白雲楼ホテル(はくうんろうホテル)は、石川県金沢市湯涌温泉にかつて存在した温泉ホテル。1932年(昭和7年)桜井兵五郎により開業した豪華なホテルで、かつては東洋一といわれ、GHQが保養施設として接収したり、昭和天皇・皇后が食事をとったことがあるなど栄華を極めていたが1999年(平成11年)倒産した。北欧の様式と南欧の様式、日本の様式を巧みに織り交ぜた外観で本館玄関はフランク・ロイド・ライトの設計だったという。内部も相川松瑞の大襖絵が描かれた大広間や、宮本三郎の壁画が描かれたダイニングルーム。日本照明学界最優秀賞を受賞した大浴場など豪華で、壁や欄干の一つ一つに至るまで凝っていた。このため登録有形文化財に登録されることとなった。倒産後は、元の建築が美しかったため廃墟独特の美的価値が生じ、廃墟マニア達をひきつける存在になっていた。その一方で知名度が上昇するに従い、暴走族やホームレスなどが入り込んでは宴会や落書き、破壊行為や放火までするようになり、また、雪国においてメンテナンスを受けられなかったことから雪の重みなどで自然倒壊するなど荒廃は進んでいき、取り返しの付かない状態に至ったことから、市は保存を断念、文化財指定を解除し、解体を決定した。
出典:wikipedia
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