エスビー食品株式会社(エスビーしょくひん)は、日本の大手加工食品メーカーである。ハウス食品と共に日本を代表するカレー・香辛料などを製造・販売する企業である。登記上の名称はヱスビー食品株式会社である。日本で国産カレー粉を初めて販売した会社とされているが、異説もある(詳しくはカレー粉参照)。登記上本社は東京都中央区日本橋兜町にあり、また、「スパイスセンター」という本社事務所が東京都板橋区宮本町にある。スパイスセンターはかつては板橋工場があった所で、敷地内に国会議事堂を模した建物があった(エスビーカレーの缶には国会議事堂の絵がデザインされている)。レトルトカレー市場への参入は1970年(昭和45年)に「サンバード チキンカレー」で参入するものの、販売が振るわず一旦撤退。しかし1982年(昭和57年)に「フォン・ド・ボー ディナーカレーレトルト」で再参入を果たす。これは「カレーというのは元来調理した肉・野菜を入れてじっくり煮込むもの。3分間で出来るカレーなんてものは邪道だ」という創業者・山崎峯次郎(1903年(明治36年) - 1974年(昭和49年))の意向が強く影響していたと思われる。社会人陸上部の活動でも知られており、瀬古利彦(同社スポーツ推進局長)などが所属していたが、2013年3月末で廃部となった(詳細は#陸上競技部も参照)。1977年(昭和52年)に「S&B スナックチップ」でスナック菓子事業に参入するが、採算が採れないなどの理由で2003年(平成15年)に菓子事業から一旦撤退した(ライバルのハウス食品は販売継続、のちに東ハトに事業譲渡された)が2016年(平成28年)に同社が輸入販売・展開するフランスのジャムブランド「ボンヌママン"」の焼菓子「ボンヌママン タルトシリーズ"'」で事実上、13年ぶりに菓子事業に復帰する形となった。ちなみにスナック菓子のラインアップには、『S&B 5/8チップ』のほか『S&B スナックトースト』『S&B アメリカせんべ』『S&B あ・られチップ』『S&Bスナック 鈴木くん しお味』『S&Bスナック 佐藤くん チーズ味』『田中くん』『山本さん』『S&B キャプテン翼スナック』『S&B 機動戦士Zガンダムスナック』などが存在していた。かつてはカレーの王様を関東地方および高速道路のパーキングエリアで運営し、東名高速道路・上郷サービスエリア下り線(愛知県豊田市に所在)を運営していたが、カレーの王様は「プラスゲート」に譲渡(高速道路のものは閉店)し、上郷サービスエリアの運営も三岐鉄道に譲渡した。登記上の正式な名称は冒頭の通り、「ヱスビー食品」であるが、1992年(平成4年)7月から、対外的には「エスビー食品」の表記を使用している(マイナーチェンジでない)。「ヱ」としているのは、商標の漢字表記が「恵寿美」であったため。社名の由来は、1930年(昭和5年)制定の商標が「ヒドリ」(太陽と鳥)で、翌1931年(昭和6年)に「太陽=Sun」と「鳥=Bird」の頭文字の「S&B」を商標に併記した。後にスパイス&ハーブ(SPICE & HERB)の略でもあるとされた。「S&B」の表記は、イギリスのカレー粉の老舗メーカーであり 世界ではじめてカレー粉を商品化したといわれる「クロス・アンド・ブラックウェル社」(C&B社)の名を意識したものであるとも言われている。関東・信越支店 関東営業所関東・信越支店 新潟営業所・静岡県静岡市葵区長沼681-2 ALSOK静岡ビル 5F※ 2016年(平成28年)10月現在他多数エスビー食品陸上部は、1954年に創部以来、2012年までオリンピックをはじめとする国際大会の代表選手を輩出。マラソンでは瀬古利彦が国際大会において優れた成績を収め、実業団初の外国人ランナーとなるダグラス・ワキウリがソウルオリンピック男子マラソンにて銀メダルを獲得した。駅伝では全日本実業団対抗駅伝競走大会において1984年(昭和59年)第29回大会から4連覇を達成した他、準優勝3度を飾る等強豪として知られる。しかし、90年代以降は瀬古の現役時代のライバルであった宗茂・宗猛兄弟率いる旭化成の前に1度も優勝することが出来ず、2000年の第44回全日本実業団対抗駅伝競走大会では9位と入賞すら逃したのを最後に、駅伝中心の練習からマラソンや長距離種目で世界大会を目指す方針に変え、翌2001年以降は駅伝から撤退していた。2012年8月31日、エスビー本社が記者会見を開いて『2013年3月末日を以て陸上競技部を廃部し、59年間の歴史に終止符を打つ』ことを発表したが、翌年1月6日、ソーシャルゲーム大手のDeNAがエスビー食品陸上部を受け入れることが分かった。スポーツ推進局長を務める瀬古と竹澤健介を除く所属する選手ら全員が同社へ移籍した。瀬古も2013年4月1日より、DeNA陸上競技部の監督に転身している。
出典:wikipedia
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