『少年アシベ』(しょうねんアシベ)は森下裕美による日本の漫画作品、および、それを原作としたアニメ作品。1988年から1994年まで『週刊ヤングジャンプ』(集英社)に連載、単行本全8巻。1990年にはOVAが製作、1991年にはテレビアニメ『少年アシベ』、1992年には『少年アシベ2』が放送。2000年から2004年にかけて、続編に当たる『COMAGOMA』(コマゴマ)が連載。2011年から2012年まで『まんがタウン』(双葉社)にて、『少年アシベセレクション』刊行に合わせた『少年アシベ』より抜き再掲が、4色カラーに改稿したうえで行なわれた。2016年4月より23年ぶりに新作のテレビアニメが放映されている。ゴマフアザラシの赤ちゃんであるゴマちゃんと小学1年生の芦屋アシベ(あしや あしべ)達の交流を描いたギャグ漫画。それまでの4コマ漫画とは異なり、ストーリー展開が豊富で異なるキャラクターのドラマが同時に進行していくという、4コマ漫画の新たな活用が見られる作品。主人公の少年・芦屋アシベ(あしや あしべ)は近所に住んでいた同級生の阿南スガオ(あなん すがお)ととても仲が良かったが、小学1年のある時、大工職人であるアシベの父ちゃんが建築中の家を火の不始末で燃やすという事件を起こしてしまう。親子はそれまで住んでいた一軒家を引き払い、父ちゃんの実家付近である目黒区のアパートに転居。同時にアシベも転校することとなる。アパートに転居して間もない頃、道路を歩いていたアシベの目の前を通りかかったトラックから白い物体が落下。魚だと思ったアシベは夕飯として食べるつもりで家まで連れ帰った。父ちゃんが台所で切りさばこうとするが、魚ではなさそうだとして動物図鑑で調べてみると、ゴマフアザラシの赤ちゃんだとのこと。父ちゃんが「食って食えないことはないが(アザラシの赤ん坊が)かわいそうじゃないか」と言った直後、アシベの「じゃあ、こいつ飼おうぜ!」という一言で、『ゴマちゃん』と名付けて芦屋家の家族の一員として飼うこととなる。一方、アシベと離ればなれになったスガオは悲しみに暮れる毎日。その上、父の転勤に伴いネパールへ一家転住。山から下りて来たイエティ、学校に行けないスガオの家庭教師として依頼を請けた元修行僧などが家に居座ったり、フランス領コラコラ島(架空)に配転になるなど問題が多発。しかし、阿南家は日本に戻ってくることになり、アシベとスガオの2人は、クリスマスの日に無事再会を果たす。『少年アシベ』の続編として『週刊ヤングジャンプ』に連載、単行本全6巻。前作から以下の変更点などがある。1990年にポニーキャニオンよりOVAとして先行制作され、発売後にテレビアニメ化されている。1991年4月4日〜12月28日(少年アシベ)、1992年10月3日〜1993年3月27日(少年アシベ2)の2期にわたってTBS系で放送。1週に3話が放映される形式。アシベ1・全37回(計111話)、アシベ2・全25回(計75話)。なお、アシベ1の途中までは木曜19:00からのJNN全国ネット枠での放送であったが、後にローカルセールス枠に移動されて番組が打ち切りとなった地域も多かった。『JNN報道特集』の枠を移動した上で、『ちびまる子ちゃん』(フジテレビ系)にぶつける事も検討されたというが、アニメーション制作を請け負っていたライフワークが、当時『ちびまる子ちゃん』の制作を請け負っていた事と同じタカラがメインスポンサーや、原作の連載媒体である『週刊ヤングジャンプ』の発行元が『ちびまる子ちゃん』の『りぼん』と同じ集英社である事などの諸事情により実現せず、上記の枠となった。なお、1995年8月の夏休みにはTBSのローカルにてアシベ2の再放送を月曜日〜金曜日の10:30〜11:00に実施している(当時は「夏休み子どもフェスタ」と題し、同じタカラがスポンサードの『電光超人グリッドマン』の再放送と合わせて放送)。アシベ役は、OVAでは高山みなみが、テレビアニメでは坂本千夏が演じた。また、アシベの父ちゃん役は、OVA初期版では石丸博也が演じていた。ナレーションは中西妙子(少年アシベ初期のみ)→堀内賢雄(少年アシベ)→鈴木勝美(少年アシベ2)。中西は丁寧語でのナレーションだったが堀内・鈴木は比較的シリアスな口調だった。初期の原作は、青年誌掲載であるために森下の作風である大人向けの漫画だったが、テレビアニメはゴールデンタイムの放送であり、玩具メーカーのタカラ(現・タカラトミー)が番組スポンサーに入りぬいぐるみなどのキャラクター商品が展開されたこともあって比較的子供向けを重視した内容で作られ、原作の少々ブラックなギャグや描写は放送コードの関係上割愛されていた。タカラから売り出した主力商品の「じたばたゴマちゃん」は約40万個出荷する大ヒット商品となった。アニメ版の次回予告は一応各回で用意されていたがプレゼントの告知がある場合、次回予告が全く行われなかった(時間の関係上)。その予告は、アシベ1では(アシベ)「ゴマちゃーん、予告だよ、早く早く!」(ゴマ)「キュー!」、アシベ2では(アシベの母ちゃん)「アシベー、遊んでばかりいないで、予告やりなさーい!」(アシベ)「はーい!」(ゴマ)「キュー!」と、それぞれ言ってから始まった。なおアシベ1の木曜最後の放送となる第24回は、通常の予告は行われず、本作の一場面と放送枠変更のテロップで構成されたブルーバック映像を映し、局アナが放送枠変更のコメントを読み上げた。『少年アシベ GO! GO! ゴマちゃん』(しょうねんアシベ ゴー! ゴー! ゴマちゃん)のタイトルでNHK Eテレの『Let's天才てれびくん』アニメ枠にて2016年4月5日より毎週火曜日18:45 - 18:54(JST)に放送中である。※ 2016年10月4日放送分は特集番組『わらたまドッカ〜ン』放送のため放送休止。『月刊アクション』2016年6月号よりコミカライズ連載。原作森下裕美、作画おぎのじゅんこ、監修Team Goma。
出典:wikipedia
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