オオハクチョウ(大白鳥、"Cygnus cygnus")は、カモ目カモ科ハクチョウ属に分類される鳥類。ユーラシア大陸北部、アイスランドで繁殖し、冬季になるとイギリス、イタリア北部、スイス、中華人民共和国東部、朝鮮半島、カスピ海や黒海沿岸で越冬する。日本では冬季に主に本州以北に飛来する。日本国内で最も生息数が多いのが宮城県、越冬地としては根室、風蓮湖(北海道)、大湊、小湊(青森県)、八郎潟(秋田県)、瓢湖(新潟県)、牛久沼(茨城県)、宍道湖(島根県)などがある。全長140-165センチメートル。翼開張218-243センチメートル。全身の羽衣が白いが、個体によっては鉄分の多い湖沼で水中の水草などを採食する際に頭部や首が錆色や黄褐色を帯びることがある。虹彩は褐色。嘴は黒く、上嘴基部は黄色で黄色部が鼻孔下部に突出し尖ったような形状になる。鼻孔は嘴の中央よりもやや前方に開口する。気管が長い紐状で胸骨内で上方に向かう。後肢は黒い。雛の綿羽は淡灰白色。幼鳥の羽衣は灰褐色で、嘴基部が淡ピンク色。4-7個の卵を産む。抱卵期間は36-40日。雛は孵化してから2か月で飛翔できるようになる。長距離を飛翔する鳥としては最大級で、身体が重いため、離陸時は助走を必要とする。鳴き声は大きく、「コォー」と鳴く。シベリアやオホーツク海沿岸で繁殖し、日本には越冬のため千島列島を経由し渡来する。食性は草食性が強く、水中や水面の水草を採餌したり、陸上で落ち穂や青草を食べる。白鳥は東西で愛された鳥で、さまざまな伝説・神話に登場する。
出典:wikipedia
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