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プルガサリ

プルガサリ(Pulgasari、、文化観光部2000年式: Bulgasari、マッキューン=ライシャワー式: Pulkasari)とは、本項目では3、4についてを記す。『プルガサリ』("Pulgasari")は、1985年朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)製作の怪獣映画、および作品内に登場した架空の怪獣の名称。「プルガサリ」とは「不可殺」の意であり、想像上の殺すことが出来ない怪物を意味する。特記が無い場合は映画作品の記述である。本作は朝鮮民話に題材が採られている。時代劇の中に怪獣が登場する特撮映画作品で、屋根瓦や内部の柱や梁まで忠実に再現された王城のミニチュアとその破壊の迫力、社会主義国ならではのエキストラ大量動員による革命軍対政府軍の激突など、現実感がある戦闘シーンなどが特徴としてあげられる。製作にあたり日本から中野昭慶やスーツアクターの薩摩剣八郎などゴジラを手がけた東宝特撮チームが招かれ特殊技術を担当したことでも知られている。1985年に完成し世界公開を目指したが、「政治的な理由」で公開が停止された。詳細な説明はされていないが、本作を監督したのが韓国から「亡命」した申相玉(シン・サンオク)であり(実際には拉致も疑われる。申相玉の項を参照)、申相玉が本作の制作を最後に北朝鮮から韓国へ脱出したことも一因と推測されている。日本公開は1998年に行われた。高麗王朝末期、苛斂誅求による飢饉で民衆は苦しんでいた。あまつさえ王朝は、農民たちの農具をとりあげ、鍛冶屋のタクセに武器を作らせようとする。これに抗議した鍛冶屋タクセは捕らえられ獄死する。しかし獄中でタクセは無念の思いを込めながら飯を練って小さな怪獣「プルガサリ」の像を作っていた。娘のアミは父の遺品として針箱にプルガサリをしまっておくが、ある日裁縫中に指先を傷つける。アミの血を受けたプルガサリには命が宿り、針などの金属を食べることで成長していくのだった。アミの恋人・インデは役人に逆らった咎で捕らえられる。処刑の場にプルガサリが現れて刑吏の刀を食べてインデを救い、ついで役所の武器庫の武器を食べて山に消える。インデは民衆の一揆を組織して山中で討伐軍を迎え撃つが、糧道を断たれて一時は苦難に陥る。しかし、そこへさらに巨大化したプルガサリが現れて再び危機を救う。一揆軍はプルガサリとともに都に向かって進撃する。アミを人質に取った将軍の計略で火攻めにされるが、鉄を食べて巨大化したプルガサリには通じない。無念の思いを吹き込んだタクセの魂を封じようとする呪術師による攻撃によってプルガサリは危機に陥るが、アミが再び血を注ぐことによってプルガサリは蘇った。王朝軍は最終兵器として巨大な火砲兵器を持ち出すが、プルガサリは砲弾を跳ね返す。プルガサリと民衆はついに王朝を倒す。しかし、王朝を倒してもプルガサリは鉄を食べ続けた。農耕や生活に必要な農具や鍋釜などの金属製品まで食べ尽くしたプルガサリはもはや民衆にとって厄介なものでしかない。プルガサリを養う金属を得るには他国を侵略し世界中を戦争に巻き込む以外無い、世界そのものが滅びてしまうと考えたアミは、自らの身を犠牲にしてプルガサリを封印する。役名(俳優名)の順に記載する。実際にこの映画を監督したのは申相玉なのだが、日本で劇場公開された際は、北朝鮮でキャリアのある映画監督であるチョン・ゴンジョの名義に変更されている。また、日本人スタッフが関わったことはクレジットされていない。(※):クレジットなし日本では正式公開(1998年)以前に和光クリエーションでビデオ化されたが、公開後は非公式の海賊版扱いとされている。1998年日本市場向けにNTSC方式のVHS、LD、DVD が正式に発売される。日本では1999年11月20日20:00-のゴールデンタイムに東京都域のMXテレビ(現愛称・TOKYO MX)で放送された。

出典:wikipedia

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