西武観光バス株式会社（せいぶかんこうバス）は、埼玉県所沢市くすのき台に本社を置く西武グループの貸切・乗合バス事業者である。練馬・大宮・狭山・秩父の4営業所において貸切バスを営業する他、大宮営業所において高速バスを、秩父営業所において一般路線バスを運行している。2008年10月10日からは秩父営業所管内全線で、PASMO・SuicaによるICカード乗車システムを導入した。西武観光バスは、西武バスが1989年に秩父営業所を分社化するにあたり、1988年に西武秩父バスとして設立された会社である。秩父地域の路線は、戦前に秩父自動車によってその骨格が築かれ、これを現・西武鉄道の前身である武蔵野鉄道が買収し、西武バスへと移行したものである。西武秩父バスの設立後は、西武バスより順次秩父市周辺路線の移管を受け、その後、西武バスが貸切バス部門の分社化を進めるにあたり、この受け皿として1996年に西武バスの埼玉県内における貸切バス事業も譲渡された。これに伴い、同年4月1日に社名を現在の西武観光バスに変更した。さらに、都内の貸切バス及び高速バスの一部も移管され、現在に至る。一般路線は全線が埼玉県秩父市野坂町にある秩父営業所の担当である。なお、小鹿野町に小鹿野車庫が、秩父市荒川贄川に分車庫として贄川車庫が存在する。"斜字"はこの停留所を終点とする系統が運行されていることを意味する。"斜字"はこの停留所を終点とする系統が運行されていることを意味する。西武秩父駅 - 三峰口駅 - 大輪 - 大滝温泉遊湯館 - 秩父湖 - 三峰神社（急行、左記バス停以外は無停車）西武観光バスが運行する高速路線は全線大宮営業所の担当であり、現在運行されているのは以下の路線である。大宮から池袋を経て伊勢志摩を結ぶ。もともとは、池袋 - 伊勢市と、池袋 - 鳥羽・志摩スペイン村であったものを大宮発着、伊勢志摩地区では鳥羽発着にして統合。（三重交通・三交伊勢志摩交通と共同運行）この路線は便によって途中経由地が異なる。（富士急山梨バスと共同運行）貸切車および高速車は西武バスに準じている。日産ディーゼルがバス製造から撤退するまでは同社製の車両が中心だったが、現在は主にいすゞ自動車および日野自動車製の車両を投入している。秩父営業所の一般路線車は中型車（日産ディーゼルRM）の割合が多く、閑散路線へ運用に入る。また、急行三峰神社線には用途外車が運用に入る。ちちぶ巡礼バスにはレトロバスを2台使用しており、その内の1台は「あの花」のラッピング車となっている。

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