ソルトレイクシティ()は、アメリカ合衆国のユタ州の州都。同州の最大都市で、市内の人口は190,884人(2014年推計)であるが、周辺地域を含めた都市圏の人口は1,153,340人(2014年推計)におよぶ。末日聖徒イエス・キリスト教会が築いた宗教都市であり、同教の本部が置かれている。ロッキー山脈の西部にあたる州の北部に位置し、西部高原地域の経済・文化の中心地となっている。2002年には冬季オリンピック(ソルトレイクシティオリンピック)が開催された。ソルトレイクシティは末日聖徒イエス・キリスト教会(通称モルモン教)が拓いた町として知られる。1830年にジョセフ・スミス・ジュニアによって設立されたモルモン教は、教義や急激な拡大により度々周囲との衝突を余儀なくされた。1831年にミズーリ州ジャクソン郡インディペンデンスを拠点とするが抗争により追放される。続いてミズーリ州ファー・ウエストやイリノイ州ナヴーへの入植を試みるも失敗する。1844年、初代教祖ジョゼフ・スミス・ジュニアが暴徒の襲撃を受け死亡、ブリガム・ヤングに率いられたら1派はフロンティアを求めモルモン開拓者として西方に移動を開始した。1847年7月24日、グレートソルト湖南東の砂漠にヤングは都市を築くことを宣言した。周辺は山岳や荒野、塩湖に囲まれた苛酷な環境であったが、1848年の人口は5000人、翌年8000人と増加し、さらにゴールドラッシュの中継地点となったことが発展を確実なものとした。その後も駅馬車や大陸横断鉄道の要所として成長を続けたが、モルモン教を巡る混乱と議論はユタ戦争やユタ準州の昇格問題など、その後もしばらく続いた。第二次世界大戦中に太平洋岸の諸都市で強制収容キャンプに移住させられた日系人を戦後積極的に受け入れたことから、現在でもアメリカにおいて日系人の比率が高い都市の一つとなっている。ソルトレイクシティは北緯40度45分、西経111度53分に位置している。総面積は285.9 km² (110.4 mi²) である。同市はソルトレイクバレーに位置し、海抜1,320m(4,327フィート)の高地にある。ちなみに北緯はニューヨークとほぼ同じである。鉱産資源が豊富で、特に金の産出量は全米で1、2を争う。また、シリコンバレーのようにIT産業の発展を目指しており、ソフトウェアバレーと名乗って、誘致に乗り出している。市の西側にはグレートソルトレイク(大塩湖)が広がり、ここからソルトレイクの名が由来している。グレートソルトレイクはイスラエルの死海のように海水より塩分が濃い湖である。周辺には雪質の良いスキー場を多数有し、スキーリゾートの中心地としても賑わう。教育はソルトレイクバレーの中で最も進んでいる。1847年、先駆者のジェーン・ディルウォースは最初の末日聖徒イエス・キリスト教会会員の家族とその子供のために開拓者の住むテントを常に華美に保った。1800年代末、教育方針について多くの論争が巻き起こった。末日聖徒イエス・キリスト教会会員と非会員は学校での宗教教育のレベルに同意できなかった。多くの会員の高校生(日本の中学3年生~高校3年生に相当)は、「学校」と呼ばれる何らかの形式の宗教指示に出席している。高い出生率と教室の大きさから、ユタ州は学生一人あたりに費やされる額が他に比べ少ない。そのため多くの企業が学校に寄付をするなどして支援している。4つの高速道路が走っている。市内をユタ・トランジット・オーソリティー(UTA)が運営する路面電車(TRAX)と中距離電車(FrontRunner)が走っている。また大陸横断鉄道の駅があり、カリフォルニア・ゼファー号などが停車する。近年は交通事情の改善を目指し、近隣都市への鉄道の敷設が計画されている。ユタ・トランジット・オーソリティーが100以上の路線バスを運行している。ソルトレイクシティは複数の姉妹都市を有している:
出典:wikipedia
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