松野町(まつのちょう)は、愛媛県の南予地方に位置する町。四万十川の支流の一つである広見川の中流域に位置し、森林が全面積の84%を占めている。「森の国」というキャッチフレーズで、交流人口の増加、都市と農村との交流促進を図る行政施策を続けており、一定の成功を収めている。また愛媛県では市町村合併(平成の大合併)を推し進めたが、松野町は加わらなかったことから、県内最小人口の自治体となった。鬼ヶ城山をはさんで宇和島市の真東に位置する。ただし、直接宇和島市街に行くことはできず、隣町の鬼北町を通る必要がある。地域的には、昭和の合併前の旧町村である、吉野地域と松丸地域とに二分される。役場は、松丸地域にあり、役場前には街道に沿って商店街が形成されているほか、商店街のはずれ近くにJRの駅がある。昭和の合併の時、旧町村である北宇和郡松丸町(まつまる - )と吉野生村(よしのぶ - )のそれぞれ一字を取って「松野町」に。当初、高知県境に接し、一番奥地である吉野生村は鬼北(きほく)地域全域の大合併を、街道町であり歴史もある松丸町は二町村の小合併をそれぞれ志向していた。これは鬼北地域の当時中心と見られた近永(今日の鬼北町近永地区)に近く、近永に吸収されてしまうことを懸念し、小さくとも何とかやっていけると考えた松丸と、高知県に接し、合併するならより広い範囲がよいとする吉野生との考えの違いが背景にあった。協議はなかなかまとまらず、最終的には吉野生村側が歩み寄り小合併に。新町名をめぐっては、吉野生側が「吉野町」を主張し、松丸側がこれに反発。結局、財政面や議員定数で松丸側が吉野生側に配慮し、旧町村のいずれにも偏しないことで一致。候補として、松野、大森、鮎川、美山をえらび、この中から松野とした。町内にはない。隣の鬼北町に愛媛県立北宇和高等学校がある。宇和島自動車の便がある。支線は、利用減少により、町営バスに切り替えられ、宇和島自動車便は虹の森公園前止まりとなった(2004年(平成16年)11月)。宇和島自動車の時刻表参照。最大の観光地であり、足摺宇和海国立公園の一角をなす滑床渓谷(なめとこけいこく)は、目黒川の源流域にあたり、行政区画としては松野町ではなく、宇和島市に属する。大雨により、土砂崩れが発生しやすいのが難点である。森の国ホテルは四国地域ではプチホテルの走りとして人気が高く、予約が取りにくい宿泊施設である。
出典:wikipedia
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