蒲郡競艇場(がまごおりきょうていじょう)は、愛知県蒲郡市にある競艇場である。通称は、BOAT RACE蒲郡(ボートレースがまごおり)。主催者は蒲郡市。全国23番目に開業した競艇場。かつては岡崎市も主催者であったが、2009年度限りで撤退した。戦後の復興資金確保のために、蒲郡市・岡崎市で同時期に競艇開催計画が持ち上がった。蒲郡市は塩津海岸、鶴ヶ浜海岸に開設を予定、岡崎市は菅生川沿岸に開設を予定していた。愛知県は両市からの打診に対し、2ヶ所は許可できないため共同開催を提案し、13号台風により壊滅的被害を受けた塩津地区の塩田跡地を競艇場用地に転用することで両市による蒲郡市での共同開催となった。2006年からすべてのレースをナイター競走で施行されることとなった。これにより売上げが大幅に増加し、2008年度の年間売上げでは約1005億7700万円と1000億円越えを達成し、長く首位の座を守ってきた住之江競艇場(大阪府)を抜いて首位に立った。以後も全国の競艇場の中で売上上位に位置している。競艇場および周辺ではさまざまなイベントが催される。代表的なものにITU(国際トライアスロン連合)トライアスロンワールドカップ蒲郡大会、農林水産祭、フリーマーケットin蒲郡などが開催される。夏季には昭和アーケードという催事を行う(2006年より毎年開催、2008年は昭和ハワイアンアーケード)。夏に行われる「なつかしアーケード」では、ビールの販売がある。普通、競艇場は酒の販売はされていない。実況はメディアターナー(旧社名:アナウンス工房)の高橋貴隆(たかはし よしたか)が担当。演歌で言う所のこぶしを利かせるなどユニークな実況で知られる。競走水面はプールで、水質は海水。塩分濃度は低く、潮の満ち引きの影響をほとんど受けない。競走水面の広さは日本の競艇場の中でも有数で、1M明けてからのコース幅が156.7mと24場の中でも一番広く、旋回する時に対岸にぶつかる危険性が少ないためスピードを保ちやすい。海の近くに位置するが、湾の内側にあるため風の影響はそれほどない。そのため安定板が付くことも滅多にない。例年、7月頃に周年記念(GI)として「オールジャパン竹島特別」が開催されている。これとは別に、2008年は東京都江戸川競艇場の施設改善工事実施の閉鎖に伴う代替処置として、「周年記念・江戸川大賞IN蒲郡」も行われた。正月には新春特別覇者決定戦、ゴールデンウィークには竹島弁天杯争奪戦、お盆には納涼しぶきお盆特別選抜戦が行なわれる。企業杯(GIII)として「KIRIN CUP」が行なわれている。女子リーグ戦の名称は蒲郡クイーンカップ。新鋭リーグ戦の名称はイーバンク杯。愛知支部と静岡支部による愛知・静岡対抗戦が行なわれている。2010年3月31日まで蒲郡市と岡崎市が共催していたが、現在は蒲郡市が単独で事業を行っている。共催していたころは、職員の配置などの運営は蒲郡市が主体となって行い、開催日数のうち約3分の2を主催し、岡崎市は約3分の1を主催していた。初レース開催から、収益は蒲郡市が受け取り、岡崎市には売上金の1%を交付金として支払う方式が取られてきたが、バブル崩壊後に売上高の低迷してからは岡崎市の取り分が蒲郡市を上回るようになっていた。こうした事態に対して、2005年度に50年ぶりに分配方式を改定し、レースの開催日数に応じて利益を按分する方式が取られた。しかし、翌年度より収益が好転し、岡崎市の分配金は約5億円となり、蒲郡市が一般会計に繰り入れた約6億円に匹敵する額となったため、蒲郡市は岡崎市に「収益の10%、上限1億円」の再改定を提案したが岡崎市は反発していた。このことや、景気の急速な悪化、ナイター開催で持ち直していた売り上げが他の競艇場のナイター参入により不透明になったことや、施設の改修などが必要なことから、岡崎市は2009年度をもって事業の撤退を決定した。ナイター開催
出典:wikipedia
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