ジャンカルロ・ジャンニーニ(Giancarlo Giannini, 1942年8月1日 - )は、イタリア出身の俳優である。リグーリア州のラ・スペツィアでうまれ、ナポリで育った。ローマの国立演劇アカデミーで演技を学び、舞台俳優としてキャリアをスタートさせた。1973年に『愛とアナーキーの映画』でカンヌ国際映画祭 男優賞を受賞し、1974年に『流されて…』に主演、1977年には『セブン・ビューティーズ』でアカデミー主演男優賞にノミネートされるなど、一連のリナ・ウェルトミューラー監督作品で世界的に知られるようになった。1960年代後半からアメリカ資本の作品にも出演していたが、1980年代からアメリカ映画への出演が増加、1989年公開の『ニューヨーク・ストーリー』、1995年公開の『雲の中で散歩』、1997年公開の『ミミック』などに出演、特に2001年に出演した『ハンニバル 』のパッツィ刑事役は彼の存在を強烈に印象づけた。テレビと映画を合わせた出演作品は100本を超える。2014年9月、初の自伝“Sono ancora un bambino (ma nessuno può sgridarmi)”を上梓。携わってきた作品や監督・共演者についてのエピソードのほか、故郷リグーリアへの愛や自身の生い立ちと家族、夭折した長男への思い、料理と発明への情熱などを綴っているイタリアでは外国語映画をイタリア語に吹き替えて上映することが多いため、アル・パチーノ、ジャック・ニコルソンらの吹き替えで非常によく知られているほか、フランコ・ゼフィレッリ監督の『ロミオとジュリエット』のレナード・ホワイティング、ヴァレリオ・ズルリーニ監督『タタール人の砂漠』のジャック・ペランの吹き替えが有名である。またルキーノ・ヴィスコンティ監督『ルートヴィヒ』のヘルムート・バーガーの声も彼の吹き替えによるものである。1987年には脚本も手掛けた主演作『Ternosecco』で監督デビューをした。2010年には『I Looked In Obituaries』で23年ぶりに監督と主演を務めている。次男のアドリアーノ・ジャンニーニも俳優になり『流されて…』のリメイク『スウェプト・アウェイ』で父親の演じた役を演じた。18歳で演劇の道に進むまで電子工学を学んでおり、趣味はそれを活かした発明。『流されて…』等のウェルトミューラー監督作で共演し、2013年に死去した女優とは「きょうだいの様な仲」だったと述べている。日本語吹替は、ハンニバルで担当して以降、菅生隆之がほぼ専属してつとめている。
出典:wikipedia
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