共産貴族（きょうさんきぞく）とは、共産党政権下において、かつての大ブルジョワジーや貴族同様の富と権力を握っている党幹部や官僚、ノーメンクラトゥーラと呼ばれる層を指した一般的呼称。赤い貴族、新階級（）とも呼ばれる（ただし、中華人民共和国では赤い貴族（）とは改革開放路線に乗って富を得た富裕層を指すこともある）。その起源はロシア革命にまでさかのぼる。ボリシェヴィキの指導者たちは、貴族や資本家から没収した邸宅を所有し、別荘や専用列車なども所有していた。レーニンは、1921年5月19日のスターリン宛の書簡で、と述べている。岩上安身は、レーニン以来の共産貴族化が国家の屋台骨を歪め、ソ連崩壊の元凶となったと指摘している。

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