ソフトバンクBB株式会社(ソフトバンクビービー、英文名称:SOFTBANK BB Corp.)は、かつて存在したソフトバンク(現:ソフトバンクグループ)の連結子会社で、ソフトバンクグループ内でADSLやFTTHなどの固定通信事業を担っていた。2015年4月1日付で、ソフトバンクテレコム、ワイモバイルとともにソフトバンクモバイル(現:ソフトバンク)に吸収合併され、解散した。旧ソフトバンクBBは、Yahoo! BBのブランド名でADSL事業を拡大したが、2003年(平成15年)3月26日にADSL事業の草分け的存在である会社の「東京めたりっく通信」などの3社を吸収している。合併直後は3社の既存のユーザー向けに「Yahoo! BBめたりっくサービス」を提供していたが、同年6月30日にサービスを終了し、Yahoo! BBに完全統合している。吸収直前の3社の概要は、以下の通りである。3社ともDSL技術によるインターネット接続サービス事業会社であり、吸収合併前に一旦ソフトバンクBB株式会社の100%子会社である株式会社ディーティーエイチマーケティングの傘下になっている。2009年(平成21年)3月17日、2010年(平成22年)4月入社を目標に応募してきた学生全員にメールで送られた採用条件として「特別採用コース」というものが報告された。内容は学生に対し2009年(平成21年)3月23日から2009年(平成21年)4月12日までにソフトバンクモバイルの携帯電話の新規契約を取らせ、その結果を筆記試験・面接と共に選考基準に加えるというものである。なお、同社では採用するか決まっていない学生に対し営業をさせることについて「筆記試験・面接には無い選考基準を設けただけで営業目的ではない」とコメントしている。なお、グループ会社のソフトバンクモバイルやソフトバンクテレコムも同様の採用条件を設けている。この行為について学生らの批判が高い上に労働基準法違反に抵触する疑いがあるとして、厚生労働省が調査を開始したため、内容を新規契約数ではなく販売モデルの提案という形に変更になった。2011年(平成23年)11月18日にソフトバンクBB株式会社は、ソフトバンクテレコム株式会社と連名で、光ケーブルの一分岐貸し問題に関して、東日本電信電話株式会社および西日本電信電話株式会社に対する訴訟を提起した。しかし、2014年6月19日に棄却されている。背景としては、DSLサービスが解約されているため採算が悪化しているが、代替となるFTTHサービスを提供するために必要なインフラを両社が所有していないことがある。総務省の統計から推測されるソフトバンク系列のDSLの契約件数は、最盛期には515万件を超えていたが、2011年9月末現在で、288.6万件にまで減少している。(2012年3月末現在では、さらに260.1万件にまで減少している。)利用者の流出を防ぐために、2009年4月1日からNTTのフレッツ光回線を利用したYahoo! BB 光 with フレッツサービスの提供を開始した。これにより、DSLサービスとYahoo! BB 光 with フレッツサービスとを合計した契約件数としては、ほぼ横ばいになっている。しかし、フレッツ光回線ではソフトバンクBBが想定する一分岐貸しの場合に見込まれる収益よりも収益性が低いだけでなく、既存のDSLの収益性よりも低い。そのため、既存のDSLのユーザがYahoo! BB 光 with フレッツサービスに移行するにつれて、企業としての収益性が悪化している。実際、ソフトバンク系列の2012年3月期第3四半期(2011年4~12月)の決算によると、ブロードバンド・インフラ事業は、売上高が前年同期比10.2%減の1297億円、営業利益が同15.6%減の283億円と、売り上げがピークだった2006年を境に減少傾向に歯止めがかからなくなっている。
出典:wikipedia
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