住職(じゅうしょく)は、本来「住持職」と呼ばれている仏教の職名(宗教上の地位)を省略した呼称で、一寺院を管掌する僧侶のこと。本来は「寺主」や「維那」(いな)などと呼んでいたが、宋代に「住持(じゅうじ)」という呼称が禅宗で使用され、それが後に一般的となり、職も付与して「住持職」と呼ぶようになった。「住職」には、各宗派毎に資格規定が設けられている。僧侶であるならば誰でも住職になれるとは限らず、女性住職を認めない宗派や、逆に住職資格がない僧しか居住していない寺院があり、僧侶はいるのに無住(住職の無い)とされる場合もある。一般的には、学校を卒業後、修行道場で一定の期間研鑽に励んで宗派の事務統括所に登録すると住職資格を得る事が出来る。学歴や宗教系学校か否かや、住職となる寺院の規模によって道場の研鑽期間は異なる。なお、寺院に新たに住職が着任する際には晋山式(浄土真宗では住職継承)という儀式を行う。浄土真宗系などの寺院は世襲により住職を継承することも多い。日蓮正宗では、法主の任命により総本山より各寺院へ派遣される体制を採っている。「法印」は元来、天皇が僧に与えた最高の位。「上人」は仏教用語として悟った人の意で高僧の敬称。「御院」や「院家」は寺の建物の意。「和尚」はもともと戒律を与える師僧をあらわす語といわれる。浄土真宗には戒律がなく、在家仏教としての性格から和尚や上人とは呼ばず、建物をあらわす語を用いた。関西地方の浄土真宗ではご院家さん(ごいんげさん)が詰まって御院さん(ごいんさん)、これがなまってごえんさん(ご縁さん)と呼ばれることが多い。
出典:wikipedia
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