インダス文字(インダスもじ)とは、インダス文明の期(紀元前2600年-紀元前1900年)にハラッパーやモヘンジョダロなどの文明の中心都市で使われた象形文字である。インダス文字は現在約400文字が発見されているが、テキストが印章のような短文がほとんどで、ロゼッタ・ストーンのような2言語以上の併記がないのでの解読が難航している。1930年代から60年代初頭にかけての研究は、ラールという研究者が右から読むことを証明したほかは、目立った成果がなかった。1960年代にマヤ文字の解読を著しく前進させたことでも知られるを中心とするソ連の研究者グループと、を中心とするフィンランドの研究者グループが、解読にコンピューターを導入してから、足がかりが築かれ始めた。クノロゾフらによって、などの性格が明らかにされた。これらの文法的特徴から、がドラヴィダ語仮説(Dravidian hypothesis, 南インドのドラヴィダ系の言語)を提唱している。はドラヴィダ語仮説に反対している。David McAlpinらは、インダス文字が原エラム文字と非常によく似ていると指摘している。イギリスの学者G.R. HunterやRaymond Allchinなどが主張している別の説によれば、おそらくインダス文字を祖先としてブラーフミー文字が全く独自に発達した。
出典:wikipedia
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