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うたごえ運動

うたごえ運動(うたごえうんどう)は、第二次世界大戦後の日本における、合唱団の演奏活動を中心とした、大衆的な社会運動・政治運動である。共産主義、もしくは社会民主主義を思想的な基盤として、労働運動や学生運動と結びつきながら、全国各地の職場、学園、居住地に合唱サークルを組織し、1950年代 - 1960年代にその最盛期を迎えた。声楽家の関鑑子が運動の創始者とされる。うたごえ運動においては、「うたごえ」と平仮名表記を行う。これは、初代団長・清宮正光が中央合唱団の機関紙名として、「当時まで中学も出られなかったような労働者を広く対象にして運動する目的からです」との趣旨でつけたのがはじまりとされている。革命歌、労働歌、平和のうた、ロシア民謡などをレパートリーとしつつ、歌の創作活動も行う。うたごえ運動は、1960年代に職場や学生のサークル、当時流行した歌声喫茶などを拠点に、日本全国での普及をみた。「歌ってマルクス、踊ってレーニン」というキャッチコピーが用いられた。また、日本の工業化や農村離れが進むなか、失われつつある民謡や演舞などを再発掘する、民族主義的な側面も持ち合わせていた。柴垣和夫はこの運動の流行原因を、これらの歌(ロシア民謡や日本の大衆運動の中から生まれた歌)には多かれ少なかれ、抑圧に対する抵抗や反戦平和を訴える歌詞と、流行歌やラジオ歌謡にはない斬新なメロディーが含まれていて、青年や学生の心を捉えたと分析している。「日本のうたごえ全国協議会」は2013年の段階で、加盟団体(うたごえサークル)の達成目標数を「500団体」としている。創作を活動の源泉とするうたごえ運動であるが、荒木栄などが活動した1960年頃から1970年代初頭までの間は、自分たち以外の音楽ジャンルについて、ジャズやポップスはアメリカ帝国の日本への文化侵略、演歌や歌謡曲は単なる大衆迎合などという解釈を与えていた。また、当時流行していた「反戦フォーク」等に対しては、「社会派歌謡曲」「資本に泳がされている」「大衆の不満をそらすためのガス抜き弁」等との解釈を与え、ほぼ敵対に近い状態であった。1970年代になって安保闘争など左翼の大衆運動が衰退すると、今度はポップスを研究して新しい傾向の創作を始めた。また、日本のポピュラー音楽界にも、もんたよしのり、上條恒彦やさとう宗幸のように、歌声喫茶のリーダーの経験者もいる。いずみたくは、うたごえ運動より、日本のポップスの作曲を多く手がけている。一方、阿久悠は歌声喫茶には行かず、モダンジャズ喫茶に行っていたことを回想している。山本夏彦は、テレビ番組の懐メロ企画において、古賀政男のヒット曲は出ても、うたごえ運動からのヒット曲は一つも出てこないことを指摘している。「うたは闘いとともに」のスローガンのもと、企業で不当差別されている人を励ます曲が多く創作されている。また1960年代には、職場・学園・地域にうたごえ活動家を育成し、その思想的・政治的・芸術的資質を高めることが、日本共産党の文化・大衆活動における重要課題であった。1960年安保闘争・三池闘争を経験したうたごえ活動家たちの中から、大勢の入党者が生まれたとされる。うたごえ運動でよく歌われる歌は、みんなで歌いやすく、広く普及している歌が中心である。ロシア民謡やフォークソングもよく歌われる。

出典:wikipedia

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