『名門!第三野球部』(めいもん だいさんやきゅうぶ)は、週刊少年マガジンに連載されていたむつ利之原作の漫画作品、もしくはそれを原作としたテレビアニメ。1989年8月8日には、バンダイによってゲーム化もされた。この漫画の実質的な続編として「上を向いて歩こう」「復活!!第三野球部」がある。名門・桜高校野球部の三軍、通称・第三野球部の檜あすなろとその仲間たちの挑戦と成長を描いた野球漫画。それまで、お色気ギャグマンガを中心に執筆していた作者が、初めて発表した本格的なストーリーマンガで、この作品以降、作者であるむつはギャグ主体からストーリー主体へとその作風を変える事となる。当時週刊少年ジャンプで人気のあった『県立海空高校野球部員山下たろーくん』に対抗して作られた作品であり、小柄でいじめられっ子だった主人公がエースとして成長していくなど、いくつかの共通点がある。「飛翔編」のストーリーは、選手達が悪徳オーナーに敵対するなど、映画「メジャーリーグ」に強く影響を受けている。本作に登場する「弾丸ボール」は手塚一志が提唱したジャイロボールと原理・効果ともに似たものであり、時期的に考えてジャイロボールの理論以前に考えられたと推察される。また、後述する「千葉マリンズ」で千葉ロッテマリーンズに先んじて「千葉のプロ野球チーム」という設定や「MARINES」(英語表記)の名称を登場させている。檜あすなろたち三軍こと第三野球部は、ある日監督から解散命令をされる。しかし野球部に入ったのなら最後に試合をさせてほしいという要望から、勝ったら一軍に上がるという条件で一軍と試合をすることになる。飛翔編では、セ・リーグの架空の球団で万年最下位の千葉マリンズに、檜あすなろと桑本聡が入団する。そのマリンズは、今シーズンで球団身売りという噂が…。オーナーの度重なる嫌がらせに、マリンズ一同はどう立ち向かうのか?甲子園常連の名門校。野球部は三軍まであり、三軍は実質戦力外とされている。一軍の伝家の宝刀・プッシュバント攻撃は、全国でも恐れられている。一軍対三軍の再戦以降、一軍の選手は京本、桜井の2人を除き、ほぼ全員退部したものと推測される。二軍の部員達の存在は一切作中で描かれていないため不明。また、三軍の一軍昇格後もユニフォームは三軍時代から変更されなかった(胸に『第三』の文字が入ったもの)。校名の由来は長嶋茂雄の出身校の佐倉高校。桜高校と共に甲子園の座を争う名門校。過去にプロ野球選手を輩出している。通称「逆転の銚子工業」。校名の由来は甲子園優勝校である銚子商業高校。通称「悲運の黒潮商業」。所以は、甲子園に届きそうで届かない、惜しいところでエラーが起きるというものだが、単に選手が意識しすぎてプレッシャーに弱いだけだった。全員が鉄下駄を着用している。通称の由来は成東高等学校と考えられる。青森代表。派手さはないが、堅実で粘り強い野球が身上。陸奥高の選手は、一部場面で顔・名前・ポジションが一致しなくなっているが、決勝戦のものを掲載する。アメリカ学生選抜チーム。桜高、陸奥高のメンバーに、桑本を加えた日本選抜チームと、ハワイで3戦した。ここでは、ハワイで出会った選抜チーム以外の人物もまとめて掲載する。飛翔編に登場する架空のプロ野球の球団。セントラル・リーグに属している。飛翔編の連載当初はロッテオリオンズの千葉移転が決定しておらず、現在の「千葉ロッテマリーンズ」とは無関係。あすなろ、桑本が入団することになる。途中、オーナーにより球団が何度も窮地に立たされるが、あすなろ達の活躍により球団史上初のリーグ優勝そして日本一となる。飛翔編に登場する、マリンズ以外のプロ球団所属選手。ほとんどが実在選手をモデルにしている。1988年10月22日から1989年9月29日までフジテレビ系列で放送された。全40話。1985年以来、これまでフジテレビ系土曜19:30枠においてはギャグ作品を放映してきた(『ハイスクール!奇面組』→『ついでにとんちんかん』)。しかし昭和天皇が1988年(昭和63年)9月19日に吐血し、病臥によりギャグ作品が自粛となったため、それまでとは180度違う硬派なシリアス一直線な野球アニメ作品として本作が放映された。事実上、昭和に放送開始された最後のアニメとなった。初回から第17話の1989年3月25日までは毎週土曜19:30〜19:58に全国ネットで放送されたが、第18回の1989年4月14日から最終回までは毎週金曜16:30〜17:00に関東ローカルで放送された。東海テレビ・テレビ新広島などでは打ち切りになっている(東海地区の未放送分はメ〜テレ・テレビ愛知での再放送後に引き続き放送された)。第一期OPはユニコーンの『デーゲーム』との競作であり、結果上記の物が採用された。
出典:wikipedia
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