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ラグナロック・ガイ

『ラグナロック・ガイ』は、日本の漫画家岡崎つぐおによるSF漫画である。『週刊少年サンデー』にて1984年34号から1985年52号にかけて連載された。『ジャスティ』と並んで岡崎のSF作品を代表している。タイトルおよび主人公ガイ・グレイバードの二つ名「ラグナロック・ガイ」の「ラグナロック」は、北欧神話で世界の滅亡を指す「ラグナロク」に由来する。当作品は未来を舞台にしたSFだが、主人公を導く存在として登場するウルト、スクルト、ヴェルダンディ(ノルン)をはじめ、特に物語後半に於いて北欧神話をモチーフとしたキャラクターが多数登場する。また神話から2度にわたり、ラグナロクの前兆、フィンブルの冬の到来と人々の争い合うさまが引用されている。2077年、地球統一連邦国家が成立し、A.T.(目覚(めざめ)し人類)暦が始まった。A.T.288年(2364年)には人類は7つの惑星に植民し、メルダー連邦とベガルダー連邦に分かれ250年にわたる戦争を続けている。地球は永世中立であったが、惑星マークス他2つの植民惑星で局地戦が続いていた。メルダー部隊7(チェイサーズセブン)の隊長ハニデュー・ハニーに、特殊機動部隊「30(サーティ)・サタン」のただ1人の生き残り、ガイ・グレイバードの抹殺指令が下る。彼は「ラグナロック(神々を滅ぼす男)・ガイ」の異名を持っていた。ハニーらは宇宙船で惑星マークスに到着し、ガイが部隊7の隊員を射殺したことでハニーは彼の居場所を突き止めたが、逆にガイはハニーを襲い、彼女を連れて森林地帯へ逃げ込み、そこで自分がメルダー連邦軍に追われる身となった経緯を語る。ガイを含む10人の精鋭で構成された30・サタンは敵との交戦で全滅したとされているが実は彼が他の隊員を倒していた。ハニーを射殺したガイに対し、軍は30・サタンの隊長、ガイに殺されたのを全身を強化バイオニックに換えて復活させたクロード・ローリングスを差し向けた。ガイへの復讐心に燃えるクロードの攻撃によって負傷したガイは、通りがかった移動医療車を止め、乗っていた看護婦のミユティカ・ダールに助けを求めた。ラグナロックだと名乗った彼を恐れつつも体を気遣って治療を続けるミユティカ。途中で科学者ドゥエルガルに捕まるが、ドゥエルガルは自分が作った優れた武器を使いこなせると見込んだガイを軍から守る。ガイを追跡するクロードだったが、上司で恋人のレイニーダがクロードを気遣って差し向けた部隊がガイの捕獲に失敗したことで、彼を逃がしてしまい、レイニーダを責める。再びガイを襲うクロードに対し、ガイは「30・サタンが俺を殺そうとしたから攻撃したのだ」と訴える。その日、30・サタンの隊員は、メルダー連邦を統治する巨大コンピュータ"LEAF"(リーフ)による洗脳を受けた。隊員の意識と"LEAF"をシンクロさせる作業により、隊員たちは個人の意識を奪われていったが、ガイだけが洗脳を逃れ、"LEAF"の傀儡となった仲間に攻撃されたため彼らを殺したのだった。死の間際にクロードはすべてを思い出し、ガイと和解した。軍の上層部、4人のクワシールと呼ばれる者達は、新たな軍勢S・A(スペシャル・エリーター)の5人を惑星マークスへ向かわせた。彼らを率いるのは2人のハニデュー・ハニーであった。フレイマン市に到着したガイとドゥエルガルはミユティカを彼女の勤める病院に送った。ミユティカはガイとの別れを拒むが、ガイは自分が彼女を愛してしまえば彼女も追われる身にしてしまうからと、彼女を置いていくことを告げる。ガイがフレイマン市に立ち寄ったのは自分が来て去った痕跡を残すことでミユティカらが軍に取り調べられないようにと考えたためだったが、彼が市を出る前にS・Aが到着し、日没後に戦闘をすることに。ドゥエルガルから新しい戦闘服と武器を受領したガイと5人との戦いが森の中で始まって間もなく、ベガルダー軍の重機動部隊がフレイマン市に侵攻してきたため、ハニーはS・Aを撤退させた。炎上するフレイマン市にいるミユティカとドゥエルガルを気遣い、ガイは1人で部隊に挑んで壊滅に追い込むものの、メルダー側の敵味方の区別のない反撃の中に姿を消す。地下シェルターで戦火を逃れていたミユティカとドゥエルガルは、3ヶ月の間ガイを探し続けるが、偶然会った屑鉄屋の1人で顔にひどい負傷をした民間人の男性をガイではないかと疑う。事実彼がガイで、負傷した顔のマスクで顔を隠しつつ、第3勢力のクエスチョナーズのメンバーと共に行動していたのだった。クエスチョナーズの力を借り、メルダー連邦の本星の1つ、惑星プラチナムへ侵入を試みる。プラチナムへの居住を許されているA級エリートを惑星の軌道ステーション「プラチナム・ゲートウェイ」まで運ぶ輸送船の乗員になりすましたガイは、プラチナムは全体に"LEAF"によるパーフェクトネットワークが張られており、入り込むにはネットワークに同調(シンクロ)するためのヘッド・リングを被る必要があると知る。エリートからリングを奪おうとステーション内の1室に侵入すると、そこで2人のハニーと出会い、2人の名がヴェルダンディとスクルト、かつて殺したハニーの名がウルトと教えられる。スクルトのリングを着け、小型シャトルで地上へ降りる途中、ガイはリングが洗脳機能を発揮したのに気付き、リングを外した。ハニーが簡単にリングを渡したのは、リングを外せばネットワークに異物と認識されて攻撃されるため、リングを装着し洗脳を受けざるを得ず、ガイをメルダー連邦も自分たちも手に入れられると知っていたからだった。プラチナムは異物がガイと知り、リングを外した者は市民であろうと抹殺する狙撃を始める。偶然リングを着けていなかった少女をガイは庇い、少女の母が投げたリングをとっさに着けたものの間に合わず射殺される。しかし彼の意識はリングを通じ、"LEAF"の1つ「ブレインズ5」を支配してしまい、クワシールとブレインズの管理者ブレインズ・マスターが恐れていたラグナロックが発動してしまう。他の4つのブレインズが5の消滅も覚悟で対応にあたる中、都市のエネルギーシールドで構成される幻影を新しい体として得たガイは、30・サタンがそうなるはずだった最強部隊ブレインズ・ガーディアンを次々に倒していく。ブレインズ・マスターが"LEAF"を停止させてラグナロックを消滅させるが、本当のガイは驚異的な回復力で甦り、実体としてブレインズ・マスターの前に再度現れてガーディアンを倒し始める。ガーディアンの攻撃は、リングを装着した彼を守るエネルギーシールドを破れない。そこへ、クワシールによってヴェルダンディ、スクルトが運ばれてきた。クワシールの幻影がガイに語る。"LEAF"の意思を取り込んだガイを抹殺するべく"大いなる意思(オーディン)"が試みたことは次々失敗したため、"時の女神"ノルンの1人、ウルトと接触させて過去に閉じ込めようとしたがこれも失敗したこと。3人のハニーはガイを愛するようにプログラムされ、ウルトは軍人としての使命感が勝ってガイを殺そうとしたが、ヴェルダンディとスクルトは今ガイを愛していること。だがガイはクワシールもハニーたちの愛も退けた。ガイがハニーたちの真意を確かめようと攻撃したその時、ブレインズ4が宇宙空間に持つ地対地指向性超高出力ブラスターが勝手に作動して、ガイたちのいるブレインズ5の建物を襲った。攻撃自体はシールドが防いだものの、気絶したガイと入れ替わるように、ブレインズ5のエネルギーが作り出したガイの幻影が現れる。幻影は、時の女神の本当の目的と自分の存在意義を知りたいと語り、ハニーたちはガイと愛し合うことでわかるかも知れないと答える。実体のガイが意識を取り戻し、再びハニーたちに攻撃を仕掛けたとき、"大いなる意思"がガイに語りかけた。ハニーへの攻撃は、クワシールのいう"大いなる意思"が本当に存在するのか確かめるための狂言だった。ハニーは、4人のクワシールと"LEAF"の合同意識のことだと語るが、ガイには、"LEAF"が完全に管理する超高出力ブラスターさえ自在に操る"意志"とはそれ以上の存在だという確信があった。各ブレインズにある"LEAF"に異変が起こり、"大いなる意思"によってクワシールも殺される。さらに"大いなる意思"はガイに「時の女神が導く」と告げ、地球へ行けと言う。プラチナム・ブレインズをコントロールしてきたプラチナム極点(トップ)が"大いなる意思"に破壊されたため、分割し安定させて利用してきた惑星規模のエネルギーが制御を失い、都市を守るブラスターが都市を攻撃する。ついには惑星自体が爆発するが、人々は爆発前に宇宙船で惑星マークスへと脱出した。10億人の大脱出(エクソダス)はマークスの夜空に無数の流星となって現れ、ドゥエルガルと共に空を見上げるミユティカがガイの無事を祈っていた。ガイとハニーたちが宇宙船で地球に降り立つと、原始人の姿の男たちに弓矢や槍で攻撃され、ハニーたちが連れ去られてしまう。彼女たちを捕らえた少女はヴァナのフレイヤと名乗り、ガイが道案内をさせた男はアサの者と名乗ったためフレイヤに殺される。フレイヤはガイたちが敵のアサ族でないと知ると、アサ族とヴァナ族が年に1回の祭で殺し合うこと、アサが憎いことを語る。フレイヤがガイをヴァナの長に引き合わせると、長は「神の声」がラグナロックを殺せと命じたと言って槍で攻撃してきたため、ガイは応戦して彼を気絶させる。長の体にマイクロチップが着いており、これが「神の声」を長に聞かせていた。レーザー兵器の攻撃を受けたことで、ガイは地球が原始の惑星というのはみせかけと気づく。ニッドヘグと名乗る神が長の口を借りてガイに語る。2世紀前に彼は"LEAF"を操り、人類の歴史をやり直すべくアサ族とヴァナ族を作った。しかしラグナロックはこの惑星には不要であるから立ち去れ、と。長が失神した直後、複数の機械兵器の攻撃を受け、兵器を破壊すると、ニッドヘグは今度はフレイヤの口を借り、対決は避けられないが人間たちのいる地域では戦いたくないためニブルヘイムへ来いと告げる。フレイヤは長の血縁者だったので、チップに届く神の声を精神感応によって聞くことができ、ニッドヘグは彼女をも操ることができた。ガイは、ニッドヘグが北欧神話に登場する毒竜の名であり、その根の1本が極北の国ニブルヘイムへ伸びている宇宙樹ユグドラシルの根を囓るとされていること、"LEAF"のフルネームが"ユグドラシルの葉("leaf")"であり「ユグ」とはオーディンの別名であること、またユグドラシルが神々の黄昏(ラグナレク)の到来で朽ちるとされており、ノルンとはその日までユグドラシルが枯れないよう手当てする女神であることを説明した。巨大コンピュータ"LEAF"がユグドラシルの葉程度の存在かもしれないと気付きハニーたちは驚く。神の声が眠っている長を通してフレイヤに伝わり、声の指示でガイたちは宇宙船に搭載されていたブレインズ・ガーディアン用の強装甲戦闘艇でまず妖精の国スヴァルトアルフヘイムへ飛び、徒歩で巨人の国ヨツンヘイムを進んだ。ヨツンヘイムで会った巨人は、自分が250年前に地球を守るため配属された「守り人」であること、ニッドヘグは自分の部下だったが彼のために他の守り人が全滅したことを話した。1人の異端者が仲間を滅ぼして神を名乗ったと聞き、自身も仲間を殺し「神々を滅ぼす男」と呼ばれていることから、"大いなる意思"がからんでいれば自分の場合と同じだと気付くガイ。ニッドヘグに導かれて現れたS・Aの攻撃のさなか、ニッドヘグに体を操られるフレイヤがガイを狙撃しようとするが、彼女はS・Aが放った銃弾からガイを庇って命を落とす。ガイはS・Aが乗ってきた宇宙船の制御機能を支配し、彼らに宇宙船のビーム砲を浴びせた。ニッドヘグが空に自分の幻を映し出してガイに語りかける。「フレイヤこそ自分が作り上げた地球の新人種であった」と言うニッドヘグを、ガイは「自分に都合のいい新しい種族を作り、プラチナムでの"LEAF"による文民統制と同じことをする私欲まみれの独裁者が神を名乗るか」と詰り、ニッドヘグは「高次元の力を得ながら使い道を知らない。分別なくその力を使えば250年前に地球を死の星にした行為と同じ過ちを犯す、プラチナムを破壊したように」と言う。ガイの体から意識体が飛び出して宇宙船のエネルギーシールドによって具象化された。ニッドヘグはそのガイを自分の意識の内宇宙=ニブルヘイムへ引きずり込むと自身の意識をクロードの姿としてガイと対峙する。ハニーたちはガイの肉体を守りつつ、守り人が感じ取ったニッドヘグの居場所へ共に向かうが、そこは対侵入用高出力ビーム砲に守られており、彼らは全身をビームに貫かれてしまう。ニッドヘグに有利なその内宇宙においてガイの力は吸収され、外見も急速に老いていくが、"大いなる意思"の使徒となったかのように内宇宙へ入り込んできた3人のノルンの力を借りて復活し、反撃する。不利とみたニッドヘグは自分の意識を体へ戻すが、地下にあった体はその直後に、満身創痍になりながらもニッドヘグの座る玉座の前に入ってきた守り人が振り下ろした剣によって、真二つに切断された。意識体のノルンたちが1つになり、意識体のガイをユグドラシル="大いなる意思"へと導いた。"LEAF"がベガルダー連邦も統治していること、人間が作り出した意識がすでに人間の手を離れたことを理解するガイに、"大いなる意思"は、両連邦のエリートは自然淘汰=神々の黄昏(ラグナレク)で消えていく運命だった、と語る。プラチナムを破壊したのは実は、戦場で逞しく生きる民間人(シビリアン)に比べ種としてひ弱になったエリートを淘汰しようとした"大いなる意思"であったが、住民はガイによって無事避難できたのだった。ガイは人類の半分以上を滅ぼそうとしたことを詰るが、"大いなる意思"は「存在に危機が迫ったときに種の進化が起こる」と告げる。さらに"大いなる意思"は2つの選択肢を示した。ガイが現在(ヴェルダンディ)を選べば淘汰されるべきエリートを消して自身が残された人類を導く。未来(スクルト)を選べば、淘汰されるべき種にも希望を与え、かつガイの肉体を復活させて彼や彼の子孫が戦争の終結を図る。ガイが選んだのは……。(登場順)(登場順)(登場順)

出典:wikipedia

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