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ユリウス通日

ユリウス通日(ユリウスつうじつ、Julian Day、JD)とは、ユリウス暦紀元前4713年1月1日(すなわち西暦-4712年1月1日)の正午(世界時)からの日数である。単にユリウス日(ユリウスび)ともいう。時刻値を示すために一般には小数が付けられる。例えば、協定世界時(UTC)での2016年31日23:59:07 のユリウス日の値は、おおむねround 2である。ユリウス通日はユリウス暦紀元前4713年1月1日の正午(世界時)を元期(=0日目)とし、日の単位で数える。ユリウス通日は天文時の伝統に従い、日の起点は正午である。したがって、世界時の正午に日数(の整数部分)が増加する。ユリウス通日は二時点の間の日数や秒数を計算するのに便利で、天文学や年代学()などで使われている。小数を付けることにより時・分・秒数(と更に、その小数)を表現することができる。ユリウス通日は、天体観測に便利なように正午を起点にしている。つまり、天体観測は通常は夜間に行われるので、夜の0時(正子)(世界時)の時点で日付が変わる(ユリウス通日の整数部分が増加する。)のは、不便で間違いも起こりやすい。このためユリウス通日は、正午の時点で日付が変わるように決められたのである。この慣習は「天文時」の時刻系の伝統であり、クラウディオス・プトレマイオス に始まるものである。正午を一日の起点にする理由はもう一つある。均時差を捨象すれば、太陽の南中を観測することにより、その地点の地方時での正午は容易に知れる。これに対して正子を認識することは、正確な時計が存在しない時代には困難である。なお、天文時の日の起点を正午とする時刻系は通常一般の時刻系と紛らわしいので、ユリウス日を除き、1925年1月1日からは天文学では「天文時」を廃止し、正子(真夜中)を1日の始まりとする「常用時」に統一された(天文時の廃止の経緯を参照)。しかし、ユリウス日については、1925年以降も継続して正午を起点としている。日本の国立天文台の暦計算室のページで、グレゴリオ暦からもユリウス暦(1582年10月4日以前)からも、秒単位でユリウス日と修正ユリウス日が簡便に換算できる。結果は小数5桁で表示される。また、アメリカ海軍天文台(USNO)のページでは、0.1秒単位の換算が可能であり、結果は小数6桁で表示される。日を整数で数える値を Julian Day Number (JDN) と呼ぶ。すなわち、JDの小数を切り捨てたものであり、言い換えれば、その日の正午(世界時)のユリウス通日に等しい。例えば、協定世界時(UTC)での2016年31日の JDN は、round 0である。修正ユリウス日(Modified Julian Date:MJD)は、ユリウス通日から2 400 000.5を差し引いたものである。ユリウス通日の2 400 000.5 は、1858年11月17日正子UT に当たるので、この時点を元期としていることになる。ユリウス通日とは異なり、世界時の正子に日数が増加する。以下は、修正ユリウス日の例である。ユリウス通日では桁が多すぎて不便な場合に、MJDが使われる。元々は、整数部の桁数を5桁に収めるように、スミソニアン天体物理観測所(SAO)の宇宙科学者が1957年に考案したものである。これはソ連のスプートニクの軌道を追跡するために用いられたIBM 704コンピュータの記憶容量が小さく、桁数を少なくする必要があったためである。ユリウス通日の値は19世紀後半(1858年11月17日)から22世紀前半(2132年8月31日)までは、2 400 000台の数値であり、現代における利用には整数部が5桁のMJDで十分に実用的と考えられていた。Lilian Day number(LD、リリウス日)はグレゴリオ暦使用開始日の1582年10月15日を第1日とした通算の日数で整数値のみを取る(小数を付することはない)。また、0(ゼロ)日から始まるのではないことに注意が必要である。復活祭の日付を決定するために使われる(コンプトゥスを参照)。ユリウス通日から2 299 159.5を差し引いて、小数部を切り捨てたものである。例えば、2000年01月01日のリリウス日 = 152 385 である。Chronological Julian Day(CJD)()は、ユリウス通日に0.5を加え、かつタイムゾーン(time zone)を考慮したものを指す。したがって標準時(地方時)の正子に日数(の整数部分)が増加する。日本ではCJDはほとんど使われない。CJDを使用する環境では、CJDとJDとの区別を明確にするために、JDをAstronomical Julian Dateと呼んで、AJDと略称することがある。ユリウス通日は1583年にスカリゲル(ジョゼフ=ジュスト・スカリジェ)()(1540-1609)によって考案された。スカリゲルは1582年のグレゴリオ暦改暦によって年代学()における日付けの計算が煩雑かつ混乱してしまうことを予想して、ユリウス暦、グレゴリオ暦双方での日付の換算や日数計算の便のためにこれを考案した。スカリゲルが基準にした紀元前4713年は、以下の3つの周期の第1年目が重なる年であった。以上の3つの周期が揃うには7980年 (=28×19×15)を要する。これをユリウス周期という。ただし、ユリウス通日そのものは永遠に続く値であって周期性があるわけではないので、「周期」の意味はもはやなくなっている。その後、天文学者ジョン・ハーシェルが1849年の著書"Outlines of Astronomy"で日数や時間の計算にユリウス通日を利用する方法を考案した。これが広まり、世界中の天文学者が日数計算にユリウス通日を用いるようになった。なぜ、「ユリウス」の名を冠したのかについては2つの説がある。一つ目は、スカリゲルの父の名前であるジュール・セザール・スカリジェ(ラテン語音はユリウス・カエサル・スカリゲル)()(1484-1558)から取られたものであるという説である。二つ目は、ユリウス暦の名の由来となったジュリアス・シーザー(ラテン語音ガイウス・ユリウス・カエサル)によるものであるという説である。国立天文台はこの説を採っている。本稿では、天文学における紀年法に従い、紀元1年( = 西暦1年)の前年を西暦0年としている。負の年号である-4712年は紀元前4713年を指す(0年#西暦、紀元前1年を参照)。また本稿では、ユリウス暦、グレゴリオ暦ともに、暦の規則をそのまま過去に遡って適用することを仮定しており、正確には、を指している。グレゴリオ暦formula_1から、修正ユリウス日formula_2(日を整数で数える)およびJDNへの換算式は、上記の逆換算として、formula_4 → formula_5 については、ユリウス暦からの換算の場合は、上式(グレゴリオ暦からの式)のうち、formula_7の計算式を下記に置き換える必要がある。いずれも該当日の正子(夜中の0時)における値である。上記のようなユリウス通日の換算式は、Fliegel and Van Flandern、Hatcher、Meeusによって考案されているが、これらに改良・整理を施した換算式が使われることが多い。元々の Fliegel and Van Flandern の式は下記の形をグレゴリオ暦で採用している。電卓計算向きに浮動小数値を経由する換算式もある。例えば下記のように置き換えができる。次節の式はFliegel and Van Flandernの式よりは Meeusの式に近い。年月日から修正ユリウス日を算出するためのアルゴリズムである。グレゴリオ暦から修正ユリウス日を計算するには次の公式を使う。グレゴリオ暦 "y" 年 "m" 月 "d" 日午前0時の修正ユリウス日は次式で表される。但し1月、2月は前年の13月、14月として計算する。ユリウス暦から修正ユリウス日を計算するには次の公式を使う。ユリウス暦(紀元後) "y" 年 "m" 月 "d" 日午前0時の修正ユリウス日は次式で表される。但し1月、2月は前年の13月、14月として計算する。紀元前の場合、修正ユリウス日を計算するには次の公式を使う。ユリウス暦紀元前 "y" 年 "m" 月 "d" 日午前0時の修正ユリウス日は次式で表される。但し1月、2月は前年の13月、14月として計算する。ユリウス通日は1日に1ずつ増えるため、ユリウス通日または修正ユリウス日から曜日や干支などを求めることができる。この場合、正子に日数が増加する修正ユリウス日を用いるほうが間違いが起こらない。以下は、すべて修正ユリウス日による求め方である。該当日の修正ユリウス日を7で割り、余りを求める。下記の換算表により曜日を求める。これは本質的にはツェラーの公式と同じである。該当日の修正ユリウス日を12で割って余りを求める。下記の換算表により十二支を求める。該当日の修正ユリウス日を10で割って余りを求める。下記の換算表により十干を求める。該当日の修正ユリウス日を60で割って余りを求める。下記の換算表により干支による紀日を求める。2 400 000.5 の例を除いて、いずれも世界時での12時(正午)での値であり、したがってユリウス日は正確に整数値になる。

出典:wikipedia

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