ダース (, 打) とは個数の単位で、12個の組を表す。英語の (ダズン)の転訛。例えば鉛筆が「12本」という代わりに「1ダース」という。文例としては「鉛筆1ダース(がある)」「1ダースの鉛筆(がある)」「鉛筆が1ダース(ある)」等。これらの「1ダース」は「12本」とまったく置換可能であり、「ダース」は助数詞の一種として扱われる。それゆえ、(「十」のような数詞と異なり)本来の助数詞「本」とは併用されない。離散的な個数に対しのみ使い、量(誤った例: 長さが1ダース)や序数(誤った例: 順位が1ダース)には使わない。通常は12の倍数にのみ使用され、端数がある場合は使われない。例外的に、「6」は「半ダース」という。英語では が普通で、 はまれ。数詞や 以外の相当語を伴う場合は単複同形 () だが、 を伴う場合は複数形をとる ()。12 ダース(12 = 144)をグロス ()、12 グロス(12 = 1728)をグレートグロス ()、120 個 (12×10)をスモールグロス () という。12は10よりも約数が多いため10にはないメリットを有する。10の約数は1,2,5,10しかないため、長方形の箱に、立方体、球、円柱(立てて)のように幅と奥行きの長さが同じ物を入れる時は、○○○○○
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のように2×5となり細長くなってしまう。12の約数は、1,2,3,4,6,12のため、○○○○
○○○○
○○○○
のように3×4で入れることが可能となり、箱を持ちやすくなる。また、1年を12ヶ月となった由来は月の満ち欠けによるものであるが、12ヶ月とすることで上半期・下半期のように1年を6ヶ月ごとに2等分する事もでき、かつ四半期や春夏秋冬のように、1年を3ヶ月ごとの4等分にする事もできる。10ヶ月では2等分はできるが10は4で割り切れないため4等分はできない。さらに、12×5=60(1分は60秒),12×2=24(1日は24時間),12×30=360(1周の角度は360度)のため、3時,6時を真横にできるなど、分かりやすいアナログ時計を可能にしている。英語で、パン屋の1ダース () は13を現わす。ロシア語圏で、悪魔の1ダース () は、13を現わす。これは悪魔召喚をする際に13の魔女が集まるという迷信に由来しており、そのため、魔女の1ダース () と呼ばれることもある。
出典:wikipedia
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