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土佐くろしお鉄道阿佐線

阿佐線(あさせん)は、高知県南国市の後免駅から同県安芸郡奈半利町の奈半利駅に至る土佐くろしお鉄道の鉄道路線。現地での案内や時刻表での表記などでは、すべて愛称の「ごめん・なはり線」が使用されている。駅ナンバリングの路線記号は「GN」(Gomen-Nahari lineの略)。改正鉄道敷設法別表第107号に掲げる予定線「高知県後免ヨリ安芸、徳島県日和佐ヲ経テ古庄附近ニ至ル鉄道」の一部であり、日本鉄道建設公団建設線である「阿佐西線」を引き継いだ路線である。徳島県側は、四国旅客鉄道(JR四国)牟岐線、阿佐海岸鉄道阿佐東線として開業しており、残る奈半利 - 甲浦間は高知東部交通のバスが結んでいる。大半が高架区間であり、太平洋沿いを走る区間が多いため景観が良く、観光目的での乗客も少なくない。かつて、後免町 - 安芸間には1930年に全通した土佐電気鉄道(現在のとさでん交通)安芸線が営業していたが、1970年代に入ってからは貨物輸送の廃止や旅客収入の減少による赤字の増大が顕著になっていた。そこで、江若鉄道の例を参考に、日本国有鉄道(国鉄)阿佐線の建設を促進するという名目で、用地売却によって赤字を解消するために1974年(昭和49年)3月末に廃止された。阿佐線そのものは、「四国循環鉄道構想」のもとに1965年(昭和40年)3月から安芸 - 田野間が国鉄新線として着工。土佐電気鉄道安芸線廃止後の1974年(昭和49年)4月からは、後免 - 安芸間でも高架橋の工事などが行われていたが、1981年(昭和56年)12月、日本国有鉄道経営再建促進特別措置法(国鉄再建法)の施行に伴い、建設線であった阿佐(西)線も工事が凍結された。この時点で全長のうち18.9km(約44%)が完成していたが、長期間にわたって建設途中の高架橋や盛土が放置されたままになった。この様子から土佐の「万里の長城」、もしくは土佐の「バベルの塔」とも言われた。その後1986年(昭和61年)5月、高知県を主体に土佐くろしお鉄道株式会社が設立され、同じく建設線であった宿毛線とともに引き継がれることとなり、1987年(昭和63年)1月に同社が後免 - 奈半利間の第一種鉄道事業免許を取得、同年3月から7年ぶりに工事が再開された。同社は、当面、宿毛線の建設と特定地方交通線に指定された中村線の維持に力を注いだため、阿佐(西)線の建設は後回しとなったが、2002年(平成14年)7月1日、日本鉄道建設公団建設線最後のAB線として、工事着工から37年目(安芸線廃止後28年目)にしてようやく開業した。正式な起点は後免駅で、本来、後免駅から奈半利駅へ向かう列車が下りだが、JR土讃線と合わせるために列車番号は、奈半利駅から後免駅へ向かう列車が下りに付ける奇数、逆方向が上りに付ける偶数となっている。また、誤乗防止のため「上り」「下り」の呼称は用いていない。1時間あたり1 - 2本程度運行されている。各駅停車のほか、快速列車が運転されている。朝ラッシュ時の一部を除いて、1両編成の気動車がワンマン運転される。運転パターンは後免駅 - 奈半利駅間運転の列車のほか、途中駅の安芸駅発着の区間列車が多数設定されている。また、夕方には後免駅 - あかおか駅間の区間列車が1往復設定されている。また、全ての快速列車と各駅停車の一部は、JR土讃線に乗り入れ、高知駅まで相互直通運転を実施している。また、オープンデッキ車両にて運行される列車が、安芸駅発着(後免発安芸行きと安芸発高知行き)、奈半利駅発着(高知発奈半利行きと奈半利発後免行き)それぞれ1往復運行されており、運行開始時には愛称がなかったが、2009年3月14日のダイヤ改正時にオープンデッキ車両に沿線出身の著名人岩崎弥太郎・中岡慎太郎にちなみ「やたろう号」「しんたろう号」の愛称が付き、2010年にはオープンデッキ車両を使う列車にも安芸駅発着に「やたろう号」、奈半利駅発着に「しんたろう号」と愛称がついた。使用車両は全て気動車で、9640形のほか、JR四国の1000形も乗り入れている。車両の夜間滞泊は安芸駅で行っている。なお、2007年3月から土讃線の臨時特急「ホームエクスプレス高知」の運転にあわせて深夜に臨時列車扱いの「ホームライナーあき」という名称で1往復増発されていた(休日は運休)が、2008年3月15日のダイヤ改正で廃止された。また、2006年9月に土曜・休日運休の臨時列車が朝に1往復増発(安芸駅 - 奈半利駅間)されたが、2007年3月18日のダイヤ改正で定期列車に格上げされている。開業の際、気動車10両(うち2両はオープンデッキ車両)が新造され、会社名の「くろしお」にちなんで「9640形(くろしおがた)」と命名された。9640形は海岸沿いを走る路線性格に合わせオールステンレスカー(ただし運転台部は普通鋼製)の両運転台軽量気動車だが、車体長は20メートルを超えるフル規格車である。機構的にはJR西日本キハ126形とほぼ同一としているが、JR四国1000形との併結機能を付加したり、クロスシート部分をバケットタイプの転換クロスシートにするなど、独自性を出している。最高速度は110Km/hで、450PSのコマツ製エンジンに変速1段直結4段の変速機を組み合わせている。台車は軽量のボルスタレスタイプとなっている。ブレーキは電気指令式で、電車における回生ブレーキの発想を応用したコンバータブレーキ優先遅れ込め式である。全車に車いす対応のトイレを備える。シートは一般車 (3 - 10) の場合、車両の中央で転換クロスシートとロングシートが分かれるというあまり例のない配置となっている。1S・2Sがオープンデッキ車両で、前面デザインが異なるほか海側をオープンデッキとしている。室内は転換クロスシートと補助椅子を備える。2005年5月に新製された車両 (11) は、駅キャラクターの作者である漫画家やなせたかしが作詞した曲にちなみ、「手のひらを太陽に」号(通称「太陽」号)と名付けられた。オールロングシートで、イベント時には畳を敷いて、お座敷列車として運用できるようになっている。その他の一般車グループも独特な塗装をまとった車両が複数存在する。その中で最も目立つのは沿線の安芸市営球場で阪神タイガースがキャンプを毎年行っていることから、黄色を基本として黒い縦線が不規則に走る虎柄の塗装をまとい「阪神タイガース号」のヘッドマークを出している9640-10である。当初2003年のみの運行予定だったが、その年に阪神は18年ぶりのセントラル・リーグ制覇。さらに2005年にもリーグ制覇したため、今なおタイガース塗装のまま運転されている。2006年2月26日にはオープン戦観戦ツアー団体列車の車両として使われ、JR車との併結で愛媛県まで足を伸ばした。各駅には、高知県出身の漫画家やなせたかしのデザインによるイメージキャラクターが設定されている。このキャラクターは各駅に設置されたオブジェ・車両のマーキング・キャラクターグッズなどの形で本路線のイメージアップに貢献しているほか、2004年には沿線の市民グループの手で各キャラクターの着ぐるみが製作され、「ゴトゴト着ぐるみ隊」の名称で各種のイベントに出演するなどの活動を行っている。

出典:wikipedia

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