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聖戦士ダンバイン

『聖戦士ダンバイン』(せいせんしダンバイン)は、1983年(昭和58年)2月5日から1984年(昭和59年)1月21日まで、名古屋テレビを制作局として、テレビ朝日系列で、毎週土曜日17:30 ‐18:00(JST)に全49話が放映された日本サンライズ(後のサンライズ)制作のロボットアニメである。オープニング映像上での作品タイトルは『聖戦士 Aura Battler ダンバイン』だが、公式的にも一般的にも放映当時から『聖戦士ダンバイン』のタイトルで扱われている。作品タイトルともなっているダンバインとは、主人公ショウ・ザマら「聖戦士」と呼ばれるパイロットが搭乗する昆虫をモチーフにした異形のロボット「オーラバトラー」の名称である。『無敵超人ザンボット3』から展開されたクローバーのアニメロボットシリーズ第7作であり最終作である。中世ヨーロッパに似た異世界バイストン・ウェルを舞台とするなど、新ジャンルに挑戦した意欲的な内容の作品である。前作『戦闘メカ ザブングル』に引き続き宮崎駿のアニメーション作品を意識しており、総監督の富野由悠季は本作を「『ナウシカ』にぶつけて、『ナウシカ』潰そう」と発言したという。出渕裕は、本作を「富野さん『ナウシカ』に影響受けているよな」「富野版ナウシカ」と言っている。福井晴敏は本作を(同じく1983年に開園した)「ディズニーランド」と評した。劇中に登場するオーラバトラーは全高が7メートル前後と比較的小型で、曲線を多用した生物的印象を色濃く持つなど、これまでのロボットが持つ直線的なデザインのそれとは一線を画している。メカデザインを担当した宮武一貴は「富野監督はロボットと人間のフィギュアをセットにした商品展開を考えており、フィギュアの顔を主人公と判別できる程度の大きさにした場合、それに合わせてロボットも無理のないサイズに収める必要があった」と、その意図を説明している。放映当時の日本では、まだファンタジー的世界観が一般には浸透していなかったため、前述のような革新的な試みは視聴者になかなか受け容れられず、結局番組後半では路線変更として舞台を現実世界に移すこととなった。また、当時の造形技術では複雑な曲線で構成されたオーラバトラーは玩具化・プラモデル化が難しく、昆虫をモチーフにしたデザイン自体も子供には怖がられ、商業的にも不振に終わった。このことについて宮武は「(昆虫は)僕らの子供の頃は馴染みが深かったのでスタッフ達には分からなかった」と話している。宮武は同時期に手掛けた『超時空世紀オーガス』でも曲面主体の主役メカデザインを試みており、やはりセールス的に不振に終わっている。なお、宮武は『オーガス』でのデザインワークを中心に行うため、本作の担当からは早々に降板しており、以後は出渕裕が引き継いだ。ただし、番組後半の主役メカ・ビルバインについてはスポンサーの仕様要求を基に湖川友謙が手掛けている。上記の通り、番組の特性上、多くの問題に見舞われたが、それでもポスト・ガンダムとして各アニメ誌上で頻繁に特集が組まれていた。また、アニメ放映と並行して富野自身が『野性時代』に連載した、同じバイストン・ウェルを舞台とする小説『リーンの翼』もヒットし、『現代用語の基礎知識』にて富野がノベルズ作家の1人として挙げられるほどの話題となった。オーラバトラーの生物的デザインは低年齢層からは敬遠されたが、モデラーを中心とした若年層以上の間では絶大な支持を集め、放映終了後も現在に至るまでガレージキットやアクションフィギュアが数多くリリースされ続けている。OVA作品としては、TVシリーズの後日談に当たる『New Story of Aura Battler DUNBINE』の他、前述の『リーンの翼』、さらにはバイストン・ウェルを舞台としたパラレル・ストーリーの『ガーゼィの翼』が制作されている。また、本作を題材にしたゲーム作品も制作され、PC-9800シリーズ用『聖戦士ダンバイン バイストン・ウェルの炎』、PlayStation用『聖戦士ダンバイン 聖戦士伝説』などが発売されている。また、テレビゲーム「スーパーロボット大戦シリーズ」「サンライズ英雄譚シリーズ」などにも登場した。玩具の売上不振を打開するため、ウイング・キャリバーからオーラバトラーへの変形を売りにした新主役メカ・ビルバインの投入と、物語の舞台をバイストン・ウェルから現実世界へと移行させ、派手なロボットバトルを前面に打ち出すことなどが決定した矢先、メインスポンサーであるクローバーが倒産してしまった。急遽、本作のプラモデルを販売していたバンダイがメインスポンサーとなり、新スポンサーにトミー(後のタカラトミー)を迎えビルバインの玩具販売を請け負ってもらうことで、辛うじて打ち切りは免れた。総監督を務めた富野は、バンダイにメインスポンサーを引き受けさせたサンライズ営業の努力には触れてもトミーの件には触れておらず、「この十数年、ダンバインのメインスポンサーが潰れたことを忘れていた」「バンダイ発じゃなかったから本作が消えていった(ガンダム一辺倒になってしまった)」などと発言している。実際、本放映中に富野自身が当初難を示したガンダムの続編となる「機動戦士Zガンダム」の企画が立ち上がったのも、バンダイをメインスポンサーにつなぎ止めようとした、サンライズ上層部の窮余の一策と考えられる。第1話について、富野は「そもそもあれが作劇上の失敗で、異世界に召喚されたショウ・ザマを一晩寝かせ(ワンクッション置いて)、翌朝から世界観の説明をだらだらとやった結果、主人公としての動機付けができず、その後も状況に対し能動的に動けない流されがちなキャラクターになってしまった。あそこで戦火の只中に投げ入れておけば、もっと物語も弾んだことだろう」と悔いている。また、第1話の完成したフィルムを見た時点で、富野は「自身の趣味性のみで作品を制作している」と感じ、番組内容を当初の構想から大幅に変更することを決意した。エピソード「東京上空」を可能な限り前倒しにし、オーラマシンが地上に出た時点で終わる予定だった内容を変更した。同時に自分の趣味性だけで終わらないようにシーラ・ラパーナを男性の老人から美少女に変更(これは脚本の富田祐弘が提案)した。それに伴いエンディングのみの予定だったエル・フィノも本編に登場することとなった。オーラシップは当初、オーラバトラーを運ぶための小型母艦として設定されていたが、「地上編」近くに来てオーラバトラーを有する各国が巨大なオーラバトルシップを建造、圧倒的な火力で地上を焦土と化す場面も見られた。中でもゴラオンは戦艦然としたデザインになっており、これについて富野は「例えばこういう言い方が出来る。出渕のアホが(笑)」ともしている。ただし、当の出渕によればゴラオンは富野の指示で"ヤマト"的にした物であり、巨大戦艦の存在自体にも否定的であった。最終話のシナリオ段階では、命を落とした登場人物達がミ・フェラリオとして生まれ変わることになっていたが、「それでは『伝説巨神イデオン』と同じ結末になってしまう」という富野の演出意図により、完成したフィルムからは削除されている。翌年アメリカのアニメイベントにパネリストとして参加した富野が、現地のファンから「『聖戦士ダンバイン』のラストは、あなたにとって不本意だったのでは?」との質問を受けた際に前述の返答をしたところ、なおも「それは了解したが、作品全体として考えると、やはりあの終わり方は消化不良なのではないか」と指摘され、富野は「ゴメン!」と謝った。バイストン・ウェルは、輪廻する魂の休息と修錬の場。海と陸の間に存在し、生体エネルギー「オーラ力(ちから)」によって支えられている。コモンと呼ばれる種族は中世ヨーロッパ的な封建制国家群を形成し、妖精の姿をしたミ・フェラリオ、その上位種族であるエ・フェラリオ、蛮族ガロウ・ランなどがそれぞれの勢力圏で互いに影響し合いながら(ガロウ・ランが、自らの超人的な能力をコモンに提供することで対価を得るなど)暮らしている。エ・フェラリオは、バイストン・ウェルの天井部分に当たる水の天界「ウォ・ランドン」に棲息しているが、下級妖精のミ・フェラリオは30センチ前後の大きさで背中に2対の翅を持ちコモンの世界にも現れる。本来、生死以外にバイストン・ウェルと地上界を往来することは不可能だが、エ・フェラリオの力や偶発的な事故などによって開かれる「オーラ・ロード」を通ることで、稀にそれは発生する。ある日、コモン界にある「アの国」の地方領主ドレイク・ルフトは、捕獲し水牢に幽閉したエ・フェラリオのシルキー・マウを脅し、地上人(ちじょうびと=我々の住む地上界の人間)ショット・ウェポンとゼット・ライトをバイストン・ウェルに召喚する。ロボット工学に明るいショットはバイストン・ウェル固有のオーラ力に着目し、それをエネルギー源とする「オーラマシン」を開発、バイストン・ウェルに初めて「機械」をもたらした。当初はユニコン・ウー(馬に似た動物)に代わる移動手段程度の物だったが、やがて飛行兵器オーラ・ボム、さらには巨獣の甲殻を外装にまとい、内蔵された人工筋肉を電子制御によって駆動する人型兵器「オーラバトラー」(「巨人騎士」とも呼ばれる)へと発展した。ドレイクはオーラマシンの圧倒的な力を手に入れたことでバイストン・ウェル全土を掌握するという野望を抱き、既に旧式となったオーラマシンやその技術を他国に輸出することで莫大な資金を得た。さらには強力なオーラ力を持った地上人を戦士として利用するため、再びシルキー・マウにオーラ・ロードを開かせ、試作オーラバトラー・ダンバインのパイロットとしてショウ・ザマ、トッド・ギネス、トカマク・ロブスキーの3人を召喚した。ショウは突然の異世界に戸惑いながらも、ただ言われるままにドレイクの対抗勢力である同じアの国の地方領主「ギブン家」との戦いを重ねていたが、ドレイクの娘でギブン家の長男ニー・ギブンと恋仲のリムル・ルフト、ギブン家に味方する地上人マーベル・フローズンの説得によりドレイクの真意を悟り、ダンバインと共に出奔。ニーの指揮するオーラシップ「ゼラーナ」に身を寄せる。各国はオーラマシンの開発競争にしのぎを削り、戦乱は拡大の一途をたどると共に混迷の様相を呈していった。オーラ増幅器によりオーラバトラーを扱えるようになったコモンの騎士の登場やドレイクの新たな地上人の召喚を経て、遂には主要各国が巨大なオーラ・バトル・シップを持つまでに至った。フェラリオの長であるジャコバ・アオンは、目に余るコモンの蛮行に業を煮やし、その意志と力により全てのオーラマシンとそれに関わる全ての者をバイストン・ウェルから放逐した。これにより、世界各地にオーラマシンが出現し戦いの舞台は地上界へと移る。オーラマシンの圧倒的な力で地上をも我が物にせんとするドレイク率いるアの国とビショット・ハッタが治めるクの国、その野望を阻止せんとするナの国の若き女王シーラ・ラパーナとラウの国のエレ・ハンムの下に集う連合軍は、世界各国を巻き込んだ全面戦争へと突き進んで行く。地上人であるショット・ウェポンが造り出したオーラ力と呼ばれる人の精神エネルギーを動力源とする機動兵器の総称。主に「恐獣(強獣)」と呼ばれる巨大肉食獣の筋肉繊維や甲殻等を用い製造され、多くは昆虫に似た外観(一部の物やオーラシップは除く)を持つ。基本素材に生物の一部を利用しているため、長期間稼動しないと腐敗や劣化が進むことがあり、水中に沈めて保存する場合がある。地上界でオーラマシンを使用した場合の特徴として、その火力はバイストン・ウェルとの大気の密度の違いから膨大な破壊力を発揮する反面、深度の深い海中などで活動した場合は生体パーツによる問題から水圧に耐え切れず圧壊しやすい。用途・形状などにより、「オーラ・バトラー」「オーラ・シップ」「ウイング・キャリバー」などに分類される。上記4曲を収録したEPレコードは、いずれもキングレコード(スターチャイルド・レーベル)から発売され、何度かCD化もされている。富野由悠季は、本作以降もバイストン・ウェルを舞台とする小説やアニメを多数発表しており、ガンダムシリーズと並ぶライフワークとなっている。『コミックボンボン』および『TVアニメマガジン』の連載はテレビシリーズ放映と同時期、『サイバーコミックス』の掲載はシリーズ終了後。テレビ放映終了後に全3巻の総集編が発売された。各巻に1話ずつ、全3話からなる新作(OVA)『New Story of Aura Battler DUNBINE』が1話ずつ収録された。設定上はテレビシリーズの続編(未来世界)とされるが、世界観などの内容はやや異なる。本作のプラモデルはバンダイより発売されている。バイストン・ウェルにおける長さの単位「メット」をメートルと解釈し、72分の1スケールと48分の1スケール、ダンバインのみは24分の1スケールも含めてのオーラバトラー各機がプラモデル化された。また、550分の1スケールで主人公の母艦であるオーラシップ・ゼラーナが発売された。メカニカルなロボットではなく「巨大生物の甲羅を装甲材料にしている」という設定を反映し、当初の製品は表面に「梨地加工」という不規則な細かい凹凸状のモールドが施されていた。しかし、パーツの合わせ目を消すためにやすりをかけると、その部分の梨地モールドも消えてしまい、合わせ目を消した上で全身を均一な質感に仕上げるためには、結局全ての梨地を削り落とす必要があるため、模型雑誌やモデラーからは不評の対象となった。さらに、最初期に出た主役機である「72分の1 ダンバイン」は「似ていない」という評価があったため、放送中に金型を作り直して修正版が発売され、バンダイの発売する冊子『模型情報』1983年8月号で告知された。プラモデル自体の評価はそれほど高くなかったが、ボックスアートとして使用された開田裕治によるテレビ版以上にファンタジー要素豊かに描かれたオーラバトラーのイラストは好評だった。開田の描くオーラバトラーの翅の描写は模型にフィードバックされ、当初は分厚い磨りガラス状の透明パーツで成形されていた翅が、後期の商品では昆虫の翅のようなデザインとなっている。なお、プラモデルの旧態依然としたロボット的解釈に飽き足らないモデラーにより、模型雑誌には生物的表現の改造作例が数多く発表された。これを受けて、怪獣模型の解釈を取り入れたガレージキットが海洋堂、コトブキヤなどから発売された。これらの製品には、出渕裕が『B-CLUB』誌に発表した企画、「オーラ・ファンタズム」に登場するオリジナル・オーラバトラーの模型も含まれていた。ガレージキットによって得られたノウハウは、後にバンダイやメガハウスのアクションフィギュアに活かされることとなる。2000年になって、当時の最新技術でリメイクされた「HGAB(ハイグレードオーラバトラー)」としてシリーズ化され、72分の1スケールのダンバイン、トッドダンバイン、トカマクダンバイン、ビルバイン、ズワァース、レプラカーン、ビアレス、ライネックの8種類が発売された。また、同年には35分の1スケールの「MG(マスターグレード)ダンバイン」も発売された。「ぱちんこCR聖戦士ダンバイン」として2015年にサミーより登場予定。永野護の漫画『ファイブスター物語』に登場するモーターヘッド・ファントムとバナロッテは1994年頃、永野が『聖戦士ダンバイン』の劇場用完全新作に向けたオーラバトラーのデザイン依頼を富野から受けて描いたものである。

出典:wikipedia

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