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弥彦競輪場

弥彦競輪場(やひこけいりんじょう)は新潟県西蒲原郡弥彦村にある競輪場。主催は弥彦村。競技実施はJKA競輪競技実施事業本部東日本地区本部関東競技部。日本では唯一となる村営の公営競技場である。実況の担当は小川雄一郎。弥彦競輪場は弥彦神社の境内に1950年4月28日開設された。施設管理会社は株式会社やひこドリームであったが、2005年12月に株式会社やひこドリームから寄付を受け弥彦村所有となる。寒冷地の競輪場であることから本場開催は降雪のない4月から11月に行なわれる(場外発売は通年)。弥彦で開催された特別競輪は、1991年、1992年、1998年、2002年、2005年、2008年にふるさとダービー(GII)が開催された。競輪場周囲の環境や競輪場自体の雰囲気から、しばしば「ふるさとダービー開催には最もふさわしい競輪場」と言われてきた。しかし2008年度をもってふるさとダービー自体が廃止となり、当場での開催も2008年4月が最後となった。2011年に弥彦史上初のGIとなる寬仁親王牌が開催されて以来、2015年まで5年連続で開催された。記念競輪(GIII)として、ふるさとカップが毎年6月から7月(近年は7月)に開催される。また毎年秋にS級シリーズとしてクローバーカップが開催されている(関東地区の持ち回りで、宇都宮競輪場や前橋競輪場でも開催される)。トータリゼータシステムは日本トーターを採用している。なお2010年8月9日より重勝式投票にあたるKドリームスの発売を開始した。ただし本場や競輪場外車券売場では購入できず、会員制のネット販売に限定される。マスコットキャラクターはシカの「スピーディア」で、仲間を9匹9色揃えた「競輪戦隊スピレンジャー」も存在する。1964年と2009年の新潟国体の自転車のトラック・レース競技の会場としても使用された。一周400m。長さ的には普通のバンクだが、その諸元はかなり特徴的で、通常コーナー部分には直線からのつなぎである緩和曲線があり、通常はすべてのコーナーが非対称であるが、弥彦では1コーナーと4コーナー、2コーナーと3コーナーがそれぞれ対称となっている。1コーナーと4コーナーの緩和曲線はきつく直線部分が長く取られている。また、最後の直線の長さは400mバンクの中では一宮競輪場・武雄競輪場に次いで3番目に長いため、捲りや追い込みが決まりやすく、更にバック側での捲りではスピード低下が無く好都合である。そのため、逃げ切るのは他の400mバンクに比べ少々厳しい。競輪開催期間および前橋競輪場の場外開催期間には、周辺の主要駅から無料バスが運行される。以前は北海道白糠郡白糠町庶路甲区6-16にサテライト釧路を設置していたが2002年11月11日に閉鎖している。また新潟県阿賀野市久保196-1にサテライト阿賀野を2011年11月26日よりオープンさせていたが2016年7月1日をもって閉鎖している。※1節4日間制開催となった、2002年4月以降の歴代記念競輪優勝者を列記。

出典:wikipedia

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