『キップくん』は、植田まさし原作の4コマ漫画作品、およびそれを原作としたテレビドラマである。国鉄の駅員が主人公であり、駅での様々な出来事を描いている。『漫画プラザ』(辰巳出版)に掲載された。単行本全1巻(初版:1982年6月1日発行)。国鉄時代を舞台にしており、自動改札機は登場しておらず、ストや順法闘争、ホーム上での喫煙に関するネタも多く見られ、時代を感じさせる。舞台の駅は「新大久保駅」(まれに「新太久保駅」)と出てくるが、山手線と京浜東北線の同一線路運転や高架で無い描写も見られる事から、特定の駅を描写した訳ではないと思われる。また話により高架駅になったり跨線橋のある駅になったりもしている。単行本は絶版となっているが、近年、芳文社から発売された『まるごと植田まさしタイム』や『特盛まさし君』などに一部作品が再録された。ただし時代を考慮したのか国鉄や鉄道関連の描写が改変されている(例えば駅長のセリフで元々は「国鉄」だった所が「鉄道」に差し替えられていたり労組組合員の鉢巻が「国労」から「組合」に書き換えられていたり「集改札スト」だった所が「○×スト」に書き換えられていたりなど)。本作に登場するギャグには、その後現実の鉄道世界でも形を変えて実現したものが存在する。1985年6月24日・1986年2月17日に、『月曜ドラマランド』(フジテレビ系列、ただし一部地域除く)にて『おとぼけ駅員 キップくん』のタイトルで放送された。1作目は東武鉄道東武動物公園駅、2作目は国鉄(現:JR東日本)鶴見線新芝浦駅(ただし、実在する駅は無人駅となっている)の駅員という設定。
出典:wikipedia
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