『まんがサイエンス』は、あさりよしとおによる日本の漫画作品。学研教育出版発行の雑誌『5年の科学』および『6年の科学』などで連載されていた科学学習漫画で、2012年5月現在は『大人の科学マガジン』にて連載中。第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品。清水ますみによる同名の作品も、事実上の前作であるため本項で扱う。ただし、両者に登場人物・ストーリーの関連は全くない。以下、『まんがサイエンス』は、特記がない限りあさりよしとお作品を指す。連載開始は『5年の科学』1987年10月号、当初は『5年の科学』のみに連載。連載開始の事情は#清水ますみ版『まんがサイエンス』も参照。『学研の科学』は2006年度を以て製版を終了し、2007年度からは月毎に再版を繰り返していた。その為、2007年度以降は『5年の科学』および『6年の科学』での『まんがサイエンス』の新作は中断され、再掲の形で連載されていた。2010年には『学研の科学』自体が休刊となり、5月に小学4年生 - 6年生向けの科学系雑誌『りすうか』(不定期)が創刊、連載は第2号(12月発売)から再スタートとなったが、2011年4月発売の第3号で休刊となったため、再び中断。同年12月より電子書籍『まんがサイエンス 単(シングル)』として、一話ずつの書き下ろし販売がスタートした。2012年5月発売の『大人の科学マガジン』Vol.34 デルタ・ツイスターより連載再開。発表形式が変わりながらも20年以上の連載を続けるという、学習漫画では類例のないロングヒット作品となっている。トピックごとの協力者は存在するが原作者を持たず、作者自身の取材によって、多岐にわたる科学分野について、子供にも理解できるよう解かりやすく描き続けている。開始当初は8ページのショート連載であり、協力者と共に、「絵」として欄外に小さくクレジットされるようにあさりの扱いも小さかった。1991年度から倍の16ページとなり、『6年の科学』にも同じ内容が連載されるようになった。学研ノーラコミックス名義で、2011年9月現在13巻までコミックスが出ており、また図書館向けのハードカバー版もある(ただし、巻によっては通常版と副題が違う)。掲載誌が横書き・左綴じなので、本漫画も欧米の漫画のように左から右へ読む形式で、ふきだしの台詞も基本的に横書きになっている。単行本カバー見返しのコメントによると、小学4年生の頃、内山安二の『コロ助の科学質問箱』(学研まんが ひみつシリーズ)を読んで以来、科学まんがを描きたいという希望を温めていたという。基本は一話完結方式で、毎回ハイテク機械や人体、生物、また環境問題や気象などあらゆる科学のテーマを採り上げ、それを主人公の小学生たちが専門家と一緒に知識を学んでいくというものである。その一方で、コントやギャグも交えており、小学生と専門家というのは学習漫画の定番だが、本作では人間の専門家がほとんど無く、あからさまに怪しい人外キャラクターが毎回登場する。作者の趣味が前面に出ており、とりわけロケットに関する話題は多い。その他カメラや時計など精密機器の話も多く見られる。また、5 - 12ヶ月にわたって続き物となっているシリーズ連載作品(「ロボットの来た道」など)もあり、レギュラーキャラ以外が登場する特別編もある。ノーラコミックス、既刊14巻(2013年8月現在)『5年の科学』1987年4月号 - 8月号連載。少年の大洋くん、少女のめもりちゃんの疑問に山下博士が答えて行くというもので、オーソドックスな学習漫画の形式である。9月号は「自由研究特集」として休載、10月号からあさりの同名タイトルの作品に代わり現在に至る。学年誌では学校年度に合わせて4月号 - 3月号を1サイクルとして連載が行われるのが普通であるが、あさり版『まんがサイエンス』が異例の10月連載開始と紹介されているのは、こうした事情のためである。
出典:wikipedia
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