東葉高速線(とうようこうそくせん)は、千葉県船橋市の西船橋駅と千葉県八千代市の東葉勝田台駅を結ぶ東葉高速鉄道が運営する鉄道路線である。駅ナンバリングで使われる路線記号はTR。以下の列車が運行されている。ほぼすべての列車が西船橋から東京地下鉄(東京メトロ)東西線と相互直通運転しており、一部は東西線経由で中野駅より東日本旅客鉄道(JR東日本)中央緩行線の三鷹駅まで運転する。東葉高速鉄道保有車両と東京メトロ保有車両による運用があるが、東葉車はATS-Pが設置されておらずJR線に直通ができないため、東葉勝田台 - 西船橋 - 中野間の運用に限られる。終電は平日で東葉勝田台駅1時4分着・土休日で東葉勝田台駅0時53分着と遅く、新京成電鉄新京成線や京成本線に乗り換えることはできない。列車種別は以下の3種類があるが、線内は全て各駅に停車する。種別は東西線と共通で、東西線内での種別のまま当線内でも運転する。ただし、下りは種別を案内しないか「各駅停車」と案内する。東葉高速線で最も多く運行されている列車で、東葉高速線内は各駅に停車し、東西線西船橋 - 東陽町間のみ快速運転をする。かつては下りに八千代緑が丘行が存在していたが、現行ダイヤではすべて東葉勝田台行である。日中時はほぼ全ての列車が中野駅 - 東葉勝田台駅間の快速として運転されている。車両については各社の車両で運転されている。また朝・夕のみ三鷹駅 - 東葉勝田台駅間が設定されており、車両は全列車東京メトロ車で運転されている。平日朝の上り方面のみ運行され、東葉高速線内は各駅に停車し、東西線西船橋 - 浦安間のみ快速運転する。現行ダイヤでは東葉勝田台駅発中野行き、東葉勝田台発三鷹行きが設定されており、前者は東葉高速車3本以外は東京メトロ車で、後者は3本のみの設定で全列車東京メトロ車で運転されている。車両や駅によっては「通快」と略して表示される。東西線内の快速運転時間外および朝夕ラッシュ時のみに運行される。三鷹駅 - 東葉勝田台駅間の列車は全列車東京メトロ車で運転されている。中野駅 - 東葉勝田台駅の列車は各社の車両で運転されている。中野発八千代緑が丘行きは平日のみの設定で東京メトロ車で1本、東葉高速車で1本運転されている。東陽町駅 - 東葉勝田台駅間の列車は平日・土休日共に下りは1本が東葉高速車であるほかは東京メトロ車、上りは東京メトロ車で運転されている。東葉勝田台発九段下行きは平日1本のみの設定で東京メトロ車で運転されている。八千代緑が丘駅 - 東葉勝田台駅間の列車は平日下りは東葉高速車で9本と東京メトロ車で6本、土休日下りは東葉高速車で5本と東京メトロ車で4本、土休日上りは東京メトロ車で1本運転されており、平日上りは設定されていない。従来の快速は、東西線西船橋 - 東陽町間のみ快速運転で、東葉高速線内は各駅停車だった。速達化を図る目的で、東葉高速線内も快速運転する東葉快速が1999年12月4日のダイヤ改正で新設された。東葉高速線内の停車駅は西船橋駅、北習志野駅、八千代緑が丘駅、東葉勝田台駅。車両や駅によっては「東快」と略して表示されていた。当初、平日朝の西船橋方面行と夕方の東葉勝田台行に設定されていたが、この東葉快速の設定により、通過駅では通勤時間帯に10分以上の間隔が空くことがあった。このため、東葉快速通過後に到着する電車に乗客が集中することとなり、2009年3月14日のダイヤ改正で朝の上り方面が廃止され、夕方の下り東葉勝田台行のみ4本の運転となった。2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)発生以降、東葉快速の運転は中止されていたが、同年9月12日に平常ダイヤに戻り運転を再開した。下りの東葉快速も通過駅の乗車人数が年々増加していることから2014年3月15日のダイヤ改正で廃止され、快速(東葉高速線内は各駅停車)に変更された。2006年11月20日から、朝ラッシュ時の西行(中野方面)列車に女性専用車が導入されている。設定対象となる列車は、東葉勝田台を6:37 - 8:29に出発する電車。設定当初は中野まで設定されていたが、大手町駅の出口の関係で11月29日より東西線内大手町までに短縮された。東西線内で9:00を過ぎると解除される。開業当初から10両編成の列車しか運転されたことがない路線である。西船橋 - 東葉勝田台間16.2kmの運賃は大人630円、東西線西船橋 - 中野間30.8kmの運賃は大人310円と、周辺の他の鉄道と比べ運賃が高めである(運賃額はいずれも2014年4月現在の切符購入の場合)。同じ千葉県内にある北総線の方がさらに割高であったが、2010年の成田スカイアクセス開業と同時に実施された沿線自治体との合意による運賃値下げで、東葉高速線とほぼ同距離の東松戸 - 千葉ニュータウン中央間16.3kmで大人630円が600円となり(2014年4月現在は620円)、5kmを超えて9kmまでの区間は同額、3kmまでと9kmを超えて17kmまでの区間なら東葉高速線の方が10円割高となった(2014年4月の運賃改定後も切符購入の場合の金額差は同じ)。ただし、北総線は都心へアクセスするのに3社局(北総、京成、都営またはその他)必要であるのに対し、東葉高速線は2社(東葉、東京メトロ)で済み、さらに東京メトロの長距離運賃はかなり低廉であることから、単純な自社線内での比較はあまり意味がないといえる。なお、西船橋駅における乗換案内においてJR各線側から「東葉高速鉄道線」と案内されるが、埼玉高速鉄道の埼玉高速鉄道線の場合(事業者「埼玉高速鉄道」の路線「埼玉高速鉄道線」)と異なり「東葉高速線」が正式な名称である(事業者「東葉高速鉄道」の路線「東葉高速線」)。
出典:wikipedia
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