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ハリガネムシ

ハリガネムシ(針金虫)とは類線形動物門ハリガネムシ綱(線形虫綱)ハリガネムシ目に属する生物の総称。ミミズや線虫などと違って体に伸縮性がなく、のたうち回るような特徴的な動き方をする。体は左右対称で、種類によっては体長数 cmから1 mに達し、直径は1 - 3 mmと細長い。内部には袋状の体腔がある。表面はクチクラで覆われていて体節はない。また、クチクラで覆われているため乾燥すると針金のように硬くなることからこの名がついた。カマキリ(主にハラビロカマキリに寄生)やバッタ、カマドウマ、ゴミムシ、コオロギ等といった昆虫類の寄生虫として知られている。地方によっては「ゼンマイ」とも呼ばれる。アメリカでは馬を洗う水桶の中から発見されたことから"horsehair worm"という俗称がある。世界中で記載されているのは326種(2014年時点)であるが、実際には2000種以上いるといわれている。日本では14種(2014年時点)が記載されている。ジャガイモや大根などの害虫として知られている「ハリガネムシ」は本種ではなく、コメツキムシの仲間のマルクビクシコメツキ、クロクシコメツキ、クシコメツキ、トビイロムナボソコメツキ、コガネコメツキ等の幼虫である。水生生物であるが、生活史の一部を昆虫類に寄生して過ごす。オスとメスが水の中でどのように相手を捜し当てるかは不明だが、雄雌が出会うと巻き付き合い、オスは二叉になった先端の内側にある孔から精泡(精子の詰まった囊)を出し、メスも先端を開いて精泡を吸い込み受精させる。メスは糸くずのような卵塊(受精卵の塊)を大量に生む。1、2か月かけて卵から孵化した幼生は川底で蠢き、濾過摂食者の水生昆虫が取り込む。幼生は身体の先端に付いたノコギリで腸管の中を進み、腹の中で「シスト」の状態になる。「シスト」は自分で殻を作って休眠した状態であり、-30℃の冷凍下でも死なない。水生昆虫のうち、カゲロウやユスリカなどの昆虫が羽化して陸に飛び、カマキリやカマドウマなどの陸上生物に捕食されると寄生し、2 - 3か月の間に腹の中で成長する。また、寄生された昆虫は生殖機能を失う。成虫になったハリガネムシは宿主の脳にある種のタンパク質を注入し、宿主を操作して水に飛び込ませ、宿主の尻から脱出する。池や沼、流れの緩やかな川などの水中で自由生活し、交尾・産卵を行う。寄生生物より外に出る前に宿主が魚やカエルなどの捕食者に食べられた場合、捕食者のお腹の中で死んでしまうが、捕食者の外に出ることができるケースもある。カワゲラをはじめとする水生昆虫類から幼生および成体が見つかることがある。また、昆虫だけではなくイワナなどの魚の内臓に寄生する場合もある。ヒトへの寄生例が数十例あるようだが、いずれも偶発的事象と見られている。ハリガネムシを手に乗せると、爪の間から体内に潜り込むと言われることがあるが、全くの俗説で、成虫があらためて寄生生活にはいることはない。寄生虫であるハリガネムシが河川に飛び込ませた宿主であるカマドウマやキリギリス類は、イワナやアマゴなど、渓流に住む河川性サケ科魚類の貴重なエネルギー源となっている。神戸大学大学院理学研究科准教授の佐藤拓哉らによる調査結果では、渓流のサケ科の魚が年間に得る総エネルギー量の約6割を、秋の3か月程度に川に飛び込む寄生されたカマドウマで占めている。カマドウマなど陸の虫が川の中に入ってくることで、川の水生昆虫はあまり食べられなくなり、水生昆虫類の餌である藻の現存量が減り、落ち葉の分解速度が促進される。カマドウマを飛び込ませないようにすると魚は水生昆虫を食べるようになり、その結果藻が増え、落ち葉の分解が遅れ、生態系が変わってしまった。佐藤らは、ハリガネムシのような寄生虫が森林と河川の生態系に影響をおよぼしていることを、世界で初めて実証した。ハリガネムシが寄生する昆虫が川に落ちるのは、主にゴミムシに寄生する北海道では6-7月頃がピークで、本州では秋である

出典:wikipedia

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