徳島線(とくしません)は、徳島県三好市の佃駅から徳島県徳島市の佐古駅に至る四国旅客鉄道(JR四国)の鉄道路線(地方交通線)である。日本国有鉄道(国鉄)時代、佐古駅 - 徳島駅間は高徳本線にも属する重複区間であったが、運賃は幹線運賃が適用される高徳本線として計算していたこともあり、民営化時に徳島本線を佐古駅終点として重複区間は解消された。また民営化後の1988年にJR四国は線路名称を改正し、徳島本線を徳島線に改称した。また、「よしの川ブルーライン」の愛称が付けられた。吉野川に沿って徳島県の東西を結んでいる。全線にわたって吉野川の南岸を経由するが、駅によっては北岸の地域からの利用もある。JR四国では国鉄民営化以降、独自の車両である1000形気動車を徳島・高知エリアを中心に導入した。また、2006年5月25日からは1500形気動車を徳島地域に優先して導入するなど、徳島線はローカル線でありながら新型車両が多く走る線区である。歴史的に徳島駅と阿波池田駅が徳島線列車の実質的な起終点駅となっており、線路戸籍上の起終点駅となっている佐古駅および佃駅を始発・終着とする列車は運転されていない。列車運行上は終点の佐古駅(徳島方面)から起点の佃駅(阿波池田方面)へ向かう列車が下り、逆方向が上りとされている。優等列車としては徳島駅 - 穴吹駅・阿波池田駅間に徳島線特急「剣山」が運転されている。2014年3月14日までは「剣山」の一部列車と牟岐線の特急「むろと」が徳島駅を介して徳島線・牟岐線間で直通運転していたが、翌15日の改正で徳島駅を越えて運転する特急列車は廃止された。この徳島線・牟岐線直通特急は、運転終了時のダイヤでは、上下列車それぞれ直通先線区の愛称(徳島線から牟岐線へ直通する列車は牟岐線特急名の「むろと」、牟岐線から徳島線に直通する列車は徳島線特急名の「剣山」)で全区間運転され、列車番号のみ徳島駅で徳島線・牟岐線の上下方向に合わせた番号に変更されていた。「剣山」の運転本数は徳島駅 - 阿波池田駅間を運転する列車が毎日6往復、上下列車ともおおむね2 - 3時間間隔の運転で、これに加え夕方の帰宅時間帯に徳島駅 - 穴吹駅間の区間運転列車が1往復設定されている。なお、高度経済成長期には自動車便や本四連絡ルートの主体となりつつあった岡山・高松ルートに対抗して、小松島駅(小松島港仮乗降場)・徳島駅 - 高知駅間に準急(後に急行)「阿佐」や「よしの川」が運行され、阪神 - 小松島・徳島航路とともに本四連絡ルートを形成していたが、1985年の小松島線廃止後しばらくして「よしの川」は全列車徳島 - 阿波池田間運行となり、また一部列車の快速への格下げが行なわれ、1999年に廃止されるまでJR四国最後の定期急行列車として推移していた。1996年に特急「剣山」が新設され、一部高知直通が復活したが、2000年に徳島線 - 土讃線間の直通運転は再び解消され、以後は阿波池田駅で土讃線の特急「南風」と徳島線の特急「剣山」が接続するダイヤ編成を採っている。1998年から1999年までには、徳島 - 阿波池田間に臨時特急「あい」も毎日運転されていた。かつては前述の通り、急行の格下げによる快速列車が設定されていた時期があり、列車により停車駅は変わっていたが、おおむね戦後に開業(再開)した小駅を通過する程度であり、特急「剣山」新設で廃止された。普通列車はほぼ全列車が徳島駅 - 穴吹駅・阿波池田駅間の列車で占められ、これに徳島駅 - 阿波川島駅間の区間運転列車が下り2本上り1本(このうち朝の1往復は平日・土曜日のみ運行)、穴吹駅 - 阿波池田駅間の区間運転列車が毎日上り1本設定されている。また、穴吹駅・阿波川島駅発着列車の毎日下り3本と上り2本は牟岐線との直通列車となっている。運転間隔は均一ではないが、徳島駅 - 穴吹駅間ではおおむね1時間あたり朝の通勤・通学時間帯は2 - 3本程度、その他の時間帯は1-2本程度で運転されている。穴吹駅 - 阿波池田駅間については終日運転間隔がまちまちで、30分間隔で運行される時間帯もあれば、1 - 2時間間隔の時間帯もある。全線においてワンマン運転が実施されており、徳島駅 - 穴吹駅間は全列車の約3分の1にあたる朝夕以外の時間帯の10往復、穴吹駅 - 阿波池田駅間は午後の列車を中心に半数弱の毎日7往復がワンマン運転となっている。列車編成は、いずれも普通車のみで、またホーム長の関係で最長4両編成となっている。平均通過人員(輸送密度)、旅客運輸収入は以下の通り。!年度!平均通過人員(人/日)!旅客運輸収入(万円)!出典
出典:wikipedia
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