャラクターにはさまざまな種類のキャラクターが存在し、カービィの仲間のキャラクターと敵キャラクターがいる。カービィの体力にはシリーズによってポイント制とゲージ制がある。本項では基本的にポイント制のことを書いている。『星のカービィ 夢の泉物語』以降に導入されたシステムで、カービィが吸い込んだ相手の能力を吸収する特技のことである。SDXとUSDXでは、「コピーのもと」に触れることで、それに対応した能力を得ることができる。以下の作品は単行本化はされておらず。その他にも、過去にスクウェア・エニックス(旧:エニックス)、光文社、双葉社などからゲームアンソロジーコミックが出版されていた。(1993年 - 2009年)また、『星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』でさくま良子、ひかわ博一、谷口あさみの漫画の第一話が収録されている。すべて小学館(任天堂から公式のゲームの攻略本を出している関係にあるため)からの作品である。角川つばさ文庫(KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)より発刊されている児童向け小説。ゲームの設定を元としたオリジナルストーリーとなっている。いずれも小学中級以上向けで、高瀬美恵作、苅野タウ・ぽとが挿絵を担当している。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。