ジェシー・ハリス(Jesse Harris、男性、1969年10月24日 - )は、アメリカ合衆国のシンガーソングライター。2002年にノラ・ジョーンズに提供した楽曲「Don't Know Why」でグラミー賞を受賞した。1969年、ニューヨークに生まれる。母親はテレビドラマ(ソープ・オペラ)に出演する女優である。10歳の頃、父親にピアノを習うことを勧められ、17歳でギターを始める。きっかけは、母親から、貸していたアパートのクローゼットに置き忘れられていたギターをもらったこと。大学生の頃は作家志望だった。好きな小説はヘンリー・ミラーの「南回帰線」と「アラビアン・ナイト」。1995年に当時ガールフレンドだったと「Once Blue(ワンス・ブルー)」を結成してEMIからメジャーデビューするが、たった1枚のアルバム「ワンス・ブルー」を発表したのみで解散 (1997年)。アルバムにはカート・ローゼンウィンケルも参加していた(なお制作途中だった2枚目のアルバム収録予定曲は2010年になってiTunesでダウンロード販売を開始している)。1998年に仲間と組んだバンドに、当時大学生だったノラ・ジョーンズを引き入れ全米をツアー、ノラはジェシーの楽曲を歌うようになる。2002年には彼女に提供した「ドント・ノー・ホワイ "Don't Know Why"」が大ヒットし、その年のグラミー賞の最優秀楽曲賞を受賞した。ソロ活動では、ほぼ年に1枚のペースで新作をリリースし続けている。プロデューサー、楽曲提供者やギタリストとしての活動も多く、リサ・ローブ、ジュエル、リチャード・ジュリアン (ザ・リトル・ウィリーズ)、、ブライト・アイズ、トリスタン・プリティマンなどの作品に参加している。2006年公開の旧友・イーサン・ホーク監督の映画「痛いほどきみが好きなのに」では音楽を担当、俳優として出演も果たし、ヴェネツィア国際映画祭でレッドカーペットを歩いた。2013年からはジョン・ゾーンのソングス・プロジェクトにボーカリストとして参加し、ヨーロッパのジャズ・フェスティバル等にも出演している。2001年までに、自主レーベル「ビーン・レコード」から「ジェシー・ハリス&ザ・フェルディナンドス」名義でアルバムを3枚リリースしていたが、グラミー受賞後の2003年にはメジャー・レーベル「ブルー・サム・レコード」からアルバム「シークレット・サン」をリリースしてメジャーデビュー。2005年にヴァン・ダイク・パークス等が参加した『ホワイル・ザ・ミュージック・ラスツ』をリリースしたのち、2006年には再び自らのレーベル「シークレット・サン・レコード」を立ち上げ、初めてソロ名義(ジェシー・ハリス)でアルバム『ミネラル』をリリースした。2007年発売の『フィール』はブラジル音楽の要素も強く取り入れた作品で、のちにアトムス・フォー・ピース()のメンバーとなるブラジル人パーカッショニスト、マウロ・レフォスコも参加。2008年発売の『ウォッチング・ザ・スカイ』はテリー・マニング()との共同プロデュース。一部の楽曲はマニングが所有していた、クリス・ブラックウェル設立のスタジオ「コンパス・ポイント」(バハマ)での録音。次作『スルー・ザ・ナイト』(2010年)では全曲が同スタジオで録音された。なお、2010年9月にスタジオは閉鎖状態になっている。2009年3月25日にはレイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマンに出演、ノラ・ジョーンズらと共に"It Will Stay With Us"を披露した。2010年『スルー・ザ・ナイト』発売。また同年、初めての全編インストゥルメンタルのアルバム『コスモ』をジョン・ゾーンのレーベル「ツァディック Tzadik」から発表した。その後、ジョン・ゾーンのソングス・プロジェクト(2013年-)にもボーカルとしてツアーに参加している。2011年には、ニューヨークで行われた東日本大震災の被災者支援のためのチャリティーライブに出演。さらに8月には、アマンダ・ブレッカーの日本ツアーにギタリストとして同行した。2012年6月に全編ブラジル録音のアルバム『サブ・ローサ』の発売に先行して来日ツアー(12ヶ所)を行った。また11月から行われたノラ・ジョーンズの南米ツアーに同行した。2013年5月にジョン・ゾーンの「ソング・プロジェクト(マーク・リボー、マイク・パットン、ジョン・メデスキら参加)」でヨーロッパ・ツアーを行った。直後に来日。とダヂと共にトリオ・エストランジェイロス(=“異邦人”の意)として、来日公演。『ボーン・アウェイ』の発売に先立ち、各所でインストアライブも行った。11月に再び来日し、ポール・ステュワートの75周年記念パーティ等に出席。また、女性シンガーソングライターのマーガレット・グラスピーらと新ユニット Sim Sim を組んで活動することを発表。2014年もジョン・ゾーンのソング・プロジェクトに引き続き参加。や、との共演ライブも行う。また9月発売のブラジル人女性シンガー、チエ(Tiê)のアルバムをプロデュースした。2014年6月27日全米公開の映画「ゼイ・ケイム・トゥゲザー(原題)」(エイミー・ポーラー、ポール・ラッド主演)では、ノラ・ジョーンズが歌う挿入歌"It Was The Last Thing On Your Mind"の演奏シーンに出演。2015年1月下旬にメキシコツアーを行う。2月10日にブルックリンの2人組インストゥルメンタル・バンド、スター・ローバーとの共演アルバム『No Wrong No Right』を発売。3月18日発売の原田知世のアルバム『恋愛小説』ではDon't Know Whyのカバーにコーラスとして参加。3月19日にはサウス・バイ・サウスウエストに出演、3月下旬にはブラジルツアーを行う。5月にはクラウドファンディングによって実現した来日ツアー。8月にロンドンでデヴィッド・バーンがキュレーターを務めた に、ペトラ・ヘイデンのバックバンドとして出演。ペトラの新作アルバムもプロデュースしているほか、のアルバムもプロデュースする。頻繁に来日公演を行う親日家であり、畠山美由紀やおおはた雄一、Port of Notesといった、日本のミュージシャンのアルバムをプロデュースすることにも積極的。平井堅やbirdのアルバムに参加したこともある。2009年からは、自らのアルバム名をタイトルに冠した野外フェス「ウォッチング・ザ・スカイ」が毎年4月に東京・上野などで開催されている。これまでに、サニーデイ・サービス、ジョー・ヘンリーなどが出演した(自身が出演しない年もある)。アルバム「サブ・ローサ」には「神田の昼下がり ("Afternoon in Kanda")」という曲が収録されている。2014年のインタビューによると、ある時、風邪をひいていた時期に、宮崎駿作品を繰り返し見ていたことから、そのとき作っていた曲に"Miyazaki"とタイトルをつけた。その曲は2015年のアルバム "No Wrong No Right"に収録される。1995年1996年1999年2001年2002年2003年2004年2005年2006年2007年2008年2009年2010年2011年2012年2013年2015年太字はサウンドトラックに曲が収録されたもの。日本かねてから親交のあった俳優、イーサン・ホークの監督2作目となる映画『痛いほどきみが好きなのに』(2006年、日本公開は2008年5月17日)に歌手の役で出演。劇中歌とスコアのほとんどを担当した。映画は2006年のヴェネツィア国際映画祭に出品され、レッドカーペットを他の出演者とともに歩いた。監督のイーサン・ホークはジェシー・ハリスの音楽を「この映画でのナレーションの役目」と語っている。なお、ホークは出会った当初のハリスについては「あまりにルックスがよくて女の子がみんな夢中になった」ので当時は彼のことが気に入らなかったという。なお、ホークの主演映画『恋人までの距離』(1995年)、『ビフォア・サンセット』(2005年)、『ビフォア・ミッドナイト』(2013年)での彼の役名はジェシーである。劇中挿入歌には、本人の歌う新曲と、過去のジェシー・ハリスの曲をノラ・ジョーンズ、ウィリー・ネルソン、エミルー・ハリス、ブライト・アイズ、ファイスト、キャット・パワー、ブラッド・メルドーなどがカバーしたものが使用されている(ほんの数曲、他のミュージシャンのカバーも流れる)。参加ミュージシャンは、「脚本の中のそのシーンを一番体現してくれる、その曲を通して饒舌に語ってくれる」ことを基準に選ばれた。劇中歌とスコアを収録したサウンドトラック(Hickory Records)は、米国紙デイリーニューズ (ニューヨーク)の2007年間CDトップ10の6位にランクイン、日本でもタワーレコードのウェブサイトで年間優秀作品として取り上げられるなど高い評価を得た。日本盤はソニーから発売。JUJUが日本語で歌う"Somewhere Down The Road"(訳詞:TAMAKI MORI、TSUBASA NISHITANI)がボーナストラックとして収録された。また日本では劇場公開時のエンディング曲も、オリジナル版のファイストではなく、JUJUの歌うバージョンが使用された。2002年2005年 来日メンバー:2006年 来日メンバー:2007年 来日メンバー:2009年 来日メンバー2010年 来日メンバー(4月) 来日メンバー(10月)2011年2012年 - サブ・ローサ ジャパン・ツアー 来日メンバー2013年TRIO ESTRANGEIROS 〜TOUR IN JAPAN 2013〜トリオ・エストランジェイロスとしてツアー。 来日メンバー2015年 来日メンバー
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