溜池山王駅(ためいけさんのうえき)は、東京都千代田区永田町二丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)の駅である。銀座線(駅番号:G 06)と、南北線(駅番号 :N 06)が乗り入れている。1997年9月に南北線が延伸した際に開業した駅で、銀座線の駅についてもその際に新たに設置された。銀座線の駅としては最も新しく、唯一平成以後に開業している。丸ノ内線・千代田線が乗り入れる国会議事堂前駅とは改札内でつながっており、当駅と同一の駅として扱われる。当初の仮称駅名は「溜池駅」であったが、当駅が港区と千代田区の境界に建設されたことにより、港区側が仮称通り「溜池駅」の駅名を、千代田区側が「山王下駅」の駅名を希望したため、両区が駅名を巡って対立することになり、駅名の決定が難航した。結局、両区の意見を取り入れ、地名を合成することで決着した。「溜池」とは、かつてこの一体にあった池の名前に由来する。元々は湧水であり、堤を作り水を溜めるようにしたためこの名がある。その形から別名ひょうたん池とも呼ばれた。神田上水、玉川上水が整備されるまではこの溜池の水を上水として利用しつつ、江戸城外濠の一部としても利用していた。溜池町(後の赤坂溜池町。現在の赤坂一・二丁目の各一部)という町名が住居表示が実施された1967年まで付近に存在していた。住居表示実施後は交差点の名称としてその名を留めているほか、かつて外堀通り上を走行していた都電の停留所の名称(溜池停留所、1967年12月廃止。その後都営バス(橋89→都01)の停留所・交差点名に継承)にもなっていた。「山王」とは、付近にある山王日枝神社(千代田区永田町二丁目)に由来する。交差点の名称(山王下交差点)になっているほか、外堀通り上を走行する都電の停留所の名称(山王下停留所、1967年12月廃止。その後都営バスの停留所に継承したが2000年12月に廃止。現在は港区コミュニティバスちぃばす赤坂ルートの停留所名として使用されている)でもあった。銀座線・南北線ともに島式ホーム1面2線を有する地下駅である。改札口は銀座線ホームの直下と南北線ホームの直上にある。銀座線は当駅の設置を予定していなかったために地下浅い部分を通過しており、線路と地上との間にコンコースを設けるスペースが確保できないためにこのような構造となった。銀座線と南北線の乗り換え通路は、銀座線ホームの渋谷寄りと南北線ホームの目黒寄りを結んでいる。南北線ホームにはフルスクリーンタイプのホームドアが設置されている。また、赤羽岩淵寄りは国会議事堂前駅に繋がっている。ただし、銀座線ホームからは丸ノ内線までは徒歩で15分程かかるため、赤坂見附駅で乗り換えるよう掲示がされている。国会議事堂前駅とは同一駅の扱いのため、「溜池山王」発着の乗車券で国会議事堂前駅の改札も利用可能(逆も同じ)。銀座線の浅草寄りにはホームの奥に2本の留置線がある。深夜に渋谷から留置線に回送され、夜間留置後に浅草側隣駅の虎ノ門駅からの始発列車が設定されている。南北線は目黒延伸前は当駅が起点だったため、目黒側に渡り線が設置されている。また、B線(目黒方面)のみ当駅始発列車が設定されている。開業以来の1日平均乗降人員は開業以来の1日平均乗車人員推移は下表のとおり。最寄り停留所は、ちぃばす赤坂ルートの溜池山王駅と六本木通り上にある溜池となる。以下の路線が乗り入れ、フジエクスプレスおよび東京都交通局(都営)により運行されている。溜池山王駅溜池このほか、ANAインターコンチネンタルホテル東京、ザ・キャピトルホテル東急停留所に羽田空港行、成田空港行東京空港交通(リムジンバス)が発着している。ANAインターコンチネンタルホテル東京ザ・キャピトルホテル東急都営地下鉄大江戸線の全線開業(2000年12月12日)までは、東京都交通局により四80系統と反96系統(2011年現在とは異なる)が運行され、溜池停留所を経由していた。
出典:wikipedia
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