中耳炎(ちゅうじえん)とは、中耳に炎症が起こる病気であり、多くは急性の中耳炎のことを指す。基本的には、細菌感染症であることが多いが、ウイルス感染、膠原病の場合もある。中耳炎の原因としては、多くの場合は耳管経由での細菌感染である。そのため、耳管が生理的に短い小児に起こしやすいほか、上気道炎が多い冬に多い。また、習慣的に鼻すすりを行っている場合は、中耳が陰圧になるため細菌を吸い込みやすく中耳炎を起こしやすくなる。ただし、外耳と中耳は鼓膜により隔てられているため、耳に水が入っても基本的に急性中耳炎にはならない。起因菌としては、インフルエンザ菌、肺炎球菌の2つが最も多く、それにモラクセラ・カタラーリスが続く。この3種類の細菌で細菌感染による中耳炎の9割以上を占める。これらの細菌では抗生物質に対する耐性化が進んできており問題となっている。細菌以外の原因としてはANCA関連血管炎との関係が指摘されており、多発血管炎性肉芽腫症(ウェゲナー肉芽腫症)の認定基準の1つに中耳炎が含まれているほか、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(チャーグ・ストラウス症候群)では好酸球性中耳炎を合併することがある。
出典:wikipedia
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