学研まんがひみつシリーズ(がっけんまんがひみつシリーズ)は、学習研究社(現・学研ホールディングス)が1972年から刊行した学習漫画の共通タイトル。「学研まんが」における、タイトルに「○○のひみつ」と付く児童書のこと。2003年以後は『新ひみつシリーズ』が後継作品として学研教育出版(2009年 - 2015年)→学研プラス(2015年 - )より発行されている。『ひみつシリーズ』は1972年のシリーズ開始以来、2003年からの『新ひみつシリーズ』も合わせての累計発行部数は2013年時点で2300万部を超えている。内容はマンガを用いて子供に題材を解説するといったもの。まめちしきという関連記事が各ページの端に書かれており、その部分はより専門的、瑣末的な内容となっている。背表紙や「まめちしき」(後述)などに登場するマスコットキャラは吉田迪彦デザインの「ヒッポくん」。1970年から『科学と学習』誌上で登場している。命名の由来は「ピッっと閃いてポッっとわかる」。1972年から1990年までは、背表紙のタイトル文字が赤箔に白地であったが(「旧版」)、1992年には白地に赤箔とした「新訂版」が登場。内容の修正や、同じタイトルでも漫画の描き直しなどが行われた。旧版は70タイトルが刊行され、新版ではそれに6冊が加わり、合計は76タイトルとなる。ただし旧版にあった作品の一部は、新訂版では刊行されていない。大きく変更された点は、従来の装幀に代わり、白地を基調としテーマに副ったイラストを取り込んだデザインとなった。また新訂版はカバーにコーティングはないが、本体にはコーティングが施され、カバーがなくなってもそれほど違和感のない装幀(旧版はカバーを外すとオレンジ色(1974年半ばまでは青色)の表紙となり、差異が著しい)となっている。なお、『ひみつシリーズ』は2003年に『新ひみつシリーズ』が刊行されて以降もしばらく(2007年頃までは重版されている)併行して販売されていたが、その後旧シリーズは全て絶版となり『新ひみつシリーズ』へと完全移行された。また、2003年から2012年にかけて、『大人の科学マガジン』誌上(創刊号から33号まで)にて、「おとなのひみつシリーズ」が連載された。『ひみつシリーズ』は図鑑を漫画化したようなもので、始めの方は海や自然、地球、動物、魚、人体など割とカテゴリーの大きなテーマを扱っており、専ら科学(理系分野)が対象であった。後になると、犬や猫、カブトムシなど細分化されたテーマ、また漢字や記号、年中行事、歴史など人文科学・社会科学(文系分野)を扱った作品、またNHKの番組を漫画化したものも登場した。シリーズ末期では原子力や石油などのエネルギー関連、環境問題、更にパンやインスタントラーメンといった食品関連のジャンルまで登場している。『ひみつシリーズ』の後に出版された『事典シリーズ』では『ひみつシリーズ』より専門的な内容を扱っている。〈新ひみつシリーズ〉では学術関係に囚われない傾向が見られ、囲碁や将棋、サッカーといった趣味のジャンルも補っている。また、以前には他に小学校低、中学年を対象に、算数、理科、漢字学習をテーマとしたものも刊行されたことがある。学研まんがは『ひみつシリーズ』以外にも、以下のような姉妹作品がある。執筆作家には同じく学研が刊行していた「学研の科学」で活動する漫画家(内山安二、よこたとくおなど)が多く参加していた。以下に挙げる作品は旧版のものである。その他、沢田ユキオ(みえるみえないのひみつ)や青木たかお(人名地名おもしろ事典)など、現在、『月刊コロコロコミック』など児童向けコミックで活躍している漫画家も『ひみつシリーズ』を執筆している。また、伝記シリーズや名作シリーズを含めると、石ノ森章太郎や方倉陽二といった顔ぶれも登場する。なお、最も売れたものはいずれも1972年に同時刊行された、「からだのひみつ」、続いて「恐竜のひみつ」、「宇宙のひみつ」である。初期のタイトルには当初巻数が振られておらず、また末期のものは絶版や事典シリーズに移行した際に欠番となった巻数を再度付け直しているため、初版で全巻揃えたとしても巻数は揃わない。タイトル - 漫画家(初版発行日)巻数は現刊行版のもの。シリーズ開始当初は巻数は振られておらず、途中より絶版などを整理する形でナンバリングが施された。そのため巻数は刊行順に沿ったものではない。タイトル - 漫画家企業や団体の協賛のもと製作されたもの。小学校の図書館や図書室に無料配布されているほか、後述するように電子書籍で閲覧可能となっている。協賛元とのタイアップにより、作中にその協賛元の実際の商品などが登場するなどしている。2001年の『ハンバーガーのひみつ』から以後続刊されている。全国の小学校と公共図書館に無償配布されたり、PRの景品などで協賛元から頒布される物がほとんどだが、一部タイトルはシリーズ名を外したものが市販されている。公式サイト「学研キッズネット」にてビューワーによる全タイトルの見開き2-4ページ程度の試し読みと、一部特定タイトルの全ページの閲覧(公開)が実施されているが、2011年5月25日より「学研電子ストア」にて電子書籍化したものが順次発売されている(1冊350円)。タイトル - 協力(タイアップ商品) - 漫画家タイトル - 協力 - 漫画家2011年よりスタートした、「かつて『ひみつシリーズ』を読んで育った世代に向けた、大人のための学習漫画」をコンセプトにしたシリーズ。学研ノーラコミックスレーベルより現在3巻まで刊行されている。執筆作家はよこたとくおをはじめ、ビッグ錠、ロビン西、新沢基栄、えびはら武司、しりあがり寿、平松伸二など。
出典:wikipedia
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