『コボちゃん』は、植田まさしによる日本の4コマ漫画作品、およびこれを原作としたアニメ作品。読売新聞(朝刊)では、秋好馨の『轟先生』が1973年に終了して以降、4コマ漫画のない時期が続いていた。その後、1977年10月1日に「都内版」で4コマ漫画が復活し、12月31日まで『オーイ都民くん』(はざまえいじ)、1978年1月1日 - 12月31日まで『東京パンチ』(富永一朗)を経て、1979年1月1日に連載が開始された福地泡介の『OH!!ミスター』が8月1日以降「都内版」から社会面に移動。全国の読売新聞(朝刊)で4コマ漫画が復活したが、わずか1年(社会面移動後5ヶ月)で連載が打ち切りとなり、1980年1月1日から1982年3月29日までは秋竜山の『あっぱれサン』が連載されていた。その『あっぱれサン』の後継作品として『コボちゃん』の連載が開始された。『フリテンくん』や『かりあげクン』で4コマブームの火付け役となった植田まさしの初の新聞掲載漫画作品として、1982年4月1日から連載が開始された。2004年12月1日から、日本の全国紙の4コマ漫画としては初めてカラー化された。なお、コミックスでは依然としてモノクロのままである。2010年6月14日に連載1万回を達成した。なお、読売新聞での4コマ漫画の長期連載は鈴木義司の『サンワリ君』(夕刊連載)の全1万1240回を抜き、2014年現在では最長記録となっている。2012年4月1日に連載30周年を迎えた。本編以外では新聞休刊日や選挙での配達遅延などを告知する折り込み広告に、お辞儀しているコボちゃんが掲載されたことがある。蒼鷹社から単行本が第60巻まで発売されており、現在は芳文社が単行本の新規発行を承継し、第35巻まで発行されている(蒼鷹社版は現在Yahoo!ブックスでネット配信されている他、不定期でコンビニコミック版も刊行されている)。アメリカでも『"Kobo,the li'l Rascal"』というタイトルで翻訳出版され、人気を博した。その際、一部のコマが反転されている。原則として登場人物は年を取らないが、結婚や新たな登場人物の登場が描かれたりする他、2010年は実穂の誕生を境に登場人物が年を取るなどの変更が行われた。また、2011年4月6日掲載分よりコボの設定が幼稚園児から小学生に変更された(2010年12月12日掲載文でその件がある)。1992年から1994年まで、読売テレビ・日本テレビ系列でアニメ化(制作:エイケン)もされた(全63回)。現在、植田の作品の中で唯一、セリフにふりがながついている(初期には振られていなかった)。セリフでの登場人物の氏名表記にはカタカナが多く用いられる。2010年4月16日に、原作を扱った絵本が発売された(芳文社刊)。詳細は後述。植田自身は「コボちゃん」を「"コ"ボちゃん」ではなく「コ"ボちゃん"」と発音する。田畑家の下の名前は劇中ではほとんどカタカナ表記されているため、漢字表記されるのは稀である。東京都に住んでいる。現在まで、以下の通りテレビアニメ化されている。いずれも読売テレビ製作・日本テレビ系全国ネットで放送された。TVシリーズは1993年からOPに中央児童福祉審議会推薦番組というテロップが追加された。本編は全てモノラル放送だが、一部主題歌はステレオ放送だった。*はTVシリーズ以降のスタッフ上記テレビアニメの他、コボちゃんの「教育映画」のアニメも1992年に制作された。タイトルは『小さないのち コボちゃんの交通安全』。製作会社・各種スタッフはテレビアニメ版と同一で、交通安全をテーマとした14分の短編となっている。コボちゃんは友達のサトシくんと、親に内緒でオタマジャクシを取りに行った帰り道、喜び勇んでうっかり道路に飛びだして、そこにトラックが…。運転手さんに教わった急な飛び出しの危ないことや、酒屋さんから交差点の渡り方を習って今日あったことを反省する。連載1万回を記念して、芳文社から発売。植田が監修を務めた。全カラー印刷。全32ページ、定価1260円。2010年4月16日発売。
出典:wikipedia
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