ニュージーランド航空(ニュージーランドこうくう、英称:Air New Zealand)は、ニュージーランドのオークランド市を本拠地とする航空会社。オセアニア地域を中心にアジア、ヨーロッパ、北アメリカへの航空サービスを行うニュージーランドのフラッグ・キャリアである。国際線と国内線を運航するニュージーランド最大の航空会社。スターアライアンスメンバー。本拠地はオークランド国際空港である。機体マークはニュージーランドのマオリ族の伝統模様である「コルー (Koru)」(シダの芽の渦巻きをモチーフとしたデザイン)を採用している(シダの芽は「誕生、成長」を意味している)。最新鋭の機材には、胴体前部に描かれている2本線塗装が消去されて「Air New Zealand」ロゴにマイナーチェンジされた塗装が増加しつつある。2006年4月、カンタス航空との間で「トランス・タスマンルート」と呼ばれるオーストラリアとニュージーランド間のフライトに関しての包括提携を発表した。しかし、公正取引委員会によって「反競争的で国民の利益に反する」として認可されなかった。ニュージーランドは地理的に世界中から遠く離れていることもあり、一部の路線でエコノミークラス専用フルフラットシート『スカイカウチ』を導入するなどエコノミークラスのサービスクオリティは高く評されている。イギリスの『コンデナスト・トラベラー誌』による読者賞「最高の長距離輸送航空会社」を7度受賞しているほか、『TTGアジアトラベルMTVムービー・アワード|MTVムービー・アウォーズ』「ベストパシフィックエアライン賞」を6年連続受賞、アメリカの航空業界誌『エア・トランスポート・ワールド (ATW)』「エアライン・オブ・ザ・イヤー2010」「エアライン・オブ・ザ・イヤー2012」(3年で2度の受賞は世界初)、航空機の安全調査を行う『AirlineRatings.com』「エアライン・オブ・ザ・イヤー2013」を受賞するなど、世界各地の旅行部門にて受賞歴多数。その一方で、競合他社が少ないことから運賃は相対的に高めである。従業員数は約11,000人(2012年)。業務上の最高責任者は最高経営責任者(CEO)が務め、2013年1月からクリストファー・ラクソン(カンタベリー大学商学修士、前ユニリーバ・カナダCEO)が務める。法人としての最高責任者は会長が務め、2010年12月からアントニー・カーター(フィッシャー・アンド・パイケル・ヘルスケア社会長、ラフボロー大学工学修士)が務める。旅客機の離陸前に放映する機内安全ビデオは、頻繁に更新され、出演する乗務員がボディーペイントであったり、オールブラックスのメンバーや、ホビットやメン・イン・ブラックの出演者が出演していたりと、非常にユーモアに富んでいる。最新作では、冒険家のベア・グリルスを起用し、機内安全ビデオとしては、初の全編屋外ロケとなった。さらに2013年10月には、アメリカ出身のコメディ女優「ベティ・ホワイト」ら往年のスターを起用した、機内安全ビデオを公開し、こちらはニュージーランド国外で、初の全編屋外ロケを行なった。2014年10月23日からは、同年12月13日に日本国内で公開される映画「ホビット 決戦のゆくえ」出演者の他、ニュージーランド観光大使を務める清水直行も、この機内安全ビデオに登場している。1940年:国営航空「タスマン・エンパイア・エアウェイズ・リミテッド (TEAL)」 が設立され、イギリス連邦オーストラリアをはじめオセアニア各地を中心に運航を開始。ニュージーランド航空はスターアライアンス加盟各社とコードシェアを行っているが、スターアライアンス以外の下記の航空会社ともコードシェアを行っている。日本路線においては、ANAがスターアライアンスに加盟しているが、その後も成田線・関西線ともにJALとコードシェアを行っており、アライアンス間のねじれが生じていた。2012年3月24日、JALとのコードシェアを終了し、翌日3月25日からはANAとのコードシェアを開始、アライアンス間のねじれ状態は終了した。ニュージーランド航空が発注したボーイング社製航空機の顧客番号(カスタマーコード)は19で、航空機の形式名は747-419, 767-319ER, 777-219ER などとなる。また、同社ではファーストクラスは導入していない。ニュージーランド航空ではボーイング787を導入しているが、遅延のため、2009年にボーイング767-300ERにウイングレットを装着して燃費を向上させる改修(アメリカン航空やANA同様)を実施し、機材運用を延長しているが、前述のボーイング767-300ERは787や777の納入によって機材更新が進み順次退役する予定。また今後ボーイング777-200ERにもウイングレットを装着を検討しているとのこと。老朽化したボーイング747-400を置き換える為に2010年末からボーイング777-300ERが導入され始めた。また金融危機、燃料費節約のために、燃費の悪いボーイング747のZK-NBTとZK-NBSの運用を中止している。ZK-NBSは導入から19年たっており、長距離洋上飛行による老朽化、また2002年にエンジン故障もおこしていることから2010年9月にアメリカで解体された。この解体は事故抹消機を除くハイテクジャンボの解体第一号となった。2014年9月10日、同社のボーイング747-400は運航をすべて終了した。これにより、同社のフリートから四発エンジン旅客機が姿を消した。同社は地理的に機材の長距離運航が多いため、機材を限界近く酷使するため、状態のよい機材を上手く運用している。英国連邦傘下のため歴史的に運用機材のエンジン選択はロールス・ロイス製を使用してきたが近年は総合的に判断し、他社製エンジンも使用している。一部の機材には、自国のラグビーチームなどをスポンサーとしている「オールブラックス」であり、機体全体が真っ黒に塗装されたり(ボーイング777-300ERのZK-QKQ、A320のZK-OABなど)、離陸前の機内安全ビデオにもオールブラックスのメンバーが登場したりする。2012年に垂直尾翼全体が黒地、ロゴマークは白地の組み合わせとなる新塗装が発表され、2013年から就航している。ニュージーランド航空の長距離国際線では、ボーイング777-200ER・ボーイング777-300ER・ボーイング747-400にビジネスクラス『ビジネス・プレミア』とプレミアムエコノミー、エコノミークラスの3クラスで構成されている。ビジネス・プレミアには、フルフラットベッドシートが装備されている。また最新鋭のボーイング777-300ERでは、プレミアムエコノミークラスがスペースシートに、またエコノミークラスの一部窓側座席に『スカイカウチ』を設定している。ボーイング767-300ERには、ビジネスクラスとエコノミークラスの2クラス構成で、ビジネスクラスにはレザー張りのシートが装着されている。国内線ではエコノミークラスのみで、無料のスナックや飲料水などが用意されている。マイレージプログラムは「エアポインツ(Airpoints)」を運営している。ただし、ポイント単位は「エアポインツドル」という独自単位を使用している。また、日本国内在住では入会する事が出来ないため、必然的に他スターアライアンス提携会社のプログラムでマイル加算することになる。かつて、1995年9月からスターアライアンス加盟までの間は、ノースウエスト航空とのマイレージ提携を行っていた。
出典:wikipedia
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