領空(りょうくう、 又は )は、国家が領有している領土もしくは領海上の空域であり、国家主権が及ぶ領域である。大気圏内の空間に留まり、宇宙条約によって宇宙空間の領有権は否定されているものの、国際法の面において領空と宇宙空間との境界は明確となっていない。国家主権と上空の権利の問題は、気球も含めた飛行技術の発展により、顕在化した。第一次世界大戦後の1919年10月に、パリ条約(国際航空条約)が締結され、その第一条に領空主権が明記された。この概念は、1944年のシカゴ条約にも継承され、その第一条及び第二条において、領土及び領海上における領空主権が確認された。シカゴ条約は民間航空機を対象とした条約であるが、2011年時点で191ヶ国が署名している等、普遍性が高く、1960年のU-2撃墜事件においても領空主権に関する異議が唱えられなかったことにより、シカゴ条約の領空概念は軍用機も含めた国際慣習法として成立しているとされる。なお、空域の区分としては、領域防空のための防空識別圏や航空交通管制に関する管制空域等があるが、これらは領空とは別途に指定されており、公海上の空域(公空)も含めて設置されていることもある。
出典:wikipedia
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