横須賀駅(よこすかえき)は、神奈川県横須賀市東逸見町一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)横須賀線の駅である。当駅は横須賀港に駐屯する海軍関係施設へのアクセスや物資輸送を行うため開業された経緯がある。敗戦後もしばらくの間米軍横須賀基地への物資輸送の拠点として機能した。その後車運車用の施設が開設され1980年頃まで利用されていた。現在はモータリゼーションの発展により貨物輸送は行われなくなったため貨物駅としての設備は撤去されている。貨物駅部分の大半は、ウェルシティ横須賀として、横須賀市公共施設や超高層住宅「天空の街」等が建てられたが、当時の名残で道側(山側)と海側に数本の側線が現在も残されている。常時使用されていないが、3番線のすぐ隣の側線は東京方面から来た臨時列車や事業用のモーターカーを留置するためにしばしば使用されている。2004年(平成16年)10月16日のダイヤ改正までは、当駅始発(折り返し)の湘南新宿ライン(運転区間は新宿まで。使用車両は215系電車)が設定されていた。2014年(平成26年)3月15日から、横浜駅・大船駅発着の「成田エクスプレス」(使用車両はE259系電車)の一部列車が、横須賀駅まで臨時列車として繁盛期の土日祝にのみ延長運転を行う。2面3線のプラットホームを有する地上駅である。海側のホームに1番線、山側のホーム両側に2・3番線が延びる。ただし現在1番線は使われておらず、実質的に1面2線の配置となっている。みどりの窓口(営業時間7:00〜20:00)設置。駅舎はホームの最も久里浜寄り付近にあり、改札口は1箇所のみ設置されている。トイレはホーム入口に、駅構内の改札外でNEWDAYSが1店舗営業している。また、改札外には横須賀海軍カレーの公式キャラクターのスカレーの人形も置かれている。複線区間の末端にあり、当駅より下り方は単線である。1・2番線は行き止まりの頭端式ホームで、上り方のみと線路がつながっているため当駅始発・終着列車が使用しており夜間には11両編成1本が夜間滞泊している。またこのような形状のため跨線橋を設ける必要がなく、駅構内に階段が無いことが特徴となっている。かつては設置されている駅スタンプにも「階段のない駅」と表記されていた。下り方へは2番線のホーム対面となる3番線のみ線路が続いており、列車交換はできない。2番線の車止めの後ろには、カモメとイカリをあしらったシンボルマークが掲出されている。かつては、海側から米海軍横須賀基地方面へ引込線が延びていた。2013年度の1日平均乗車人員は5,518人。近年の推移は下記の通り。東京湾に近接しており、ホームからも横須賀港や米軍横須賀基地を望むことができる。しかし元々は軍港への連絡を目的とした駅であり周辺には平地が少なく、開業時は横須賀海兵団が使用していた土地を駅用地に転用した。横須賀市の中心市街地の外れに位置している。そのため、市内中心部に位置する京急本線の横須賀中央駅や汐入駅の方が圧倒的に利用者が多い。近隣には近年の貨物用地再開発によりマンションなどが建設されているが、商店などはあまりない。駅北側はヴェルニー公園として汐入駅方面まで整備され多くの利用者がある。京浜急行バスとその子会社である湘南京急バスにより路線バスが運行されている。京急の主要駅と比べると乗降客数は少ないが駅前にバスターミナルが整備されており、三浦半島内各地へのバスが発着する一大ターミナルとなっている。2009年にはバスターミナルの改修工事が行われ、それまで浮浪者が住み着くなど問題になっていた連絡地下通路を廃止した。自動車は県道25号を経由しないと駅前に乗り入れられないため、横須賀市北部方面への路線は国道16号に設置されたバス停を発着する。各路線についての詳細は京浜急行バス衣笠営業所、三崎営業所、湘南京急バス堀内営業所を参照。1945年の終戦直前にあたる一時期のみ、衣笠駅との間に相模金谷仮乗降場という海軍工廠通勤客のための専用停車場が設けられていた。(駅跡付近は線路用地が広くなっており、保線用の資材置き場に利用されている。プラットホーム跡は土盛りとして残っている。)
出典:wikipedia
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