LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

Delphi

Embarcadero Delphi (エンバカデロ デルファイ) は、コンソール (CUI)、デスクトップ (GUI)、Web、モバイルアプリケーション開発のための統合開発環境 (IDE) である。Delphi のコンパイラは Pascal を独自に拡張した Object Pascal (Delphi 言語) を用いて、プラットフォーム毎にネイティブコードを生成する (Windows, OS X, iOS, Android)。元々 Delphi は Borland (ボーランド) 社が、Turbo Pascal / Borland Pascal の後継として開発した Windows 用の RAD ツールである。C++ Builder とは多くのコアコンポーネント、特に IDE と Visual Component Library (VCL) を共有していたが、Borland Developer Studio 2006 の登場まではそれぞれ独立した製品だった。2006年に Borland (ボーランド) 社の開発ツール部門が CodeGear (コードギア) として完全子会社化され、2008年にエンバカデロ・テクノロジーズ社に買収された。2015年10月に、上記エンバカデロ・テクノロジーズ社がアイデラ社により買収される発表がなされた。本項では Delphi Prism として開発されていた 「Embacardero Prism (エンバカデロ プリズム)」 についても述べる。Delphi は Windows、OS X、iOS、Android 向けアプリケーションを開発するための統合開発環境 (IDE) である。「コンポーネント」 と呼ばれるソフトウェア部品を 「フォーム」 や 「データモジュール」 に貼り付ける手法により、ユーザーインターフェイスやアプリケーションロジックの設計を視覚的に行え、ソフトウェアの製造を迅速に行える。またコンポーネント自体も Delphi で開発可能であり、その開発環境自身も利用者(開発者)のニーズに従って拡張可能である。Delphi はワンパスでコンパイルできる文法を採用しており、プログラムのコンパイル速度は、Visual C++ などの他のソフトウェア開発製品に比べ群を抜いて速く、インタプリタに近い使い勝手を与えている。これは、Object Pascal が受け継いでいる Pascal の構文法に由来し、Delphi の前身である Turbo Pascal から続く伝統的性質である。Delphi で使われるコンポーネントのフレームワークには 「Visual Component Library (VCL)」、「Component Library for Cross-Platform (CLX)」、「FireMonkey (FMX)」 がある。このフレームワークを用いて C++ 言語での Windows 向けソフトウェア開発を実現したものが 「C++ Builder」 である。近年の IDE では見慣れた、"イベントハンドラに対してオブジェクトイベントを delegation (委譲) する" いわゆる 2Way-Tool の手法は Borland (Inprise) 社の特許である (発明者はアンダース・ヘルスバーグ) 。Delphi はバージョン 1 から 5 までは順調にバージョンアップを繰り返し、それなりに人気もあったが、Delphi 6 / 7 ではドキュメントの品質が明らかに低下し、Delphi 8 以降、.NET や C# もサポートした巨大な開発ツール (RAD Studio) に発展したが、製品自体の品質が落ちてしまい、利用者を急速に失った。その後、Delphi は Borland 社のツール部門買収などの混乱の中で低迷が続いていたが、Embarcadero 社のもとで C# と .NET のサポートを廃止しスリム化、Delphi 2009 で再び Win32 用のツールとして再出発を果たした。その後、Unicode サポートなど多くの機能拡張も行われ、OS X、iOS、Android 向けのアプリケーション開発にも対応、品質も安定してきており、往年の実力を取り戻しつつある。「Delphi」 とは、ギリシャの古代都市 「デルフォイ」 に由来する。デルフォイにあるアポロン神殿は、その託宣 (Oracle) を時の為政者だけではなく、一般人にも授けたことから人気が集まり、その門前町である都市国家デルフォイは古代の人気観光スポットだった。当初、Oracle データベースサーバのフロントエンドとしての採用を目論んでおり、それにちなんだコードネームとして Delphi が選ばれた。AppBuilder という製品名で発売しようとしたが Novell 社製品の名称 (Visual AppBuilder) と競合してしまい、議論と市場調査の結果、コードネームがそのまま製品名となった。Delphi (製品名: Delphi for Windows、コードネーム: Delphi) は1995年9月に発売された。最初のバージョンは Windows 3.1 用として開発された。Turbo Pascal 譲りのオブジェクト指向をその土台に据えつつ、インタプリタ動作と錯覚してしまうほどの高速なコンパイラを備え、「コンポーネント」 と呼ばれる設計部材による視覚的 (ビジュアル) 開発手法を採用するという Delphi の基本的な性格は、この時既に定まっており、この画期的な製品はソフトウェア開発者から大きな注目を浴びた。Delphi 1 はシリーズを通して唯一の 16 ビット開発環境としての側面も併せ持っている。なお、当初の日本語版には英語版で提供されていた Database Desktop や InterBase などが含まれておらず、価格も安価 (29,800円) に設定されていた。その後、これらのツールを含む Delphi and Database Tools(68,000円)が発売された。「Delphi 2」 (コードネーム: Polaris) は1996年に発売された。これ以降、Delphi は開発対象を Windows 95 に代表される 32 ビット Windows (Win32) へと移した。マイクロソフト社の Visual Basic とVisual C++ の長所を兼ね備えた開発環境として人気を博し、その後も順調にバージョンアップを繰り返した。「Delphi 3」 (コードネーム: Ivory) は1997年に発売された。Delphi 1 発売以来の様々な問題点をほぼ改修し、パッケージと呼ばれる Delphi 独自の DLL 形式をサポート、ActiveX コントロールの開発をサポートし、Web アプリケーション開発機能を提供した。完成度の高いバージョンであり、その後の Delphi の原型となった。「Delphi 3.1」 は Delphi 3 のマイナーバージョンアップ版で、Delphi 3 ユーザーには Delphi 3.1 の CD-ROM が郵送された。「Delphi 4」 (コードネーム: Allegro) は1998年に発売された。NT サービスアプリケーションの開発、CORBA をサポート。「Delphi 5」 (コードネーム: Argus) は1999年に発売された。ADO 対応 (ADO Express)、COM オブジェクトコンポーネントラッパーを提供。「Delphi 6」 (コードネーム: Iliad) は2001年7月9日に発表された。SOAP を利用する Web サービスの作成機能、コンポーネントベースで Web 画面が設計できる WebSnap、新しいデータベースフレームワーク dbExpress (DBX)、Linux 版 Delphi (Kylix) と共通の Component Library for Cross-Platform (CLX) などを搭載した意欲作。BDE (Borland Database Engine) は、この Delphi 6 付属のバージョンである 5.2 が最終版となった。Windows 2000 に対応。日本でも無償の Personal 版が提供された。「Delphi 7」 (コードネーム: Aurora) は2002年8月22日に発表された。Delphi 1 以来の伝統的な IDE (統合開発環境) を用いた最後の製品で、完成度の面で評価が高い。Windows XP に対応。Professional 版以上では 「Delphi 7 Studio」 の名称を使用。6 で無償であった Personal 版は有償に変更になった。IntraWeb、RaveReport を搭載。Delphi for .NET のプレビュー版を添付。Professional 版以上には Object Pascal (Delphi) 版の Kylix 3 が付属した。ただし、Kylix 3 は最後の Kylix であり、CLX サポートも Delphi 7 を最後に廃止されている。エンバカデロ・テクノロジーズ社による Delphi 7 の再販版が存在するが、こちらも 「Borland Delphi 7」 の名称を用いていた。ただし、"Studio" の文字は外された。Win9x で動作する Delphi としては最終版となる。そのため、段階マイグレーションのチェックポイントとして有用であり、現在でも最新版を購入すれば 「Delphi 7.1」 を入手する事が可能となっている (サポートは終了している)。「Delphi 8 for the Microsoft .NET Framework」 (コードネーム: Octane) は2003年11月3日に発表された。.NET Framework に対応した 「Delphi for the Microsoft .NET Framework (Delphi.NET)」 の最初の製品だった。それ以前の Delphi の言語構文を殆ど変更する事なく .NET アプリケーションを開発できる。「Galileo」 と呼ばれる新しい統合開発環境 (IDE) になり、 Microsoft Visual Studio と似た UI や外観が導入されたが、品質はお世辞にも良いとは言えなかった。.NET 専用という点で Delphi の系譜の中ではやや異端のバージョンである。Win32 の開発の為に Delphi 7.1 が付属した。また、Delphi の IDE は Delphi (VCL) で書かれており、IDE を拡張するための Win32 コンパイラとして IDE Integration pack for Delphi 8 が用意された。「Delphi 2005」 (コードネーム: DiamondBack、内部バージョン: 9.0) は2004年11月4日に発表された。Borland 社の C# 言語開発環境である 「C# Builder」 と Win32 開発用および .NET 開発用の 「Delphi for .NET」 が統合された。より正確には、「Delphi 8 (Delphi for .NET)」 と 「C# Builder」 を統合し、そこへ Win32 開発用である 「Delphi for Win32」 を追加したものが Delphi 2005 である。Delphi 2005 には無償版が用意されていたが、実際に提供されたのは欧州など限られた国のみだった。この製品では、IDE が大幅に強化された。UML モデリング機能 (「Borland Together」) や構成管理機能 (「Borland StarTeam」)、リファクタリング機能の導入などである。また言語にも codice_1 ... codice_2 構文 (C# の codice_3 に相当) や codice_4 命令などが追加された。「Borland Developer Studio 2006」 (コードネーム: DeXter) は2005年11月24日に発表された。「Delphi 2006」 という名称の製品は単体では存在しない。他言語との統合版 (Borland Developer Studio 2006) と単体製品 (Turbo Delphi) で名称が異なっている。「Delphi 2005」 の後継製品であり、Win32 開発環境として「Delphi 2006 for Win32」 (内部バージョン: 10.0) が、.NET 開発用の環境として 「Delphi 2006 for .NET」 と 「C# Builder」 が提供された。さらに、Borland 社の C++ 言語による VCL 開発環境 「C++ Builder」 が統合されている。「Turbo Delphi」 (内部バージョン: 10.0) は2006年9月6日 (英語版は8月8日) に発表された。これは 「Borland Developer Studio 2006」 から Win32 開発用の Delphi for Win32 を単体として分離したものである。Delphi 2006 Update 2 とほぼ同等の機能を持ち、エディションとしては Professional に相当する。同様に 「Delphi 2006 for .NET」、「C++ Builder」、「C# Builder」 も単体分離され、それぞれ 「Turbo Delphi for .NET」、「Turbo C++」、「Turbo C#」の名称で同時リリースされた。無償版 (Turbo Delphi Explorer / Turbo Delphi for .NET Explorer / Turbo C++ Explorer / Turbo C# Explorer) も提供された。Turbo シリーズは他の Turbo 製品と同時にインストールする事はできず、「Borland Developer Studio 2006」 とも共存できない。FastMM 相当のメモリマネージャに変更され、クラスヘルパー等の新しい言語機能も追加されている。2007年2月21日に 「Delphi 2007 for Win32」 (コードネーム: Spacely、内部バージョン: 11.0) が発表された。製品名が示す通り、Win32 開発用の環境である。Windows Vista に対応。2007年9月6日にはこの他に .NET 開発用の 「Delphi 2007 for .NET」 を含む統合版 「CodeGear RAD Studio 2007」 (コードネーム: Highlander) が発表された。.NET 2.0 に対応。なお C# Builder や Delphi for .NET における Winform のサポートは打ち切られた。その後、2007年10月10日に 「Delphi 2007 for Win32 R2」 が発表された。これは 「Delphi 2007 for Win32 (Update 3)」 に、「BlackFish SQL (旧 JDataStore)」 を追加した物である。内部コード体系が Shift_JIS (ANSI) である Delphi としては最終版となる。旧バージョンとの互換性も高く、Windows Vista 対応が可能なため、マイグレーション先としても、段階マイグレーションのチェックポイントとして有用なバージョンである。そのためか、現在でも最新版を購入すれば 「Delphi 2007 for Win32 (R2)」 を入手する事が可能であり、2015年時点においてもサポートは継続されている。2008年8月26日に「Delphi 2009」 (コードネーム: Tiburón、内部バージョン: 12.0) が発表された。長年の懸案であった VCL と RTL の Unicode 化、ジェネリクスや匿名メソッドの導入など、Delphi にとって大きな転機といえるバージョンアップだった。"for Win32" の文字はないが Win32 開発用である。2008年12月2日には .NET 開発用の 「Delphi Prism」 を含む統合版 「CodeGear RAD Studio 2009」 が発表された。旧来の Delphi for .NET は廃止になっている。Delphi Prism については後述する。2009年8月25日に「Delphi 2010」 (コードネーム: Weaver、内部バージョン: 14.0) が発表された。Windows 7 に正式対応。タッチインターフェイスやマウスジェスチャーの制作支援機能、オープン DB の Firebird のサポート、RTTI の強化、IDE の改良 (言語切り替え機能、Delphi 7 以前の IDE にあったコンポーネントツールバーの復活など) が盛り込まれた。開発環境をインストールする OS として Windows 2000 以前はサポートされなくなった。2010年9月2日に「Delphi XE」 (コードネーム: Fulcrum、内部バージョン: 15.0) が発表された。XE は "Cross Platform Edition" の略である。名称通りクロスプラットフォーム開発環境を目指して開発が進められたものの、不完全であったため、クロスプラットフォーム機能の搭載は見送られている。結果、前バージョンとの機能差はあまりなくなってしまっているが、純粋な Win32 アプリケーション開発環境としては最終版であるため、段階マイグレーションのためのチェックポイントとして有用である。2011年2月1日には Starter エディションが追加発表された。「Turbo Delphi」 以来のエントリー向けエディションであり、無償ではないがコンポーネントのインストールが可能、1,000 USドルを超えない範囲であれば商用利用可能など、制限は大幅に緩和されている。ただし、Starter には旧 Delphi のライセンスは付属しない。また、同時利用は同一サブネット内において 5 ライセンスまでとされている。このため教室での利用は向かないとされており、アカデミック版の提供はない。Starter 版には通常価格とアップグレード価格が用意されているが、同社または他社の開発ツールユーザーであれば "誰でも" アップグレード版を購入できる。C++ Builder Starter との共存はできず、RAD Studio にも Starter は提供されない。Starter 版とアカデミック版を除き、Delphi 7、2007、2009、2010 のライセンスが付属する。2011年9月1日に「Delphi XE2」 (コードネーム: Pulsar、内部バージョン: 16.0) が発表された。新たに FireMonkey フレームワークを導入したことにより、HD や 3D に対応した高品質な UI の設計や、Windows 64bit、OS X (Intel x86)、iOS 向けのマルチプラットフォームアプリケーションの開発が可能になった。但し、iOS 開発は実際には Free Pascal (FPC) を使ったツールチェインであり、後述する XE4 以降の iOS 開発環境との互換性は乏しい。マルチプラットフォーム化により VCL / FMX / RTL のユニットで、System.Types や Vcl.Styles のような、ドットで接頭辞を連結する命名規則 (ユニットスコープ) を使うようになったため、以前のバージョンにソースコードを移植する場合には注意が必要である。Windows 以外のアプリケーションのデバッグ及びデプロイ (配置) には新しいリモートデバッガである 「プラットフォームアシスタントサーバー (PAServer)」 を利用する (デバッグ対象アプリケーションが Windows であっても、リモートにある PC のアプリケーションをデバッグするにはやはり PAServer が必要となる)。また、製品エディションとして Enterprise と Architect の間に Ultimate が追加された。搭載されるコンパイラは DCC32 (Windows 32bit), DCC64 (Windows 64bit), DCCOSX (OS X) の3つとなった (ツールチェイン用の Free Pascal (FPC) を除く)。Starter とアカデミック版を除き、Delphi 7、2007、2009、2010、XE のライセンスが付属する。2012年9月4日に「Delphi XE3」 (コードネーム: WaterDragon、内部バージョン: 17.0) が発表された。新たに 「Metropolis UI」 を導入したことにより、タッチ対応、ライブタイルサポートなどを実装した Windows 8 デスクトップアプリケーションの開発が可能になった。ただし WinRT には対応しない。OS X 10.8(Mountain Lion)アプリケーション開発に対応。Visual LiveBinding が追加されてデータと UI の紐付けが容易になった。Enterprise 版以上のエディションに新しいデータベースフレームワークである FireDAC が追加された (SQLite を標準サポート)。Professional エディションで FireDAC を利用するには、別途 「FireDAC Client/Server Pack」 を購入しなければならない。XE2 にあった FPC ツールチェインな iOS 開発環境は廃止されている。開発環境をインストールする OS として Windows XP 以前はサポートされなくなった。Starter とアカデミック版を除き、Delphi 7、2007、2009、2010、XE、XE2 のライセンスが付属する。2013年4月23日に「Delphi XE4」 (コードネーム: Quintessence、内部バージョン: 18.0) が発表された。iOS 開発機能が追加された。これは XE2 のものとは異なり、コンパイルに FPC を必要としないが、デバッグ及びデプロイのために OS X 搭載の Intel Mac が必要となる。Professional 版でモバイル開発 (iOS) を行うには Mobile Add-On Pack を別途購入する必要がある。前バージョンの XE3 から 7ヶ月でのバージョンアップとなったため XE3 からのバージョンアップ料金はキャンペーン価格ながら格安の 6,000 円となった (モバイル開発環境を含まない Professional 版の場合)。PAServer 実行環境としての OS X 10.6 (Snow Leopard) はサポートされなくなった。搭載されるコンパイラは DCC32 (Windows 32bit), DCC64 (Windows 64bit), DCCOSX (OS X), DCCIOS32 (iOS シミュレータ用), DCCIOSARM (iOS デバイス用) の5つとなった。Starter とアカデミック版を除き、Delphi 7、2007、2009、2010、XE~XE3 のライセンスが付属する。2013年9月11日に「Delphi XE5」 (コードネーム: Zephyr、内部バージョン: 19.0) が発表された。OS X 10.9 (Mavericks)、iOS 7 アプリケーション開発に対応。Android 開発機能が追加された。Android アプリケーションのデバッグには PAServer を必要としない。原則として ARM v7 以降の NEON 対応 SoC を載せた端末であれば、Delphi 製アプリケーションを実行できる。モバイル開発 (iOS / Android) を行う場合、Professional 版では Mobile Add-On Pack を別途購入する必要がある。Professional 版にもローカル接続専用ではあるが FireDAC が追加された。Professional 版で FireDAC (リモート接続) を使うには FireDAC Client/Server Pack を別途購入する必要がある。搭載されるコンパイラは DCC32 (Windows 32bit), DCC64 (Windows 64bit), DCCOSX (OS X), DCCIOS32 (iOS シミュレータ用), DCCIOSARM (iOS デバイス用), DCCAARM (Android) の6つとなった。Starter 版を除き、Delphi 7、2007、2009、2010、XE~XE4 のライセンスが付属する。2014年3月1日に RAD Studio の FireMonkey 専用開発環境である 「Appmethod」 が発表された。Appmethod には Object Pascal (Delphi) 言語 / C++ 言語が含まれるが、VCL を用いたソースコードをコンパイルする事はできない。Appmethod は RAD Studio / Delphi / C++ Builder とは異なり、プラットフォーム毎 / 年のサブスクリプション契約となっている。最初のリリースである 「Appmethod 1.13」 は XE5 相当であり、以降 RAD Studio の新版がリリースされるのとほぼ同時期に Appmethod もリリースされるようになった。Appmethod は同等バージョンの RAD Studio / Delphi / C++ Builder とは同時にインストールできない。また、この Appmethod のリリースにより、ドキュメントなどで使われる Delphi の "言語の名称" が "Object Pascal 言語" と記述される事が多くなった。2014年4月16日に「Delphi XE6」 (コードネーム: Proteus、内部バージョン: 20.0) が発表された。Windows 8.1 に対応。デザインおよびパフォーマンスを改善した "高品質リリース"。Starter 版を除き、Delphi 7、2007、2009、2010、XE~XE5 のライセンスが付属する。2014年9月2日に「Delphi XE7」 (コードネーム: Carpathia、内部バージョン: 21.0) が発表された。OS X 10.10 (Yosemite)、iOS 8 アプリケーション開発に対応、FireMonkey に FireUI と呼ばれる機能が追加された。これはフォームを各デバイス向けに最適化された UI にカスタマイズするものである。開発環境をインストールする OS として Windows Vista 以前はサポートされなくなり、PAServer 実行環境としての OS X 10.7 (Lion) もサポートされなくなった。OS X および iOS 向けアプリケーションの開発を行うのに SDK が必要となったため、コンパイルや構文チェックを行うだけでも Mac の実機が必要となっている。また、このバージョン以降、BDE (Borland Database Engine) はデフォルトでインストールされなくなった。Starter 版を除き、Delphi 7、2007、2009、2010、XE~XE6 のライセンスが付属する。2015年4月7日に「Delphi XE8」 (コードネーム: Elbrus、内部バージョン: 22.0) が発表された。作業実行支援ツール 「Castalia」 とパッケージマネージャ 「GetIt」 が統合された。Android 5.x (Lolipop) アプリケーション開発に対応、但し Android 2.3x (Gingerbread) には非対応となった。さらに iOS デバイス用 64bit コンパイラも追加されている。モバイル開発 (iOS / Android) を行う場合、Professional 版では Mobile Add-On Pack を別途購入する必要がある。搭載されるコンパイラは DCC32 (Windows 32bit), DCC64 (Windows 64bit), DCCOSX (OS X), DCCIOS32 (iOS シミュレータ用), DCCIOSARM (iOS デバイス用), DCCIOSARM64 (iOS デバイス用 64bit), DCCAARM (Android) の7つとなった。Starter 版を除き、Delphi 7、2007、2009、2010、XE~XE7 のライセンスが付属する。2015年9月1日に「Delphi 10 Seattle」 (コードネーム: Aitana、内部バージョン: 23.0) が発表された。Windows 10 に対応。OS X 10.11 (El Capitan)、iOS 9 アプリケーション開発に対応、Android のサービスアプリケーションも作成可能となった。IDE が利用可能なメモリが倍増したため、大規模なプロジェクトをビルドしてもメモリ不足エラーが発生しにくくなっている。前バージョンまで続いた XE ナンバリングが廃止されている。Starter 版を除き、Delphi 7、2007、2009、2010、XE~XE8 のライセンスが付属する。2016年4月20日に「Delphi 10.1 Berlin」 (コードネーム: BigBen、内部バージョン: 24.0) が発表された。Android 6.0 に対応。FireMonkey のフォームデザイナも独立表示可能になった (デフォルトでは埋め込みデザイナ)。クラスヘルパーの仕様変更が行われている。インストーラの改良により、インストールオプションによってはインストール時間が大幅に短縮されるようになった。2016年8月22日以降、Starter Edition が無償で入手できるようになっている。2006年の Turbo Delphi Explorer 以来、10 年ぶりの無償版である。また、Starter Edition は Turbo Explorer とは異なり、複数のパーソナリティ (言語) が共存できるため、Delphi と C++Builder を同じ環境で利用する事が可能となっている。コンポーネントのインストールにも制限がない。Starter 版を除き、Delphi 7、2007、2009、2010、XE~10 Seattle のライセンスが付属する。今後、iOS 及び Android 対応の強化とともに、Linux コンパイラ (サーバー用途)、Android (Intel x86) コンパイラ、OS X (64bit) コンパイラの追加を盛り込む予定であると、2016年のロードマップにてアナウンスされている。Delphi の VCL / CLX / FMX は、コンポーネントと呼ばれるソフトウェア部品の集合で構成され、プログラマはこのコンポーネントを組み合わせて視覚的にアプリケーションを開発する方式となっているが、ユーザープログラマがコンポーネントを自由に作成して開発環境自体に組み込み、開発環境を拡張することが可能となっている。多くの有償/無償のコンポーネントが作成・公開され、開発環境を容易に拡張できるシステムはユーザープログラマからの支持も高いが、Delphi のバージョン毎に互換性が無い場合も多く、コンポーネントのソースコードが公開されている場合は使用している Delphi のバージョンに合わせて自分でコンポーネントのコードを修正する必要がある。有償/無償の製品、シェアウェア、フリーウェアが多数作成されている。Delphi 自身も Delphi によって作られている。かつて Borland 社から提供されていた VCL Scanner というツールを使うと、Delphi または C++ Builder で作成されたアプリケーションを調べることができた。現在では実行ファイルをダウンロードできないが、Delphi 5 でコンパイル可能なソースコードが公開されているため、実行ファイルを生成する事ができる。Embarcadero Prism (エンバカデロ プリズム) は、エンバカデロ・テクノロジーズ社が販売する .NET 向けの新たな統合開発環境である。以前は Delphi Prism と呼ばれていたが、XE2 より名称から Delphi が外れ、Embarcadero Prism となった。Delphi 8 以降、Delphi の .NET 開発用の環境 (Delphi for .NET) は Win32 版の VCL と互換性を持つフレームワーク VCL.NET と Microsoft のフレームワーク Windows Forms の両方をサポートしていたが、流石に無理があったのか Delphi 2007 では Windows Forms のサポートが打ち切られた。Delphi 2009 よりエンバカデロ・テクノロジーズは方針転換を行い、Delphi for .NET (Delphi.NET) を置き換える決定を下した。こうして生まれた Prismは、当初 Delphi の名を冠してはいたものの、実際は Rem Objects 社の言語コンパイラ Oxygene と Microsoft 社の IDE を使用する全く新しい製品である。Prism では VCL.NET はサポートされず、フレームワークのサポートは Windows Forms のみとなっている。Delphi for Win32 (Delphi Win32) とは異なり、Prism は更新が頻繁に行われる。単体製品版には初年度分の年間メンテナンス&サポートが付属しており、翌年度以降も契約更新が可能で、この契約期間中であればいつでも最新版を入手することができる。このため、バージョンアップ版の設定がない。また、一度契約が切れてしまうと新規での製品購入が必要である。さらに、RAD Studio 版には初年度分の年間メンテナンス&サポートも付属していないため、購入年度から加入していないとメンテナンスリリースを入手できないので注意が必要である。XE3(XE 3.2)が最終バージョンとなり、XE4 以降のバージョンは提供されなくなった。エンバカデロ・テクノロジーズは、今後の Prism の最新版は Rem Objects 社から購入するようにアナウンスしている。なお、Rem Objects 社は Prism の名称を用いず、Oxygene とする方針を打ち出している。これらの他、メンテナンスリリースが存在する。「Delphi Prism 2009」 は2008年12月2日に発表された。Prism の最初のバージョン。「Delphi Prism 2010」 は2009年8月25日に発表された。クロスプラットフォーム開発機能により、Linux 用のアプリケーション開発をサポート。「Delphi Prism 2011」 は2010年6月3日に発表された。クロスプラットフォーム開発機能がさらに拡張され、OS X、iOS 向けのアプリケーション開発をサポート。「Delphi Prism XE」 は2010年9月2日に発表された。Delphi Prism 2009、2010、2011 のライセンスが付属する。「Embacadero Prism XE2」 は2011年9月1日に発表された。Delphi Prism 2009、2010、2011、XE のライセンスが付属する。「Embacadero Prism XE3」 は2012年9月4日に「Embarcadero RAD Studio XE3」 の一部として発表された。Delphi / Embacadero Prism 2009、2010、2011、XE、XE2 のライセンスが付属する。最後のメジャーリリースとなった。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。