小田町(おだちょう)は愛媛県の中予地方にあった町。現在は、喜多郡の内子町、五十崎町と郡を越えて合併し、南予地方の一部となっている。典型的な山村である。肱川の支流の一つである小田川の上流域に当たり、四国山地の中に奥深く入った山村である。山は東にいくほど高く、西は900メートル程度ながら、東部には1500メートル級の山々が連なっている。主要な集落は、役場のある町村(まちむら)集落である。気候は冷涼であり、冬季には積雪もみられる。小田町一円は古くから小田郷と呼ばれていた。更に古くは、浮穴郡ひろぬた、大田の庄或いは大田山ともいわれていた。中世近世近代、町制施行まで町制施行後大字本川(ほんがわ)、中川(なかがわ)、上川(かみがわ)、立石、南山(みなみやま)、寺村、町村(まちむら)、日野川(ひののかわ)、大平(おおひら)、吉野川(よしのかわ)、中田渡(なかたど)、上田渡(かみたど)、臼杵(うすき)の14の大字があった。いずれも合併前の旧村であり、平成の合併により内子町になってからは、大字町村を除き、表記から大字を省くこととし、町村については「小田」と呼ぶようになった。歴代町長平成の市町村合併の経緯道路交通中心である。町内に鉄道はない。 最寄駅 - JR予讃線・内子駅高速道路国道県道V字型の渓谷に集落が点在しており、2本の国道が骨格をなしている。いずれも、近年改良が進みつつあり、かつてのセンターラインすらない状態の区間はわずかになっている。その他の県道、町道は狭隘なもの、曲がりくねったものが多い。道の駅中畦から松山市駅、松山市駅から小田役場前を結ぶ伊予鉄道の路線バスが1本ずつ走っていたが、2010年に路線廃止された。この地域は、かつては旧国鉄バスが走っていた地域であり、撤退と共にそれを補う形で、町がバスを走らせる事例が多いが、小田町も同様である。また、児童生徒数の減少による小中学校の統合の合意条件としてバス等の交通の確保が求められたといった事情もある。このため、民間バス(わずか1本であるが)を補う形で、町営で、集落間を結ぶバスを走らせている。内子町との間の境に小田町営のバス停留所があり、内子町営バスもほぼ同様に町境まで路線を伸ばしている。このため、うまく乗り継げば内子の街に出ることもできる(上記はいずれも合併とともに新内子町に引き継がれた)。
出典:wikipedia
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