道の駅あ・ら・伊達な道の駅（みちのえき あ・ら・だてなみちのえき）は、宮城県大崎市にある国道47号の道の駅である。2000年（平成12年）8月18日に道の駅に登録された。2015年（平成27年）1月30日に「地域在住外国人等によりインバウンド観光対応 史実・文化を活かした観光拠点」を理由に重点道の駅に選定された。施設の正式名称は「大崎市あ・ら・伊達な道の駅地域振興施設」であり、土地・建物を大崎市が所有し、第三セクターの（株）池月道の駅が指定管理者として2006年（平成18年）3月30日から2011年（平成23年）3月31日まで管理運営を委託されている。2006年（平成18年）3月31日の1市6町の新設合併で大崎市が誕生する前は岩出山町の施設であり、かつて同町の岩出山城を居城とした伊達政宗やその後の岩出山伊達氏の歴史から「伊達」の名が同道の駅には付けられており、施設の正面入口上部には仙台城にある伊達政宗騎馬像の絵が掲げられている。当道の駅は、全国でも有数の成功例としてマスメディアで紹介されることがある一方、岩出山町消滅の直前に指定管理者となった株式会社池月道の駅の社長には、合併により失職した旧岩出山町長が就任したこと、同道の駅の土地・建物の債務が莫大であるのに、同社は1株あたり3000円の配当を出すほどの黒字であることなど、さまざまな問題が指摘されている。なお、株式会社池月道の駅の社長だった旧岩出山町長はすでに退任しているが、社長在任中に会社の金を私的に流用した疑いで、現経営陣から告訴の動きがある。宮城県・大崎地方と山形県・最上地方とを結ぶ国道47号沿いにあり、東北自動車道・古川ICから同国道で約16km北西に位置する。同国道はJR陸羽東線（奥の細道湯けむりライン）と概ね並走しており、当道の駅と同線・池月駅とは宮城県道168号池月停車場線で徒歩2分と近接している。国道47号は出羽仙台街道（羽後街道）とも呼ばれ、奥羽山脈を越える堺田越（中山峠）は江戸時代に松尾芭蕉も通った。登録路線の国道47号は国道108号および国道457号が重複し、国道457号は当道の駅から北西250 mの池月交差点で分岐して栗駒山経由で秋田県・横手盆地方面に至る国道398号と合流し、国道108号は鳴子温泉郷で分岐して鬼首カルデラ経由で横手盆地に至るため、当道の駅は宮城・秋田・山形の3県を繋ぐ道沿いにある。

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