『スーパーマリオ64』(スーパーマリオろくじゅうよん(ロクヨン)、SUPER MARIO 64)は、任天堂が1996年6月23日に発売したNINTENDO64用のアクションゲーム。また、翌年の1997年7月18日には、振動パック対応版が発売されている(日本国内のみ、詳細後述)。略称は「マリオ64」。また、2004年12月2日にニンテンドーDS専用ソフト『スーパーマリオ64DS』が発売された。さらに、2006年には振動パック対応版がWiiのバーチャルコンソールタイトルとして配信されたが、振動機能は無い。また、2015年にWii Uのバーチャルコンソールでも配信された。この項目では「スーパーマリオ64」を64版、「スーパーマリオ64DS」をDS版と表記する。DS版の変更点に関してはスーパーマリオ64DSの項を参照。スーパーマリオシリーズ初の3Dアクションゲーム。『パイロットウイングス64』・『最強羽生将棋』と共に、NINTENDO64本体と同時に発売されたローンチタイトルでもある。これまでにもポリゴンを使ったゲームはレースゲーム、シューティングゲーム、格闘ゲームなどでも見られたが、それらは限られたエリアの中でゲーム性を表現するに留まっていた。しかし、スーパーマリオ64はNINTENDO64の3Dスティックを活かして、3Dで描かれた世界を自由自在に動き回る事が出来る画期的なゲームとして登場し、後の3Dアクションゲームに決定的な影響を与えた。本作ではキノコ城とその中にある絵画などの中の世界が舞台となっている。また、本作のキノコ城のデザインが『マリオカート64』や『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』などの後々のシリーズ作品でも定着して使われる。本作のマリオの声はチャールズ・マーティネーが担当し、チャールズは以降のシリーズでもマリオの声を担当している。このゲームのシステム・流れを汲んだ続編として『スーパーマリオサンシャイン』、『スーパーマリオギャラクシー』、『スーパーマリオギャラクシー2』がある。また、エポック社からこのゲームがおもちゃ化された商品「スーパーマリオ64 マリオのアドベンチャーアイランド」が発売されている。ある日、マリオの元へ、ピーチ姫からお城への招待状が届いた。喜んだマリオはさっそく城へと向かう。しかし城はひっそりと静まりかえっていて、様子がおかしい。そして、城の中に入ると何処からともなく「誰もいません、とっととお帰りを。ガハハハッ!」というクッパの声が聞こえてくる。クッパは城を守るパワースターを奪い、その力でピーチ姫やキノピオ達を絵の世界に連れ去ってしまったのである。このままでは城がクッパに奪われてしまう。パワースターを取り戻す為、マリオは絵の世界の冒険に旅立つのであった。従来までのシリーズとは異なり、単にゴールを目指すのではなく、各所に隠されたゴールアイテム「パワースター」を見つけ出し、最終ボスであるクッパまでの道を開いてそれを倒すのが目的であり、コース構成は一本道ではなく、中規模の箱庭の形をしたもので、ゴール地点などは定められていない。探索やアスレチック要素がメインとなっている為、制限時間が存在しない。コースに進入するには、基本的にキノコ城の各所にある絵の中に飛び込む事である。コース中でマリオが倒されてしまった場合は残機がひとつ減り、強制的にお城へ戻される。基本的に、スターを集める順番やコースを攻略する順番は完全には決められていないが、スターを一定以上集めていないと進入出来ないコースもある為、最初のプレイで入れるコースは限られている。パワースターは、スタート時からコース中に設置されている場合もあるが、大半は条件を満たさなければ取る事は出来ない(通常のコインとは異なる「赤コイン」を全て拾うと初めて取得可能になるなど)。それらをクリアすると特定の場所に出現する。スター取得と同時にクリアとみなされ、コースから出てお城に戻されるが、基本的に一つのステージには複数のスターが設置されている為、同じコースを何度か入る必要がある。コースを途中で出る事も可能で、立ち止まっている状態(水中なら停止状態)でポーズ画面に切り替えればステージを出る為の項目が出現する。この場合、城入口のロビーに移動し、その時まで集めたコインなどは全て無くなる。セーブするには基本的にコースクリアする必要がある為、このような途中脱出ではセーブ出来ない事に注意が必要である。NINTENDO64との同時発売ソフトである本作には、その機能を生かす様々な新機軸が取り入れられた。その1つが視点移動である。カーブの先・坂の下など、通常の視点で見えない部分を覗き込む事が出来る。基本的にコントローラのCボタンユニット4つを使う。本作は『スーパーマリオUSA』以来のライフ制が導入された。最大値は8で、ダメージを受けるごとにゲージの色が青→緑→黄→赤に変わっていく。敵に触れたり、ある程度の高い所からそのまま落下するとダメージを受けるが、いずれも一撃でミスになる事は無い為(帽子がある時は最大でも4ダメージ)、敵を掴んだり、乗り越えたりと様々なアクションが試せるようになっている(ただし、コース外に落下した場合は即ミス)。水中では潜っている間ライフが徐々に減って行き、水面に顔を出す・泡に触れる・コインを取るなどして回復行動を取らないと、水中窒息でミスになる。ただし水面に顔を出すと全回復する為、応用すればどんなにライフが減っていても一度水中に潜って水面で呼吸する事で完全に回復出来るテクニックがあるが、次回作の『サンシャイン』『ギャラクシー』では水中用の酸素メーターが新設されライフメーターと区別された為、この技は使えない。なお、敵から受けるダメージは1,2,3(帽子無しの場合は2,3,5(クッパの一部攻撃は1))、落下は2、4(帽子無しの場合は3,6)、溶岩は3(帽子無しの場合は4か5)である。本作では前述のとおり、コースアウトするとミスになり残機が1つ減るが、以下の場合はミスにならず残機も減らない。3Dになった事で新たなアクションが幾つも追加された。これらは後のシリーズでもベースとして引き継がれたものが多い。本作では、対応するブロックを叩くと出る帽子を被る事で、はねマリオ、とうめいマリオ、メタルマリオの3種類に変身出来る。ただし、最初は点線で表示されていて、実体化するにはそれぞれのスイッチ(後述)を踏まなければならない。また、どの変身も一定時間が経つと元に戻るが、時間切れ前にブロックから帽子を取ると持続時間を長く出来る。一部のステージを除き、ほとんどは城内にある絵の中に飛び込む事でステージに入る仕組みになっている。ステージによっては、完全な異世界ではなく、物理的につながっている場所もある。絵の中に飛び込むとスターを選択する画面になり、決定するとステージが始まる。基本的に選んだスターが取れる様になっているが、他のスターを取っても問題はない(例として、「ボムへいの せんじょう」内で「やまのうえの ボムキング」のスターを選択しても「ワンワンの いぬごやで」のスターは取得可能)。ただし、一部のスターは選択画面で選ばないと仕掛けなどが出現しない為取得出来ない場合がある(例として、「はくねつ ノコノコレース」のスターは他のスターを選ぶと対戦相手のノコノコが現れない為取得出来ない)。また、お城自体もステージになっており、内部や周辺を探索可能で、城自体にもいくつかのパワースターが隠されている。それらは「おしろのかくれスター」としてカウントされる。パワースターは隠しを含めて全120枚(DS版では150枚)存在するが、ゲームクリアに最低限必要なのは70枚(DS版では80枚)であり、それ以降は基本的にやりこみ要素として集める。以下、ステージのおおまかな概要を記す。ゲーム内ではコース1などと書いてあるが、ここでは数字があるコースを基本コース、基本コース以外のステージはエクストラコース、クッパを倒すコースはクッパコース、マリオ達を救出するコースは救出コース(DS版のみ。詳細は#スーパーマリオ64DSの項を参照)とする。基本ステージでは、名前のある6つ(DS版では7つ)のスターに加え100コインのスターの合計7枚(DS版では8枚)のパワースターが手に入る(100コインのスターは下記に記載しない)。『大乱闘スマッシュブラザーズDX』では本作のキノコ城が「ピーチ城」という名称で、ステージの1つとして登場している。正確には「ピーチの部屋」と「闇の世界のクッパ」は2階であるが、本項目では1階として記述する。城1階の「やみの せかいの クッパ」をクリアして地下のカギを入手すると入れる。城地下の「ほのおの うみの クッパ」をクリアして城2階のカギを入手すると入れる。3階へ行くにはスターが50枚(DS版では56枚)必要となる。NINTENDO64の周辺機器である振動パックに対応しており、日本国内のみの発売である。日本より遅れて発売された北米版を元に作られており、振動機能以外にもいくつか仕様が変更されている。CMには広末涼子が出演した。Wii及びWii Uのバーチャルコンソールで配信されているのはこのバージョンの移殖であるが、振動機能はない。また、Wii U版では当時の説明書を電子版で見る事が出来るようになっており、Wii U GamePadの操作ボタンを好きなように割り当てる事が出来る。この他にも変更点がある。本作『スーパーマリオ64』の続編として、64DD用ソフトとして「スーパーマリオ64 2」が企画されていた。ルイージが登場する予定であったが、企画が1999年にお蔵入りとなった。NINTENDO64サウンドシリーズ第1弾として1996年7月19日に発売された。発売元は株式会社ポニーキャニオンである。メインテーマやスライダーなど全36曲収録されており、36曲目にはボーナストラックとして「パックンフラワーの子守歌」が入っている。『スーパーマリオ64DS』は、2004年12月2日に発売されたニンテンドーDS用のアクションゲーム。ピーチ姫から招待状を受け取ったマリオが弟のルイージと、何故かいつも自分を敵視しているワリオを連れて城を訪れる。しかし3人は城から一向に帰ってくる気配がないため、異変を察知したジュゲムが居眠りをしていたヨッシーを起こし、城へと向かわせる。そこでヨッシーはクッパの声を聞き、クッパが絡んでいる事を知る。ピーチ姫を救う事が出来るのはマリオだけなので、ヨッシーはピーチ姫を救う為にマリオ達を探しに行く事になった。ヨッシーを操作してマリオ・ルイージ・ワリオを救出し、パワースターを取り戻すメインモード。マリオ・ルイージ・ワリオを救出すると、そのキャラクターでも操作出来るようになる。1人から4人まで遊ぶ事が出来る、スターを奪い合うモード。1人プレイまたはダウンロードプレイのみ対応している(全員がソフトを持っていても親機からダウンロードする必要がある)。メニューの左側にこの項目がある。操作方法はメインモードと同じ。ステージ内のあちこちにスターがランダムで出現し、取得すると別の場所にスターが出現する(「スライダーレース」のみ例外で、スターの数・位置は固定)。操作するヨッシーの色は緑・赤・紺・黄の4色で、へんしん帽子を取ると変身出来る。全36種類の1人用ミニゲーム。メニューの右側にこの項目がある。通信対戦は出来ない。最初に遊べるのは8種類だけで、本編ゲーム内において城にいるウサギのミップを捕まえる事により追加されていく。一部のミニゲームはその後発売された『New スーパーマリオブラザーズ』にも収録されている(ただし、一部ミニゲームの内容が変更されたほか、全て通信対戦が出来るようになっている)。ここではDS版の追加アイテムのみ記載する。N64版から登場するものに関しては、N64版のアイテムの項を参照。大まかな変更点・追加点は以下のとおり。
出典:wikipedia
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