ツンデレは、特定の人間関係において敵対的な態度(ツンツン)と過度に好意的な態度(デレデレ)の二つの性質を持つ様子、又はそうした人物を指す。「初めはツンツンしている(敵対的)が、何かのきっかけでデレデレ(過度に好意的)状態に変化する」、「普段はツンと澄ました態度を取るが、ある条件下では特定の人物に対しデレデレといちゃつく」、「好意を持った人物に対し、デレッとした態度を取らないように自らを律し、ツンとした態度で天邪鬼として接する」ような態度である。元々はギャルゲーの登場キャラクターの形容に用いられる用語であったが、2005年頃からは一般の人々の間でも使われるようになった。現在ではインターネットスラングを起源とするとされ、そのため定義も多様で、確定していない。解釈は流動的かつ感覚的であり、用法の拡散・細分化も著しい。よって明確なツンデレ像があるわけではなく、用例も性別、人間・非人間(人外)の別に左右されず、関係や出来事に至るまで幅広い。ファンが好む「萌え要素」は猫耳・アホ毛のように視覚的な記号であることが多いが、ツンデレは状況によって女性キャラクターの態度が変化するという「関係性」に根ざしたものであるという点で大きな違いがある。「ツンツンしている面」と「デレデレしている面」の二面性をあわせもつ人物がいて、その二面性のギャップが当人の魅力を効果的に引き立てている場合にツンデレと呼ぶと説明されることが多い。しかし、もともとのスラングとしてのツンデレは「もともと好意を持っているが照れ隠しとして冷たく接している女の子が、あるときを境にそれ以降は素直に甘えてくる」という設定をさすものであって、一般的に用いられている性格のギャップによる魅力を示す表現ではなかったと指摘される場合がある。例えば、アニメ『らき☆すた』の第10話では、ツンデレの用法が巷で適切に使われていない(時間経過による心境の変化ではなく性格の二面性を表す様に誤用されている)と登場キャラクターがぼやくシーンが存在する。もしくは、もともとおたく用語のツンデレとして、上の二つのような例ではなく、「もともとは(本当に)好意を持っていなかったが、時間経過により(何らかの理由で)対象の人物に惹かれていき、好きになる。しかしそれまで冷たくしていた手前、素直になれない自分と嫌われたくない自分を天秤にかけて葛藤しつつもその後だんだんと素直になっていく」という、所謂シチュエーション萌えであると主張する指摘する者も存在する(詳しくは後述の歴史を参照)ただし、「ツンデレ」なる用語が使われるようになる以前から、特に漫画やアニメにおいて本当は好意を持っているのに、それを素直に表現できないというキャラクター設定は定番であって、ツンデレという用語の出現によってそれが再認識された面もある。用語辞典などに掲載された、「ツンデレ」の意味に関する記述を挙げる。用語辞典などに、ツンデレとして紹介・掲載されたキャラクターや人物を挙げる。2ちゃんねる内においてエロゲー板を中心に露出を重ね、ほどなくして2005年のニュー速VIP板での流行などを経て既成事実的に定着していった。さらに、単純な四文字言葉であるための用便の気軽さと「か、勘違いしないでよね!」などのわかりやすいフレーズとともに各方面に広まり、それに従って「ツンデレ」という言葉を用いる対象(範囲)も以下のように広義に拡大していった。2006年にかけて、週刊誌などマスメディア上で「ツンデレ」の語が用いられた。これは例えばティーン向けファッション雑誌で理想の恋愛像や魅力的な女性像などとして紹介するものであった。ツンデレキャラにはまっている人たちを「ツンデレラ(ツンデレラー)」または「ツンデラー」と呼ぶことがあるが、「ツンデレ」ほどは浸透(普及)していない。「ツンデレラ」は2006年の新語・流行語大賞にノミネートされたが入賞はしなかった。2007年1月末に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれた新作おもちゃの流通関係者向け展示会「トイフォーラム2007」で、使い込むにつれ音声ガイダンスの態度が軟化するという「ツンデレ」ナビゲーションモードを搭載したワンセグ携帯テレビがタカラトミーから発表された。これは同年、関連会社のイー・レヴォリューションより発売された。また、2007年から2009年にかけて、DEARSからツンデレカルタ・ツンデレ百人一首・ツンデレタロットといった商品が発売されている。2012年現在、単純に気性が激しい・強い女性を示す言葉として使われる事が多くなった。
出典:wikipedia
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