『ザ・フラッシュ』("The Flash")は、アメリカ合衆国のDCコミックが刊行しているアメリカン・コミックスのタイトル、および架空のスーパーヒーローの名称。テレビドラマ化やビデオムービー化もされた(映像作品を参照)。胸に稲妻のマークのついた真紅のコスチュームを身にまとい、超スピードで疾走する。別名は「地上最速の男」。4代目まで存在するので、「地上最速の男たち」である。本項では、彼らのサイドキック(助手)を務めるキッド・フラッシュについても説明する(初代キッド・フラッシュ、2代目キッド・フラッシュ(インパルス))。本名、ジェイソン・ピーター・"ジェイ"・ギャリック。本拠地はキーストーン・シティ。初出は『フラッシュコミックス』("Flash Comics")#1(1940年1月)。大学生の時、原子の振動実験中の液体「ハード・ウォーター」を浴びたことが原因で、超高速の能力を手に入れる。彼は幼い頃に憧れていたパルプ小説のヒーロー「ウィンドランナー」に自らをなぞらえ、クライムファイター(犯罪者退治専門のヒーロー)としての活動を始めた。亜光速で走ることが出来、老化が遅い。ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ(JSA)創立メンバーの一人。スピードフォースとの関連性は不明。コスチュームはギリシア神話のヘルメスをモチーフにしている。一度は引退したが、新生JSAに加入するため復帰した。本名、バーソロミュー(バリー)・ヘンリー・アレン。本拠地はセントラル・シティ。初出は『ショーケース』("Showcase")#4(1956年10月) 。警察の化学班で働いていたバリー・アレンは、実験室で雷に打たれ、無数の薬品を浴びたことをきっかけに超高速で走る能力を得た。コミックで憧れていたフラッシュ(初代) にちなんで自らフラッシュを名乗り、クライムファイターとしての活動を始める。ジャスティス・リーグ(JLA)創立メンバーの一人。『クライシス』("Crisis on Infinite Earths")事件の際に、アンチモニターの計画を食い止めるため、反物質砲の内部に降り、反物質の流れを逆転させることに成功するが、全生命力を燃やしつくして死亡。彼の人知れぬ活躍により、多次元宇宙崩壊の危機は回避された。だが、『インフィナイトクライシス』("Infinite Crisis")事件において、バリーは命を落としたのではなくスピードフォースの存在する別次元に封じ込められていたことが判明、そして『ファイナルクライシス』("Final Crisis")事件で別次元からの帰還を果たし、ヒーロー活動を再開する。本名、ウォーレス(ウォーリー)・ルドルフ・ウェスト。本拠地はキーストーン・シティ。キッド・フラッシュとしての初出は、『フラッシュ』("the Flash")#110(1960年1月)、3代目フラッシュとしての初出は、『クライシス・オン・インフィニット・アース』("Crisis on Infinite Earths")#12(1986年3月)。少年時代のウォーリーは、叔父のアレン(2代目フラッシュ)の研究所を訪れた際に落雷とともに化学薬品を全身に浴び、超高速の能力を手に入れた。彼はフラッシュのサイドキック(助手)、キッド・フラッシュとして活躍する一方、ティーン・タイタンズを結成した。しかし、『クライシス』事件でバリー・アレンが名誉の戦死を遂げたことから、叔父のコスチュームとフラッシュの名を受け継いで、3代目フラッシュとなった。『インフィニット・クライシス』("Infinite Crisis")事件の際、スーパーボーイ・プライム(並行宇宙からやってきた)をスピードフォースの中に封じようと限界まで力を発揮した結果、別次元へと消え去った。しかしその後、後を継いだ4代目フラッシュが死亡するのと前後して再び元の世界に帰還し、ヒーローにも復帰する。本名、バーソロミュー(バート)・アレン2世。本拠地はキーストーン・シティ。初出は『フラッシュ』Vol.2#92(1994年3月)。バリー・アレン(2代目フラッシュ)の実の孫。スピードフォースの制御法を学ぶため未来からやってきた(未来では力をコントロールできず、少年程度の年齢まで一気に成長してしまっていた)。当初はインパルスを名乗り、後に2代目キッド・フラッシュとなった。『インフィニット・クライシス』("Infinite Crisis")事件の際、スーパーボーイ・プライムを連れてスピードフォースへ突入したのち別の時間軸を過ごし、元の世界に戻った時は青年にまで成長していた。その際能力を失うが、1年後に能力を取り戻して4代目フラッシュとなる。しかしのちに、フラッシュの宿敵が集まったチーム「ローグズ」との戦いで能力を奪われ、命を落とす。フラッシュのように超高速移動を能力とするヒーローたちは「スピードスター」と呼ばれる。DCコミックにおけるスピードスターたちの高速移動は、単純な身体能力ではないとされている。DCコミックのスピードスターたちはスピードフォースにアクセスすることで、無尽蔵な運動エネルギーを引き出して高速移動を行っている(マーベルコミックスのスピードスターの場合は、彼らの純粋な身体能力である。例:X-メンのクイックシルバー)。この原理を発見したのは、3代目フラッシュだった(『ターミナル・ベロシティ』TPB、1995年)。このリンクを強化することで彼は光速で走れるようになり、歴代フラッシュ最速となっている。「アース1」などのDCユニバースに隣接する次元。意志を持った運動エネルギー(純粋な運動エネルギー)が住む世界。スピードフォースから運動エネルギーを引き出すことにより、彼らはさまざまな能力を行使する。その他の主なスピードスターは、以下の通り。テレビシリーズとビデオムービーは、主演で実写作品。その他の登場作品でレギュラーを務めたのは、テレビアニメ『ジャスティス・リーグ』のみである。太字は主要作品、それ以外は共演作品など。テレビシリーズ『超音速ヒーロー ザ・フラッシュ』(原題:"The FLASH"、1990年、アメリカ)
出典:wikipedia
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